真の挙党体勢を求める議員有志会見〜川内博史衆議院議員 辻恵衆議院議員 黒田雄衆議院議員 2011.2.14

記事公開日:2011.2.14取材地: テキスト動画
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 2011年2月14日、午後3時から開かれる民主党役員会の前に、午後2時から「真の挙党体勢を求める議員有志」による会見が行われた。

 冒頭、川内博史衆議院議員が発起人として挨拶。続いて、辻恵衆議院議員が「検察審査会議決による起訴」の解説と、衆議院一期生の黒田雄議員が、北辰会の代表として報告した。

■ハイライト

  • 日時 2011年2月14日(月)
  • 場所 参議院議員会館(東京都千代田区)

発起人の川内博史衆議院議員から挨拶

 多くの国民の皆さんは、民主党が民主党でなくなりつつあるのではないか。あるいは政権交代の時あんなに期待したのに一体何なのだと思われているのではないか。

 愛知・名古屋の大村氏、河村氏の庶民革命は、約束を守ろうとする執念を見せる「減税日本」の勝利であった。約束を簡単に反故にする「増税日本」では民意を得ることはできない。

 民主党は「国民の生活が第一」を約束して政権を担当させていただいた。国民との約束を果たすために、何よりも大事と考えるのは党の団結である。参議院選挙の惨敗の結果、国会はねじれ、臨時国会では補正予算を通すのにも苦労し、法案の成立率も極端に低かった。この通常国会では、更なる困難が待ち受けている。

 平成23年度の予算案、予算関連法案は厳しい経済状況の中で、また厳しい国際環境の中で、自民党や公明党が菅内閣の倒閣に動き出している中で、社民党の協力を得て衆議院での再議決をを視野に入れて何がなんでもこれらの成立を図っていかなければならない。

 それには、何よりも党の団結。党が一枚岩でなければ、他党に協力を呼びかけるどころではなくなってしまう。菅総理、岡田幹事長は、政策的には政局的にも自説に固執することなく、自説を党所属議員に押し付けることなく、党団結に向けた方針を示していただきたい。

 端的に申し上げれば、小沢一郎氏の問題は小沢一郎氏に任せて、内閣あるいは党は、先週の党首討論での消費税増税発言のように党でも政府でも一切議論されていないことを、勝手に発言することではなく、国民との約束を守ることに全力を傾注すべきであるということ。

 本日(2月14日)3時からの党役員会において、真の挙党態勢構築に向けての建設的な議論が行われることを期待している。何かある度に、小沢氏のことを持ち出し「小沢問題」に逃げ込むことを、いい加減にやめるべきである。

 政治が、政権与党が本来果たすべき役割は、誰か一人の政治家を攻撃することではなく、国民の生活が第一の予算案や法律、政策を徹底的に議論して成立させ、国民生活を安定・向上させることのはずである。

 私たちは真の挙党態勢を構築するために、有志一同で志を同じくし集まった。3時からの役員会では、巷間伝えられるところによると党員資格停止が議論されると聞いているが、そのような議論ではなく、本来やるべきことをしっかりとやれる体制を作っていくこと、それが役員会の役割であることを、最後に改めて申し上げたい。

 私たちがなぜ、小沢さんのことは小沢さんに任せるべきであるかと考える理由は、通常の起訴とは違い、検察審査会の起訴相当議決というものは、法的意味合いが全く違うからである。法的意味合いの違いは、辻恵衆議院議員、中村哲治参議院議員から補足していただきたい。

辻恵衆議院議員

(…会員ページにつづく)

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