吹田市役所随意契約問題、住民監査請求へ ~維新元顧問の井上市長後援企業との不適切契約にメス ~「井上市長2600万円返して!吹田市民の会」結成集会 2013.5.14

記事公開日:2013.5.14取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・久保元)

 2013年5月14日(火)18時30分、大阪府吹田(すいた)市の千里市民センターにおいて、市民団体「井上市長2600万円返して!吹田市民の会」の結成集会が開かれた。吹田市在住のジャーナリスト・西谷文和氏らの呼び掛けで結成されたもので、集会には100名前後の参加者が訪れた。

■Ustream録画(18:25~ 1時間38分)
※Ustream動画サービスは終了しました。現在、他の配信方法に変更中です。今しばらくお待ち下さい。

  • 日時 2013年5月14日(火)18:30
  • 場所 千里市民センター(大阪府吹田市)
  • 詳細

 吹田市をめぐっては、市庁舎への太陽光発電パネル設置工事において、本来は一般競争入札で業者選定を行うべきところ、不適切な随意契約を行っていたことが明らかになっている。

 その背景として、環境省による補助金事業(グリーンニューディール基金)によって2011年度に実施した市庁舎の省エネ対策において、余剰金(約2500万円)が発生。

 それを年度内に無理やり使い切るために、市庁舎への太陽光パネルの設置を急遽決め、1社単独での随意契約を実施したが、契約を結んだのは井上哲也市長(大阪維新の会・元顧問)の後援企業である電気工事会社だった。

 さらに、「作業明細のない見積書」「相場の3倍近い高額契約」であることなど、不透明な点が非常に多い契約だったことから、市民の会を結成し、住民監査請求によって、不適切な公金支出の実態解明を図っていくこととした。

 なお、翌15日(水)10時に、吹田市に対し住民監査請求書を提出する。請求人(吹田市民限定)は呼び掛けからわずか8日間で549名に達し、この問題への関心の高さを裏付けた。

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