東京電力 記者会見 17:38 2013.4.24

記事公開日:2013.4.24取材地: テキスト動画
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 2013年4月24日(水)、東京電力本社で、定例記者会見(17:38~、0:46’)が行われた。

 地下貯水槽No.1からH2タンクへの移送を開始、さらに今後濾過水タンクへも移送する。SFP(使用済燃料プール)の冷却装置電源二重化工事のため、冷却を一時停止する予定。また、作業員のけが二件発生した。

■全編動画

  • 日時 2013年4月24日(水)
  • 場所 東京電力本社(東京都千代田区)

 地下貯水槽No.1からH2タンクへ汚染水の移送を、昨日4/23から開始した。濾過水タンクへの移送も、準備できしだい開始する。H2タンクと濾過水タンクへの移送は平行して行う予定。

 2号機SFP(使用済燃料プール)の代替冷却装置の小動物侵入防止対策工事のため、冷却を10時から14時ごろまで停止、プール水温は14.9℃から15.2℃に上昇した。3,4号機のSFP代替冷却系の電源二重化工事のため、明日から順次冷却を停止する予定。

 2号機格納容器内部調査で使用していたガイドパイプの引き抜き作業を開始した。

 水処理に関する作業で、リングバッジや γα(ガンマ-アルファ)-APDを装着せずに作業した作業者がいた件について、皮膚の等価線量、実効線量を評価した。4/6から4/8の合計で等価線量は0.03~0.37mSv、実行線量は0.02~0.12mSvだった。

 作業者の怪我が2件発生した。鋼管矢板の設置作業中、運搬船上架台で作業を行なっていたが、船が揺れ足の上に落下、安全靴を履いていたが、足指を骨折した。自力で歩行できる程度だった。二件目は、福島第2発電所のタービン建屋内で、作業中に手を挟み怪我をした。

 東北電力が、福島第1原発事故による損害賠償請求を行ない、協議していることが分かった。内容については「個別の請求なので回答は差し控える」と回答した。

 来週から5月連休に入るが、現場の作業自体は、汚染水の移送などを行う必要があり、通常通りに進展する。定例会見は変則的に、4/26(金),4/30(火),5/2(木),5/7(火),5/8(水),5/10(金)に、17:30から行う予定。但し、緊急/臨時の場合はこの限りではない。

以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2013年4月24日

2013年4月23日

プレスリリース

2013年4月24日

2013年4月23日

2013年4月22日

福島第一

福島第二

「平成25年度第2回 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」における当社説明資料の配布について

福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の核種分析結果

その他の福島第一・第二原子力発電所の状況は東電ホームページのこちらを参照してください。

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