連合・神津会長が一転「野党共闘は当然必要」!?〜総がかり実行委・高田健氏が講演!「連合には困ったなと思うが、野党共闘を諦めるには早すぎる」~区民と野党の共同で憲法守れの声を国会へ! 2017.1.23

記事公開日:2017.1.25取材地: テキスト動画
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(取材・文:安道幹)

※1月26日、テキストを追加しました。

 2017年1月23日、「戦争いやだ!足立憲法学習会」主催による「区民と野党の共同で憲法守れの声を国会へ!講演会」が足立区役所庁舎で行われた。総がかり実行委員会・共同代表の高田健氏を講師に迎え、野党各党の国会議員や安保法制違憲訴訟団の弁護士らも登壇。会場には400名を超える市民が参加した。

▲戦争させない!9条壊すな!総がかり実行委員会・共同代表の高田健氏

▲戦争させない!9条壊すな!総がかり実行委員会・共同代表の高田健氏

■ハイライト

  • 参加者 高田健氏、小川敏夫議員(民進党)、池内さおり議員(日本共産党)、福島みずほ議員(社民党)など

「私は誤解されている」? 連合・神津会長が野党間の選挙協力を奨励! 自治労の集会ではリップ・サービスの可能性も

 高田氏は講演の中で、民進党の最大の支持母体といわれる連合が、野党共闘の足を引っ張る「トラブルメーカー」として批判を受けていることについて見解を述べた。

 「連合さん、困ったなと私も思います。思いますけど、新聞はあまり書きませんが(連合会長の)神津さんは違うことも言っているんですよ。1月11日、自治労の旗開きで神津さんが挨拶しています。『私は誤解されている。戦略では共産党との連携はないが、戦術として安倍一強と対決するために、野党共闘、連携は当然だ』と」

 高田氏は続ける。

 「いいじゃないですか、ここまで言ったら。連合さんがどんな『戦略』なのか、私はわからないけども、将来の国家像まで含めたところで、連合さんと共産党と一致していない、と。それはわかります」

 高田氏の主張もわからなくはない。しかし、現実にこの間、連合のやってきたことはどうか。

 2016年10月の新潟県知事選で連合新潟は、「脱原発候補は応援できない」と鮮明にし、民進党を除く野党3党の支援を受けた米山候補を応援しないだけでなく、対立する自公推薦候補の「支持」に回った。

 また、同年10月に行われた衆院補選で、連合は、東京10区から出馬した民進党候補の応援街宣に共産党が参加したことを問題視し、候補者陣営に「応援を控える」と圧力をかけている。

 こうやってことごとく野党共闘をぶち壊し、与党候補を直接・間接に応援する「利敵行為」ばかりである。これは「野党の味方だ」というのは口先だけで、実質は「与党の応援団」ではないか、という批判は出て当然だろう。

 神津会長が野党共闘に否定的だというのが「誤解」であるなら、これらの選挙における連合の対応は一体どういうわけだったのか。まったく辻褄が合わない。神津会長がくだんの挨拶をした場は、自治労の新年交歓会だった。自治労は連合傘下でありながら、共産党を含めた野党共闘の推進派として知られており、神津会長の発言はそうした点を計算に入れたリップ・サービスだった可能性は拭えない。

 高田氏は、苦笑交じりに、「(連合の本音は)どっちが本当かと言っていたら始まらないのですが、(連合には)こういう面もあるということです。だから(野党共闘を)諦めるには早すぎる」と訴え、次回衆院選に向けて、引き続き民進党を含めた野党4党と市民連合による野党共闘に期待を示した。

安倍政権の暴走ストップに野党共闘は必須!野党4党と市民との政策的合意の加速を!

 また高田氏は、野党共闘が「野合」だと批判されていることについて、「国家神道の自民党と仏教の創価学会・公明党こそが野合ではないか」と皮肉りつつ、今後の野党共闘のあり方について次のように述べた。

 「私たちに対しても野合だという批判がある。それにこたえるためには、野党4党と市民連合との政策的な合意をどこまで幅広く、深く作っていけるかだ」

 なお野党4党と市民連合は、2016年12月9日に、国会内で意見交換会を行っている。市民連合からは、立憲主義の破壊や、個人の尊厳を軽視する安倍政権への対抗軸を示すための共通の政策づくりに向けた考え方が提案され、それに対して野党4党は政党間で政策合意に向けた協議を加速することを確認している。

▲日本共産党大会に招待された野党代表 下段左から安住淳・民進党代表代行、小沢一郎・自由党代表、吉田忠智・社民党党首、糸数慶子氏(参議院会派・沖縄の風)

▲日本共産党大会に招待された野党代表 下段左から安住淳・民進党代表代行、小沢一郎・自由党代表、吉田忠智・社民党党首、糸数慶子氏(参議院会派・沖縄の風)

 最近では、共産党大会に民進党などの野党党首クラスが出席するなど、次期衆院選に向けた連携を強めつつある。衆参ともに改憲勢力が3分の2を占める国会で、これ以上、政権与党の暴走を許さないためにも野党共闘は必須だ。

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