東村・高江に向かう「島ぐるみ会議」のバス同乗 IWJレポート――機動隊に排除された全盲の男性「参加者はみんな同じ気持ちだから、全然怖くない」 2016.9.26

記事公開日:2016.9.26取材地: テキスト
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(取材・文:山内優希、記事構成:ぎぎまき)

 「高江での抵抗の頭数に入りたい。今日は約3時間の滞在だが、できることをしたい」

 東村・高江に向かうバスの中で、全盲の男性、渡嘉敷綏秀(とかしき すいしゅう)さんはマイクを握りながら、こう話した。2014年8月から、新基地建設が計画されている辺野古の現場に通い続けている渡嘉敷さんは、ヘリパッド建設工事が加速化され始めた今、高江の現場にも参加するようになった。

 座り込み抗議をした辺野古では、機動隊の排除に遭ったこともある。しかし、「参加者はみんな同じ気持ちだから、全然怖くない」と話した。

記事目次

▲多い時は週に4回、島ぐるみバスで高江や辺野古に通っているという渡嘉敷綏秀(とかしき・すいしゅう)さん

▲多い時は週に4回、島ぐるみバスで高江や辺野古に通っているという渡嘉敷綏秀(とかしき・すいしゅう)さん

島ぐるみバスで辺野古・高江に通い続けること450回

 2016年9月10日午前9時、渡嘉敷さんを乗せた一台のバスが沖縄県庁前を出発した。行き先は沖縄県北部、東村・高江。島ぐるみ会議が出しているバス(以下、島ぐるみバス)の臨時便である。

 元々、島ぐるみ会議は辺野古での座り込み参加者のためのバスを、県内各地から定期的に運行していた。那覇発のバスは2014年8月から週一で運行を開始し、翌年の2015年1月、辺野古での座り込みが24時間体制になると、運行を「毎日」に切り替えた。

 基地建設反対派の伊波洋一氏が圧勝した参院選から一夜明けた、7月11日、高江のヘリパッド建設工事が突如、再開されるという事態に突入。これを受け、「基地の県内移設に反対する県民会議」は9月から毎週水曜と土曜を集中行動日に設定、高江への結集を呼びかけた。島ぐるみ会議もこれに呼応し、9月1日からは、辺野古行きのバスを運休。週1回の高江行バス運行を決定した。

▲島ぐるみバスの車中の様子、ほとんどが県内からの参加者だ

▲島ぐるみバスの車中の様子、ほとんどが県内からの参加者だ

 島ぐるみバスでは、島ぐるみ会議のメンバーがガイドとして世話役を務める。この日のガイドは、行きの車中で一週間のニュースを振り返り、9日に民間ヘリが高江の工事に投入されたことや、IUCU(国際自然保護連合)の第6回総会で、沖縄での新基地建設における外来生物対策勧告案が採択されたことを報告し、それに対する私見を付け加えた。

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