ホロコーストはパレスチナ人の責任だとのたまったネタニヤフ首相に独メルケル首相が「我々ドイツ人の責任です」と「ノー」を突きつける! 2015.10.24

記事公開日:2015.10.24取材地: テキスト
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 歴史修正主義者に頭を抱えている国は、日本だけではありません。

 ネタニヤフ首相は20日、エルサレムの世界シオニスト機構で、ナチス・ドイツのヒットラー総統はユダヤ人を欧州から追放しようとしていただけで、民族虐殺をヒットラーに提唱したのは当時のパレスチナの宗教指導者ハジ・アミン・アル・フセイニ師だったと発言し、多くの批判を浴びています。

 これに対し、ドイツのメルケル首相は21日、「虐殺はナチスの責任だとドイツ人は、はっきり認識している」と反論しました。

 メルケル首相は、毎年恒例の首相会談のためにベルリンを訪れたネタニヤフ首相と会談後、共同会見し、「ショアー」(ホロコースト)がナチス・ドイツによるものだったという認識は今後も、学校などを通じて次の世代に引き継いでいかなくてはならないと述べ、「この問題について歴史認識を変える必要性を感じていない。われわれはドイツとして『ショアー』に対する自分たちの責任を受け入れている」と言明したそうです。

 さすが歴史修正主義者同士というべきか、日本における歴史改竄主義者にして国会議事録の改竄主義者でもある安倍総理は、ネタニヤフ首相と大の仲よし。やはり中東で、イスラエルと肩を並べて集団的自衛権を行使する日がくるのではないか、イヤーな予感がしてなりません。

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