「金曜抗議に対する攻撃だ」脱原発テントの撤去と1140万円の支払い判決に抗議の声~「再稼働反対! 首相官邸前抗議」 2015.2.27

記事公開日:2015.3.1取材地: テキスト動画
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(IWJ・ぎぎまき)

※3月1日テキストを追加しました。

 福島原発事故から間もなく4年が経とうとしている。

 2014年末に行われた衆議院解散総選挙後、再稼働ラッシュに向けた動きが加速している。原子力規制委員会は、鹿児島県川内原発に続き、福井県高浜原発の3、4号機の審査書案を了承。川内原発同様、高浜原発の避難計画も杜撰さが指摘され、基準地震動の算定の甘さについても批判の声が上がっている。

 再び、安全神話時代に先祖帰りするのかー。2月27日、首相官邸前および国会前では、再稼働に反対する市民らが集まり、抗議の声を上げた。

記事目次

  • 脱原発テントに撤去命令

■ハイライト

  • 日時 2015年2月27日(金)18:30~20:00
  • 場所 首相官邸前/国会正門前(東京千代田区永田町)
  • 主催 首都圏反原発連合

脱原発テントに撤去命令

 前日の26日、東京地裁は、経済産業省前に設置されている脱原発テントを撤去し、市民に1140万円の損害賠償などを命じる判決を下した。撤去するまでの間、1日あたり約2万2千円の支払いも命じ、さらに、村上正敏裁判長は、判決の確定前でも、テントの撤去を強制執行できる「仮執行宣言」もつけたという。

 これについて、テントひろばの渕上太郎氏は国会前でスピーチし、「これまで9回、まともな口頭弁論をやってきたと思ったが、村上裁判長は、それを無駄にするような判決を出した。キャンプ・シュワブで起きている、テント撤去に対する対応と近似している。

 本年度中に、ややこしい問題を片付けたいという狙いがあるのでは」と抗議した。たんぽぽ舎の柳田真氏も、「テントを撤去するということは、金曜行動に対する攻撃でもある。(金曜行動を)盛り上げる要素として、3年半も寝泊まりしてがんばってきた」と訴え、今後も非暴力、不服従を貫く姿勢を見せた。

 主催者の首都圏反原発連合は、原発事故から4年を迎えるにあたり、「福島を忘れるな!再稼働を許すな!」と題した大規模行動を、3月8日に予定している。

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