百人百話「第三十三話」大山弘一さん 2011.11.26

記事公開日:2011.11.26取材地: 動画独自
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特集 百人百話

「逃げる油がないっていうのが一番の恐怖」

 南相馬在住。49歳。妻と小学生の子ども2人。高校で陶芸を教えていたが、2010年市南相馬市議会議員に。事故直後は、ライフラインの状況、津波の心配で頭のなかはいっぱい、原発については、ネットで情報を得るまで安全神話のなかにいた。大切なのは、命、家庭、経済の順だと思うが、現実には経済が優先されている。安心して食べることができ、子どもたちを育てられる環境が確保できない国に、将来はない。美術も宗教も無力、すべては形骸化していたと思う。

 2011年11月26日収録/2012年2月8日配信

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