【京都府知事選】府民の「生活」と「安全」を考える政策を ~岩上安身による尾崎望候補インタビュー 2014.3.12

記事公開日:2014.3.12取材地: テキスト動画独自
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 3月20日に告示、4月6日に投開票が行われる京都府知事選挙は、公明党が推薦し、自民、民主、維新から支援を受ける現職の山田啓二氏と、共産党推薦で新人の尾崎望氏との一騎打ちとなった。

 3月12日、岩上安身は前日に立候補を表明したばかりの尾崎氏にインタビュー。インタビューで尾崎氏は、地元経済の停滞や子どもの貧困など、京都府民が日常生活で直面する問題について語り、京都府が地方自治体として打ち出すべき具体的な政策について語った。

 また、京都北部における米軍の施設「Xバンドレーダー」の設置計画にも話は及び、今後の国際安全保障体制の中で京都が占める地政学的な重要性が論点として浮かび上がった。

記事目次

■イントロ

  • 日時 2014年3月12日(水)
  • 場所 ヤサカ四条烏丸ビル(京都市下京区)

「全国最悪」 京都経済の現在

 尾崎氏の目に映る現在の京都は、「全国最悪」の経済状態にあるという。
 
 「企業家も減っているし、労働者も厳しい現状です。見た感じ商店は多いのですが、昔からの地場のお商売人さん(おしょうばいにんさん)が消えていく。日用品が何でも揃う錦市場(にしきいちば)は京都の生活の象徴です。しかし今、錦市場にやってくるのは観光客。軒を連ねるのは東京や大阪の資本によるお店です」
 
 昔ながらの「お商売人さん」たちの姿がなくなる一方で、京都ブランドの利用を狙う資本が流入するという現状がある。「京都は中小企業の町」だが、市場競争にさらされた結果、この3年間で廃業は一万件を越え、被雇用者の非正規率は45%に達するという。また京都の中小企業75%は法人税が払えていない状態だ。
 
 このような「最悪」の状況を前に、府として責任を持って対応することが必要だと尾崎氏は強調し、自身が構想する自治体主導の「中小企業振興条例」について次のように語った。

 「『中小企業振興条例』として、府や市の発注する事業、たとえば道路、河川、学校の改修などを地元の中小企業に回す。このことを通じ、従業員の給与上昇や、税収増加につなげていこうと考えています。

 大企業に対する責務も、『中小企業振興条例』に盛り込もうと考えています。地元からの正社員登用や、物品の購入に際して地元商店の利用を促す内容です。

 また、小規模事業者に対する金融機関の貸し渋りは深刻ですが、これも中小企業への融資を積極的に要望し、解決をはかる考えです」

 「中小企業振興条例」は地場経済の振興政策として重要である一方、賃金上昇に関しては即効性が期待できる内容ではない。現在の京都の最低賃金は700円台。これではワーキングプア状態に陥ってしまう。

 そこで尾崎氏が提案するのが「公契約条例」だ。公的な事業の発注に関して最低賃金を1000円に設定することで、生活できる収入を保証する政策である。

 「こういうことを出費と考えるのでなく、中小企業が潤い、賃金レベルが上がり、消費が増える。そのことで2年3年の長期的には負の財政を潤すことができると考えています」

小児科医としての視点 「子ども貧困対策部署」を設置

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“【京都府知事選】府民の「生活」と「安全」を考える政策を ~岩上安身による尾崎望候補インタビュー” への 3 件のフィードバック

  1. hotaka43 より:

     共産党や社民党など革新系の政党が首長に当選しようと思ったら、何せ質素倹約公正を末端の構成者までが行わないと市民の共感を得ることは出来ません。受かった途端に日教組などの組織の人間が宴会などを行ったら、それで次はなくなる、と思わなければいけません。その端的な例が石垣島市長選でした。元市長の後援会者が毎土曜日にホテルで会食をしていたそうです。それを知った市民から恨み節が出て、前回落選し今回も返り咲くことはできませんでした。
     ではどうしてそうなるのでしょうか?答えは簡単です。自民系などの保守党の政治家の様に、中央から金を持って来れないからです。そうです。市民が待っているのは矢張り金なんですね。それが出来ないのが解っているけども、「受からした」のは余りにも保守の首長が腐敗し過ぎて自分達に害が出始めたからだ、と思っているからなのです。そんな「受からした」人間の身内がはしゃいでは、「なんだ同じじゃないか。それでいて、俺達には実入りがないじゃないか。それなら次はまた保守にしよう。」となってしまうのです。自由主義に慣れ親しんだ 日本人にとって革新系は、末端まで綺麗でなくては承知できないのです。自分達以上に苦労をしてもらわなければ支持し続ける気にはなれない存在なのです。公約では有りません。
     この事を肝に銘じて、受かった後本人だけでなく周りも行いをし続けませんと次が無くなるのです。そして当分どんな立候補者が出ても受からないのです。
     今回京都市で受かる要素が有るならば、奮闘努力するのは当たり前ですが、その後がもっと大切なのを考えて下さい。
    ご健闘を祈念して下ります。

  2. 高津 公男 より:

    上の投稿者は実名で記載していない。これは卑怯です。まず、原発問題で地方選を見る。そして「反対」とハッキリ言った議員を選ぶ。これが肝要です。これからの統一地方選は至極「大切」な選挙である。この一点を肝に銘じる事です。日教組・と即出る・・。この点に騙されてはダメです。過去何年前かは度忘れ。が、しかし、現在日教組は一割になった。ですから、日教組・・この言葉に騙されてはいけません。洗脳・マインドコントロールはどこにでもある。個々人が検索し調べる事が肝心です。ここ愛媛も地震があったんですから・・。よくよく調べる事です。例えば「伊方原発」で検索するもよし。尾崎望先生のお言葉は全て賛成です。以上。

  3. A.N. より:

    hotakaさんのコメント、わたしはよく分かります。共産党を応援する時、「お金よりも大事なものを!」という気持ちからだったりするということですよね。そのことによって経済的に厳しくなる。それは国、中央からお金を持ってこれないからである・・・本当はそういう構造自体に問題がある。それでも共産党を選んだ。というのは、苦味も伴う選択で。だからこそ、せっかくのその思い、その信頼に答えるように頑張ってくださいっていう、応援だと思います。わたしは、実名で書いてくださいと書いていないわけだし、非難・中傷している訳でもないし、それは卑怯やとは思わなかったです。なので、、、わたしも実名じゃなくコメントしちゃいます。^^

    高津さんのご意見についても、これからの統一地方選がすごく大切なものであること、すごく共感します。山田さんは脱原発とは言いながらも、再稼働は結局容認、そして米軍レーダー基地も国に協力すると受け入れを表明しました。これはまだまだ知らない府民がたくさんいます。くやしい話です。消費税増税についても「敬意を表する」って。。。そういう情報はおっしゃるように、やっぱり個々人が検索して調べないとダメなんですよね。。。地震、放射能、歴史、世界の情勢。。。なにが本当なのか、分かり切ることはできないけれど、鵜呑みにしない、その奥の真意を見つめる目と心が必要なんだなぁと本当に思います。

    今の日本はおかしいです。原発事故も収束されないまま再稼働・輸出・実験、放射能汚染もひどいのにデータを隠して住民を呼び戻そうとする。公約にない秘密保護法も乱暴に成立させました。京丹後の米軍レーダー基地もですが、憲法の改正や解釈変更など戦争ができる国づくりへと大急ぎ。。。政府の思い通りにことを進めるためになら国の財政を注ぎ込んで、国の財政は赤字だからと増税する。。。だから国の都合の良いところへとお金は流れ、そして格差が拡がる。このおかしな循環を、構造をどう変えていけばいいのかと思った時、国民が問題の根本をしっかりと見て社会運動、そして選挙へとつなげていかないといけないと思います。

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