原子力規制委田中委員長「再稼働前提の東電総合特別事業計画は審査に影響しない」 ~定例会見 2014.1.15

記事公開日:2014.1.15取材地: テキスト動画
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 2014年01月15日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。柏崎刈羽原発の再稼働が前提になっている東電の総合特別事業計画は、今後の審査に影響を与えないとの見解が示された。

■全編動画

  • 日時 2014年01月15日(水)14:00〜
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区)

柏崎刈羽原発再稼働の前提は審査に影響しない

 2014年1月15日付で経済産業大臣に承認された東京電力の新・総合特別事業計画は、柏崎刈羽原発の再稼働が前提になっている。このことについて田中委員長は、「事業計画の承認は大臣の判断であり、あれこれ言うことではないと思っている」と述べ、再稼働について「東電なりの事情による前提だ。規制委員会の審査に直接影響を受けるものではない」との見解を示した。

審査はいろいろな状況で遅れている

 新規制基準の適合性審査会合は2013年7月16日から始まっているが、今後の見通しについて田中委員長は、「随時、審査会合を公開しているから分かるだろうが、色んな状況があって遅れている」との認識を示した。

都知事選など外のことに関係なく、科学的に安全性評価する

 都知事選で原発が一つの争点になっているが、適合性審査について田中委員長は、「科学的に安全性評価をしていくことはずっと堅持しており、外がどうなってもそれは堅持していく」との考えを述べた。

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