日刊IWJガイド・番組表「本日13時、共謀罪に反対するジャーナリストたちが記者会見を開催!岩上安身も会見者として出席!/日本の長者場付トップ40人の総資産額が日本の全世帯の52.5%の資産額と同じに!?改善の兆しの見えない貧困者の生活――アベノミクスの『歪み』が浮き彫りに/1200万円の赤字と岩上安身代表の深刻な体調不良に直面したIWJに緊急支援のお願い!」2017.4.27日号~No.1686号~


■■■日刊IWJガイド・番組表「本日13時、共謀罪に反対するジャーナリストたちが記者会見を開催!岩上安身も会見者として出席!/日本の長者場付トップ40人の総資産額が日本の全世帯の52.5%の資産額と同じに!?改善の兆しの見えない貧困者の生活――アベノミクスの『歪み』が浮き彫りに/1200万円の赤字と岩上安身代表の深刻な体調不良に直面したIWJに緊急支援のお願い!」2017.4.27日号~No.1686号~■■■
(2017.4.27 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>本日、共謀罪に反対するジャーナリストたちが記者会見を開催!岩上安身も会見者として出席!/IWJは1200万円の赤字と岩上安身代表の深刻な体調不良に直面、緊急支援のお願い!(原佑介)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】暴言・今村復興相の辞任を受け、自身も「被災者」である吉野正芳衆議院議員が新復興相に就任!一方、二階俊博幹事長は今村氏をかばい筋違いの報道規制を匂わす!?(城石エマ)
┠――【2】日本の当局が米NSAと協力して国民を監視!?仏大統領選でルペン候補はアサンジ氏やスノーデン氏に市民権与えると明言?(原佑介)
┠――【3】財務省幹部が学園の土地取引を「特例」と発言していた!?籠池氏との面会時の音声データが明らかに!(IWJ編集部)
┠■<★新着記事★>日本の長者場付トップ40人の総資産額が日本の全世帯の52.5%の資産額と同じに!?一方で改善の兆しの見えない貧困者の生活――アベノミクスの「歪み」が浮き彫りに(城石エマ)
┠■<IWJ書店からのお知らせ>日本の水行政の問題点がよく分かる!「水道民営化」問題で岩上さんがインタビューした関良基氏・著書『社会的共通資本としての水』を10冊限定、サイン入りで販売開始!(ぎぎまき)
┠■<お知らせ>Web班チーフ伊藤より、IWJホームページの改良の途中経過のご報告と、改良をやり遂げるためのご支援のお願い!(伊藤理)
┠■わとはぷ~What happened today?――「グラウンド・ゼロ」跡地に新たな高層ビルの着工が開始した日!共謀罪法案審議で維新の党・松浪健太議員が「六本木にいる外国人はIS」発言!?(ぎぎまき)
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<はじめに>本日、共謀罪に反対するジャーナリストたちが記者会見を開催!岩上安身も会見者として出席!/IWJは1200万円の赤字と岩上安身代表の深刻な体調不良に直面、緊急支援のお願い!
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 おはようございます。IWJテキスト班の原佑介です。

 今村雅弘復興大臣が東日本大震災について、「まだ東北のほうだったからよかった」などと述べ、被災者を傷つけた責任を取り、昨日、大臣を辞任しました。後任には福島県出身の吉野正芳衆議院議員が就任し、今村発言について、「許すことはできない」と憤り、「本当に被災地に寄り添っていけるのは私だという自負を持っている」と意気込みました。

 安倍総理は暴言続きの今村氏について、「任命責任は私にある」と認めつつも、その責任を形にしてとろうという気はなさそうです。IWJでは城石エマ記者が吉野新大臣の就任会見を取材・中継してきましたので、詳しくは後段でご紹介します。

 さて、本日は心より皆さんにご支援のお願いがございます。

 IWJは今、いくつかの深刻な危機に襲われています。

 ひとつは、岩上さんの深刻な体調不良です。岩上さんが常に交感神経優位の状態にあり、長らく「不眠」に悩まされていることはこれまでもお伝えしてきました。

 岩上さんの不眠は、「眠い目をこすって今日も1日頑張れ〜!」というレベルでは到底ありません。ジャーナリスト、編集長、経営者と「3足のわらじ」を履きながら連日の激務にあたっている岩上さんにとって、不眠は、激務による疲労の回復を許してくれず、疲労を日々蓄積させる、いわばあらゆる体調不良を引き起こす悪のサイクルの主因となっています。

 2015年2月には、北海道の帯広で出張中に、突如、「冠攣縮性狭心症」を発症。顔を赤黒くしてベッド上で苦しみのたまう岩上さんの様子をみて、当時同行していた僕はその場で慌てて救急車を呼びました。僕も岩上さんと一緒に医師の説明を受けましたが、最後の「トリガー」こそタバコの副流煙だったものの、発作をひき起こす下地を作ったのは過労、ストレス過多、そして慢性的な睡眠不足だったと思われます。

 冠攣縮は突然死の原因となることもあるようです。今思い出しても冷や汗が出るほど危険な状況でしたが、残念ながら、これは過ぎ去った過去の危機ではありません。あれからもう2年が経ちましたが、岩上さんの自立神経の乱れは快方に向かうばかりか、ますます悪化する一方です。

 不眠症も深刻化し、医師の処方で軽い睡眠導入剤から睡眠薬も処方されたというのに何錠飲んでも眠れない日が続いていました。日中は20度の暖かさだというのに、下半身の冷えが止まらず、事務所でも一人で電気ストーブをつけて下半身を温めています。血行不良による「冷え」がつらくて、夜、どんなに部屋を暖めても眠れないことも。これらの症状は血管を収縮させる緊張の連続、つまり交感神経優位の継続からくるものだそうです。

 酷い体調不良が続くので、改めてかかりつけの医者に相談したところ、これまで軽度だと診断されていた自律神経失調症が実は重度で、かつ、男性更年期障害であることもわかりました。精神的なタフさで身体的な病状を抑えこんでいたため、これまで医者もその深刻さに気づけなかったそうです。

※【岩上安身のツイ録】岩上安身、ドクターから自律神経失調症が重症との診断される!重篤化すると錯乱・情動失禁に至るが、「自分のストレスにフタをする」平常心が仇になり、重症化を見逃す! 2017.4.25
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375540

 現在、首筋の星状神経節(交感神経)に局所麻酔薬を注射することで神経の伝達を遮断し、交感神経の緊張を緩める「星状神経節ブロック注射」を病院で打ってもらい、強制的に身体の電源をシャットダウンするかのようにして身体を休めていますが、このような応急処置では身体はいつまでも回復しません。

 そして岩上さんが最悪の体調不良を抱える中、追い打ちをかけるかのように深刻な事実が突きつけられました。IWJの決算期末は3ヶ月後の7月末に迫っており、現状のまま推移すると、IWJの収支は約1200万円もの赤字が見込まれているのです。

※岩上安身からの報告とお願い。第6期(平成27年8月1日~平成28年7月31日)の決算状況と、今期第7期(平成28年8月1日~)の途中経過(2017年4月21日発表)
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/30480

 昨年末、3000万円の赤字見込みが立って以降、IWJではスタッフの規模を縮小し、配信内容も厳選して本数を絞るなどして会社としてのスケールダウンに取り組み、経営努力を重ねてきました。皆さんからのご支援によって3000万円の赤字という前期末の危機は脱したものの、今期は新たに1200万円の赤字の可能性という大きな数字が目前に迫りつつあります。

 これまでも経営難は続いてきましたが、特定のスポンサーもおらず、金融機関による融資も受けられないIWJは、資金が足りなくなるたびに、岩上さんが私財を投入するなどしてどうにかこうにかしのいできました。投じた総額は僕にはわかりませんが、「もう注ぎ込むお金がない」と言っているのを聞いたこともあります。IWJの経営を破綻させない代わりに、自らの資産をどんどん切り崩しているのが実態です。

 後ほどWeb班の伊藤理チーフがご説明しますが、このままIWJが1200万円の赤字に飲み込まれてしまうようなことになれば、IWJがコツコツと取り組んできた「Web改造プロジェクト」も頓挫してしまいます。

 過労死寸前になるほど身体を酷使し、経営危機に陥れば私財を注ぎ込む。岩上さんがIWJの前身である「岩上安身事務所」を続け、個人のジャーナリストとして活動していれば、わざわざこのような苦境に立つこともなかったと思います。大きな身体的、金銭的なリスクを負ってでもIWJの経営を続けているのはなぜか――僕たちスタッフは岩上さんのIWJに賭ける思いを汲み取り、IWJがもっと盤石となるよう、ひとりひとり努力してまいりたいと思います。

 どうかIWJが岩上さんの私財を使わず、会費などの収入だけで独立営業できるよう、まだ会員登録がお済みでない方はぜひ会員登録のほど、よろしくお願い致します。

※会員登録はこちらからよろしくお願い致します。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 岩上さんは体調不良を抱えたままですが、黙って静養が許される情勢ではありません。本日は13時より、田原総一朗さんや金平茂紀さんなど、名だたるジャーナリストが連名で共謀罪の成立に反対する記者会見に、会見者のひとりとして岩上さんが参加します。もちろんIWJで中継しますので、ぜひご覧ください。

 実は、震災前の2011年1月には、金平さんがTBS「報道特集」の企画で、IWJを立ち上げたばかりの岩上さんにインタビューをしにきたことがあります。このとき、IWJは「金平クルーによる岩上さんインタビューをそのまま生中継で流す」という企画を実施しています。貴重な1シーンですので、ぜひご覧ください。

※「TBSが取材にやってきた」 ~岩上安身によるTBS・金平茂紀キャスターへの逆インタビュー 2011.1.14
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/132

 さらに金曜日には、シリアでの化学兵器使用と米国の攻撃の意味と影響について、中東の専門家である高橋和夫・放送大学教授にインタビューし、日曜日には、共謀罪法案について高山佳奈子・京大大学院教授にインタビューします。休む間もない日々が続きますが、せめて1200万円という赤字を少しでも減らし、岩上さんの心労が少しでも軽くなるよう、どうかご寄付・カンパによるご支援をよろしくお願い致します。

※ご寄付・カンパはこちらからよろしくお願い致します。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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◆中継番組表◆

**2017.4.27 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【ツイキャス・IWJエリアCh1・大阪】10:45~「『国有地低額譲渡の真相解明を求める弁護士・研究者の会』による学校法人森友学園に対する国有地の低額譲渡について財務局に第三者委員会の設置を求める要望書提出後の記者会見」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1
※大阪府政記者クラブでおこなわれる「国有地低額譲渡の真相解明を求める弁護士・研究者の会」による記者会見を中継します。

【Ch6】13:00~「共謀罪法案(『テロ等準備罪』)に関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※出席予定者は、青木理氏、大谷昭宏氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、小林よしのり氏、斉藤貴男氏、神保哲生氏、田勢康弘氏、田原総一朗氏、津田大介氏、鳥越俊太郎氏、安田浩一氏、吉岡忍氏、岩上安身ほか。

【緊急特集!共謀罪(テロ等準備罪)法案シリーズ 17・再配信・Ch4】 15:00~「『メディアも与党議員も自分の頭で熟考せよ!「共謀罪」はテロにかこつけた「治安立法」だ』~山口二郎・法政大教授ら『立憲デモクラシーの会』が刑事法・憲法・政治学的立場から反対声明」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※3月15日に収録した「立憲デモクラシーの会」による記者会見を再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/368604

【Ch5】15:30~「記者会見 復興大臣辞任を受けて~政策の転換を」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「避難の協同センター」主催の記者会見を中継します。発言予定者は、瀬戸大作氏(避難の協同センター事務局長)、村田弘氏(南相馬市から神奈川県に避難)、 松本徳子氏(郡山市から神奈川県に避難)、長谷川克己氏(郡山市から静岡県に避難)、満田夏花氏(避難の協同センター世話人)。

【再配信・IWJ_YouTube Live】17:00~「『特区の議論はすべて「加計ありき」』――『森友を超える』加計学園の疑惑をIWJだけにトコトンぶちまける!岩上安身が日本獣医師会顧問・北村直人氏(前衆議院議員)に独走スクープインタビュー!(後半)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※4月4日収録の岩上安身による日本獣医師会顧問・北村直人氏(前衆議院議員)インタビューを再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/372080

【Ch2】17:45~「『中長期ロードマップの進捗状況』に関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による記者会見を中継します。

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◆中継番組表◆

**2017.4.28 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】15:00~「岩上安身による放送大学教授 高橋和夫氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※岩上安身による放送大学教授 高橋和夫氏インタビューを中継します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=tokyo8

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「被災者の声を政府の内部から届けていくのが私の役割」――津波で自宅も選挙事務所も失った吉野正芳衆院議員が新復興相に就任! 今村元復興相の暴言で失った信頼を回復できるか!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375683

「豊洲は安全」小池百合子批判に終始! 7月の都議選を前に「都民ファースト」に惨敗の危機? 有権者置き去りの「自民党ファースト」体質がよくわかる下村博文・自民党都連会長講演会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375519

食い物にされる水道民営化・ダム・治水――国富を売り渡す安倍政権の水政策の裏を暴く!岩上安身による拓殖大学准教授・関良基氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375521

【IWJブログ・特別寄稿】国会で審議入りした共謀罪、自民党内部からも異論噴出!? 元検事で自民党・若狭勝議員は「テロ対策の効果乏しい」と断言!——他方、盟友の小池百合子知事は安倍政権に迎合か!?(ジャーナリスト・横田一)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375617

【岩上安身のツイ録】岩上安身、ドクターから自律神経失調症が重症との診断される!重篤化すると錯乱・情動失禁に至るが、「自分のストレスにフタをする」平常心が仇になり、重症化を見逃す!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375540

やんばるの森の上空で行われるオスプレイの訓練、強行な基地建設「東京で暮らす私たちにとっても(沖縄の)日常生活を脅かされる状況は他人事ではない」とメッセージ――沖縄ゆんたくフェスタ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375107

「安倍政権は今すぐ退陣せよ」「政治はおまえのおもちゃじゃない」飛び交う怒号!――国民怒りの可視化・官邸前行動
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/374682

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

【国会ハイライト】暴かれた共謀罪の正体! 「公権力による犯罪」と「賄賂」などの「組織的経済犯罪」が処罰対象から除外されている!? 京大大学院・高山佳奈子教授が衆院意見陳述で暴露!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375654

「国民の生活が第一なんて考えている政党はおかしい」――稲田朋美防衛相の暴言を自由党・小沢一郎代表が「山田正彦の炉端政治塾」で痛烈批判! 「政治の考え方そのものが間違えている」!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/374127

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<IWJ書店からのお知らせ>日本の水行政の問題点がよく分かる!「水道民営化」問題で岩上さんがインタビューした関良基氏・著書『社会的共通資本としての水』を10冊限定、サイン入りで販売開始!
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 おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。

 私たちの命のライフラインである「水」の民営化問題で、4月25日、岩上さんが拓殖大学政経学部准教授の関良基(せき・よしき)氏に単独インタビューを行いました。

 実際に、水政策の問題に取り組んでこられた関氏の視点で日本の水行政の問題点を解説。当日のインタビュー動画は早速、IWJのホームページにアップしています。15分のハイライト映像はどなたでもご覧いただけますが、ぜひ、定額会員となって2時間のインタビュー全編をご視聴いただくことをおすすめします!

※2017/04/25 食い物にされる水道民営化・ダム・治水――国富を売り渡す安倍政権の水政策の裏を暴く! 岩上安身による拓殖大学准教授・関良基氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375521

 その関氏が2015年に著者の一人として執筆された『社会的共通資本としての水』にサインを入れていただき、昨日からIWJ書店で販売を開始しました!

 経済学者・宇沢弘文氏が提唱した「社会的共通資本」という概念をもとに、今後、私たちが「水」とどう付き合っていくべきかを多面的に考察した一冊は、民主党政権と安倍政権で移り変わってきた水行政を読み解いているほか、八ッ場ダム事業を具体的な事例として日本の水行政の根深い問題を浮き彫りにしています。

 国会で水道民営化の議論が始まる前に予習としてもおすすめの一冊です。関氏のサイン入りで限定10冊のみの販売です。お早目のご購入をおすすめします!

NEW!!!【関 良基さんサイン入り】社会的共通資本としての水
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=309

 また、水道民営化の問題については、山本太郎議員が国会で追及、IWJは「国会ハイライト」で記事化しています。

※【国会ハイライト】「口利きだけでなくルールまでも変えてお仲間に便宜を図るやり方ではないか?」自由党・山本太郎参議院議員が加計学園疑惑、水道民営化について追及! 2017.3.19
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/369485

 また、TPP反対運動をリードしてきた山田正彦元農水相も水道民営化などの危険性に警鐘を鳴らすシンポジウムなどを積極的に行っています。IWJのアーカイブをご視聴ください!

※水道法改正で何が起こるのか?公共インフラの民間委託は良いことなのか!? 水道法改正・PPP(公民連携)/ PFI(民間資金活用)推進施策の問題点を指摘! 2017.4.16
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/374284

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<お知らせ>Web班チーフ伊藤より、IWJホームページの改良の途中経過のご報告と、改良をやり遂げるためのご支援のお願い!
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 おはようございます。Web班チーフの伊藤理です。

 4月12日のサーバーメンテナンスで、一部、メニュー追加などの調整は残っていますが、記事システムの統合は終えましたので、会員記事一覧などからログイン後に、会員記事を閲覧し続けたり、キーワード検索やタグ検索ができるようになるなど、以前の記事システムより、会員の皆さまが便利にお使いいただける、大きな進歩になったと思います。

※一般会員ページ http://iwj.co.jp/wj/member/
※サポート会員ページ http://iwj.co.jp/wj/fellow/

 改めて、会員の皆さまやご寄付でご支援くださる皆さまに、御礼を申し上げるとともに、今後ともWeb改造に精進してまいる所存です。

 現在は、この記事システムのスマホ表示の調整や、記事システム以外のページのスマホ対応に取り掛かっているところで、おそらく今週中にIWJの中継チャンネル一覧ページなどの、スマホ対応ページをリリースする予定で、いま最終調整を行っているところです。

※チャンネル一覧ページ http://iwj.co.jp/channels/main/
※チャンネル別ページ http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 しかしまだ、TOPページ、IWJ書店やショッピングのページ、特集ページなどのスマホ化、全体的な使いやすさを追求してユーザーインターフェースを改良するなど、これから取り掛かるべき課題は、依然として山のようにあります。

 皆さまにご理解をいただきたいのは、コストを徹底的に圧縮して、この改造プロジェクトに取り組んでいる、という点です。以前、外注の見積りをとったら、IWJサイトをスマホ化しようとするだけで800万円かかると言われたことをお話ししましたが、いま我々がコツコツと取り組んでいるWeb改造を、すべてWeb会社にお願いしたとすると、おそらく、2,000万円はかかるといわれるだろうと思います。

 そこを何とか、IWJに理解あるWeb技術者を募ることで、過去には、Webマネージャーをされている方がほぼボランティアで来てくださったり、現在は、フリーのプログラマーや元エンジニアの方が週1・2回作業することで、予算としては、2分の1から3分の1に抑えつつ、Web改造プロジェクトを進行しているところです。

 いま、IWJは、現状のまま、あと3ヶ月半、推移すると、今期1200万円の赤字を計上する見通しであり、大変な窮地にさしかかっておりますが、その赤字のために、今のWeb改造スタッフの体制を維持できず、IWJを離れていってしまうことになると、また最初から人材を募集して、チームを編成しなければならず、大変な時間と支出を覚悟しなければなりません。

 また、赤字のためにWeb改造プロジェクトを一時中断、または延期ということになると、せっかくここまで手がけてきた改良作業の多くが中途半端なまま、棚ざらしとなり、これまでの投資と努力が無駄骨になってしまいそうですし、多くの会員の皆様のご期待を裏切ることになってしまいます。それだけは避けたいと存じます。

 さらに、これも大変な課題なのですが、北朝鮮問題が深刻となり、万が一にも都心にミサイルが降ってくるという事態になれば、IWJの本部オフィスも都内にあるサーバーも無事ではすみません。正直、私などは戦争が勃発するという事態を想定できないのですが、戦場取材経験のある岩上さんは、リアルにミサイル平維持を想定し、データのバックアップなどを戦時想定用に再考するよう指示しています。

 IWJが借りているサーバーとWebデータを一瞬にして失ってしまうという最悪の想定をした対策をとらなくてはならない、というわけで、現在、毎日バックアップしているWebデータを、比較的安全と思われる海外などのサーバーを新たに借りて、保管しておくことも真剣に検討しなければならなくなりました。

 表ではなかなか見えない部分の話ではありますが、どうかIWJが積み上げてきた膨大なコンテンツの山を未来に残し、今後もより快適にIWJをご利用いただくためにも、引き続きIWJへのご支援をよろしくお願い致します。

※IWJへのご寄付・カンパはこちらからよろしくお願い致します。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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わとはぷ~What happened today? ――「グラウンド・ゼロ」跡地に新たな高層ビルの着工が開始した日!共謀罪法案審議で維新の党・松浪健太議員が「六本木にいる外国人はIS」発言!?
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 続いてぎぎまきです。

 2004年の今日4月27日、アメリカ同時多発テロ事件で崩壊した米国ニューヨークのワールドトレードセンター跡地「グラウンド・ゼロ」で、新たな超高層ビル「1 ワールドトレードセンター」の着工が始まりました。

 民間航空機2機がツインタワーに突っ込むという信じられない光景を私がテレビで見たのは、滞在していたインドの宿泊先でした。当時、中東への侵攻することを検討していた米国に、インド政府が国内の飛行場を明け渡すという議論が持ち上がり、帰国できない事態になる前に急いでインドを後にしたことを今もよく覚えています。

 2001年9月11日を境に、世界は「テロ」との戦いの時代を迎えました。あれから16年が経とうとしている2017年の今年、すでに43件のテロが起きていると公安調査庁が「世界のテロ発生状況」の中で公表しています。http://www.moj.go.jp/psia/terrorism/index.html

 そして、今、日本国内では過去3度、廃案になってきた共謀罪を「テロ等準備罪」に看板を書き換えた法案の審議が継続しています。

 一昨日25日は衆議院の法務委員会で参考人質疑が行われ、京都大学大学院法学研究科教授の高山佳奈子氏が意見陳述。五輪開催のために共謀罪が必要だと説明してきた安倍総理のごまかしを批判し、すでに整備されている国内法でほとんどのテロ目的の行為はカバーできると、政府による立法の合理性や必要性の主張を論破しました。その様子は国会ハイライトとしてまとめていますのであわせてご一読ください。

※「政治家の汚職は共謀罪の対象から外れている」!? ついに共謀罪審議入り! 京大・高山佳奈子教授が徹底批判!「テロ対策」と言いつつ捜査機関は「テロリスト」の「言語」さえ読み解けない! 2017.3.30
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/371324

 同日の法務委員会で、信じられない暴言がありました。維新の党の松浪健太議員が国内のテロ対策を強化する必要性を説明する中で、六本木を歩く外国人がISであるかのような発言をしたのです。「ISが日本人と偽装結婚し、日本で活動することは避けられない。六本木にいったら多くの外国人がいるが、ああいう皆さんも離婚して国籍はずっと持っているという方々が増えている実感がある」、と。

 IWJの事務所がある六本木にはいつも多くの外国人観光客の姿がみられます。日本を観光先として選んでくれた彼らが、日本で素敵な時間を過ごしてくれていればいいなぁと祈るような気持ちで眺めていますが、まさか、彼らのことをISかもしれないという疑いの目で見ている国会議員がいるとは、驚愕するほかありません。

 松浪健太氏は、岩上さんの大学の後輩で、空手(大道塾。現在は空道)の後輩であり、松浪氏が早稲田の学生時代、岩上さんのもとでアルバイトをしていたこともあるそうです。大学卒業後、産経新聞に入社、自民党から出馬して国会議員になって以来、一気に疎遠になったそうですが、岩上さんは自分の後輩のこのトンデモ発言に呆れ果てて、言葉もない様子でした。先輩としては、無念なことでしょう。松浪氏には、いったい若い頃、何を学んできたんだ、といいたくなります。残念すぎる人です。

 その後、参考人として意見陳述した漫画家の小林よしのり氏が「ヘイトスピーチを助長する」「排外主義につながる」と松浪議員の発言を強く批判していましたが、「テロ」という言葉をここまで自分たちに都合のいいように利用し、国民の内心の自由を縛り、排外主義を助長するかのような共謀罪法案の審議は、今後も徹底的に注視していかなければいけません。

 4月30日には前述した京都大学大学院法学研究科教授の高山佳奈子氏に岩上さんがインタビューしますので、こちらもぜひ、ご注目ください!

 では、本日もIWJをどうぞよろしくお願いいたします!