日刊IWJガイド・番組表「緊迫する北朝鮮情勢…安倍総理はサリン弾頭保有の可能性に言及!/本日、衆院法務委員会で共謀罪法案の趣旨説明が!?/玄海原発が再稼働!? 佐賀県議会が再稼働同意決議を可決!/民進党・細野豪志代表代行が代表代行を辞任!/二度にわたり震度7の揺れを記録した熊本・大分大地震から丸1年!」2017.4.14日号~No.1673号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「緊迫する北朝鮮情勢…安倍総理はサリン弾頭保有の可能性に言及!/本日、衆院法務委員会で共謀罪法案の趣旨説明が!?/玄海原発が再稼働!? 佐賀県議会が再稼働同意決議を可決!/民進党・細野豪志代表代行が代表代行を辞任!/二度にわたり震度7の揺れを記録した熊本・大分大地震から丸1年!」2017.4.14日号~No.1673号~ ■■■
(2017.4.14 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>緊迫する朝鮮半島情勢… 安倍総理は北朝鮮がサリン弾頭を保有している可能性に言及し、圧力を強める姿勢! 民進党は「森友強行採決」されたにもかかわらず、共謀罪法案の趣旨説明を受け入れる姿勢!?
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】玄海原発が再稼働!? 佐賀県議会が再稼働同意決議を可決! 佐賀県知事の判断は…?(林俊成)
┠――【2】民進党・細野豪志代表代行が、代表代行を辞任届を提出! 理由は憲法に関する執行部との考えの違い(IWJ編集部)
┠――【3】国連安保理でのシリア調査の決議が廃案に! ロシアは反対、中国は棄権(IWJ編集部)
┠――【4】大阪府が塚本幼稚園に再度立ち入り調査を実施! 籠池氏一人を悪者に仕立てる松井府知事は本日「万博誘致」について記者会見を実施!(城石エマ)
┠■<★岩上さんのインタビュー報告★>戦争の足音が迫る中、足元には「貧困の波」が〜全世代に広がる貧困の実態を『下流老人』の著者・藤田孝典氏が解説! 岩上安身によるインタビュー第2弾!(ぎぎまき)
┠■<お知らせ>桜も散り始めた今、新しいことを始めるならIWJで一緒に働きませんか? IWJなら「事務スタッフ」「テキストスタッフ」など、ご自分の「得意」を活かせる仕事がたくさんあります!(城石エマ)
┠■わとはぷ~What happened today? 二度にわたり震度7の揺れを記録した熊本・大分大地震から丸1年!(林俊成)
┠■お詫びと訂正(IWJ編集部)
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<はじめに>緊迫する朝鮮半島情勢… 安倍総理は北朝鮮がサリン弾頭を保有している可能性に言及し、圧力を強める姿勢! 民進党は「森友強行採決」されたにもかかわらず、共謀罪法案の趣旨説明を受け入れる姿勢!?
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 おはようございます。IWJテキスト班の林俊成と申します。

 シリア情勢に続き、朝鮮半島情勢が緊迫しています。

 北朝鮮政府当局は13日、同国内で取材中の外国人ジャーナリストに対し、「大規模かつ重要なイベント」に備えるよう通知を出しました。

 ロイター通信によると、「過去には、比較的小規模な軍事行動に関連して、同様の通知がなされたことがある」とのことで、一体何が起こるんだ…と不安になりましたが、「重大なイベント」は、街路の開設式。

 金正恩朝鮮労働党委員長が出席する国威発揚のためのイベントでしたが、軍事行動ではなかったということで、ひとまず胸をなでおろしました。

 一方で、「北朝鮮の6回目の核実験に向けた準備は万端」との報道もなされており、楽観することはできません。

・緊迫する北朝鮮情勢、外国人記者に「重大なイベント」を通知(ロイター、2017年4月13日)
http://jp.reuters.com/article/northkorea-event-idJPKBN17E2VL

 こうした情勢を受け、13日に開かれた参議院外交防衛委員会では、北朝鮮に関する議題が取り上げられました。

 日本維新の会の浅田均参議院議員は、安倍総理に対し、「経済制裁という段階を超えて、防衛について真剣に考える必要がある」とし、敵基地攻撃能力を持つことを検討するよう盛んに要求。自民党以上のタカ派の姿勢を鮮明にしました。

 敵基地攻撃能力についての認識を問われた安倍総理は「様々な検討はおこなっていくべきものと考えている」と回答し、否定しませんでした。安倍総理はさらに、「サリンを弾頭につけて着弾させる能力については北朝鮮はすでに保有している可能性がある」と述べ、北朝鮮の脅威が高まっているとの認識を示しました。

・北朝鮮がサリン弾保有も 首相、抑止力強化訴え(東京新聞、2017年4月13日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017041301001062.html

 安倍総理が、そのような情報を根拠として「北朝鮮がサリン弾を保有している可能性がある」と述べたのかは不明ですが、サリンといえば4月4日に、シリア北西部イドリブ県で、サリンと目される化学兵器が使用されたとして、米軍はシリアのアサド政権を名指しで避難し、国連安保理の決議抜きに武力攻撃を行いました。

 その攻撃さめやらぬ段階での「サリン弾保有」発言。北朝鮮の脅威を強調する政治的なアナウンス効果を考えての発現だったかどうかはわかりませんが、インパクトの大きな発言であったことは間違いありません。

 一方中国は、習近平国家主席に続いて、王毅外相も「軍事力では問題を解決できない、協議再開の機会が生まれることを望む」と述べ、空母を朝鮮半島に向かわせるなど、圧力を強化する姿勢を示すアメリカをけん制しました。

・中国外相、北朝鮮問題は「軍事力で解決できず」(ロイター、2017年4月13日)
http://jp.reuters.com/article/northkorea-usa-china-minister-idJPL3N1HL2UF?il=0

 また北朝鮮は11日、19年ぶりに最高人民会議に「外交委員会」を復活させています。対外関係改善に向けた動きとみられています。

・北朝鮮 19年ぶりに外交委員会を復活(NHK、2017年4月12日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170412/k10010946211000.html

 戦争により犠牲になるのは、権力者ではなく、常に弱い立場の人間です。武力によらない平和的な解決を願うばかりです。

 なお、この問題で急遽、4月19日に岩上さんが軍事ジャーナリストの田岡俊次氏に緊急インタビューをすることになりました!元朝日新聞記者で、日本の米国追従姿勢を批判し続けてきた田岡氏は、2014年4月25日に岩上さんのインタビューにこたえ、来日したオバマ大統領(当時)が安倍総理との日米首脳会談で、尖閣諸島が対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲内であると、大統領として初めて明言したことについて、「日本と中国、両方にいい顔をするという米国の戦略がすけて見える」とコメントしました。

※日米首脳会談、大手メディアの偏向と米国の本音~岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏インタビュー 2014.4.25
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/136391

 緊迫する朝鮮半島情勢について、約3年ぶりとなる田岡氏へのインタビュー、ぜひ、お見逃しなく!

 さらに!岩上さんの怒涛のインタビューは続きます!

 4月22日には、元外務省国際情報局長の孫崎享氏にインタビュー、4月28日には、放送大学教授の高橋和夫氏にインタビューが決定しています!お二人とも、これまでの岩上さんのインタビューで鋭く日米関係を読み解いてきました。ぜひ、過去のアーカイブもご視聴ください。

※スティーブン・バノン氏とは何者か――トランプ大統領、「大暴走」の背後にネオコンも警戒する「オルタナ右翼」の存在!岩上安身が孫崎享氏に訊く! 2017.2.3
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/361037

※「トランプ大統領」誕生で中東情勢はどうなる!? 岩上安身による国際政治学者・放送大学教授 高橋和夫氏インタビュー 2016.12.23
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/353649

 一方国会は、12日の衆議院厚労委員会での「森友強行採決」を受け、予定されていた衆議院本会議が見送られました。

 昨日もお伝えした通り、12日の衆議院厚労委員会で、民進党の柚木道義議員が安倍総理に対し、森友学園問題解明の指示を出すよう求めたところ、自民党は審議中だった介護関連法案を強行採決。この異常な対応を受け、民進党の山井和則国対委員長は記者団に対し、「国会は強行採決で不正常になった」と述べました。

 この「森友強行採決」を受け、13日午前、国対委員長会談がおこなわれ、与野党の国対委員長が出席しました。

 会談で野党側は「森友強行採決」について、与党側の否を認めて謝罪するよう求めました。それに対し、自民党の竹下亘国対委員長は、「遺憾である」と述べたものの、明確な謝罪は拒否。話し合いは平行線に終わり、予定されていた衆議院本会議が見送られました。

 しかし、その後も竹下国対委員長と山井国対委員長は断続的に協議を続け、予定通り本日、共謀罪の趣旨説明をおこなうことを確認したとの報道が。

・「共謀罪」、14日審議入り=民法改正案、衆院通過ずれ込み(時事通信、2017年4月13日)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017041300906&g=pol

 野党のこの妥協的な姿勢には、首を傾げざるをえません。このような状況の中で法案の趣旨説明を受け入れるとは、自民党の横暴な国会運営を追認するのに等しいのではないでしょうか。

 ましてや、対象法案は「日本の司法制度を一変させる」と言われる共謀罪法案です。民進党の対応には大きな疑問符がつきます。

 共謀罪審議に加え、シリア情勢、さらに北朝鮮情勢まで緊迫。安倍政権による公共財の私物化の一例とも見なされる森友学園問題や加計学園疑惑も忘れるわけにはいきません。

 報道すべきことは日々増加していきますが、IWJは人的にも経済的にも余裕がありません。まだIWJの会員にご登録いただいていない方は、この機会にぜひご登録いただき、会費でIWJをお支えいただきたいと存じます。

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◆中継番組表◆

**2017.4.14 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】10:30~「日本外国特派員協会主催 松井一郎・大阪府知事 日本万国博覧会誘致に関する記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「日本外国特派員協会」主催の記者会見を中継します。

【Ch6】19:30~「『未来のための公共』安倍政権に反対する金曜国会前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「安倍政権に反対する金曜国会前抗議実行委員会」主催の抗議行動を中継します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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◆中継番組表◆

**2017.4.15 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

※調整中です。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

わとはぷ~What happened today?――キューバを介した米ソ核戦争の危機が再来!? シリアを介した米朝核戦争への不安(「日刊IWJガイド」2017年4月12日号より)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373719

東芝が監査法人の承認を得ないまま決算発表!! ついに上場廃止か!?(「日刊IWJガイド」2017年4月12日号より)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373568

東芝、異例の決算発表――監査法人の承認ない「意見不表明」の決算発表で上場廃止の危機! 虎の子の半導体メモリー事業売却にも問題が!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373468

都はなぜ豊洲の汚染地を高額で購入したのか――? 百条委員会後も謎のまま… 責任を押しつけ合う石原元都知事らの証人尋問を求め、住民訴訟原告の一級建築士・水谷和子氏らが申出書を提出
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373295

このままでは原子力利用を支える人材がいなくなる! 日本の原子力のサステナビリティをどう確保するかが大きな課題だ !? ~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373480

甲状腺がん発症した子どもと家族に支援した療養費の給付を報告~給付を受けた方からの切実なメッセージも――『3・11甲状腺がん子ども基金』第1期療養費給付に関する記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373291

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<★岩上さんのインタビュー報告★>戦争の足音が迫る中、足元には「貧困の波」が〜全世代に広がる貧困の実態を『下流老人』の著者・藤田孝典氏が解説!岩上安身によるインタビュー第2弾!
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 おはようございます。IWJのぎぎまきです。

 ベストセラーとなった『下流老人』に続き、今年3月に新刊『貧困クライシス』を出版されたばかりの藤田孝典氏に、昨日、岩上さんが2回目となるインタビューを行いました。

 前回のインタビューでは高齢者の貧困についてお話をうかがいましたが、今回は若者を中心に、女性やひとり親世帯の深刻な貧困の実態について、藤田氏に解説していただきました。

 藤田氏が強調したのは、貧困は個人の問題ではなく社会構造の問題であるということ。資本主義は貧困を生み出してしまうシステムだと話し、だからこそ、貧困に陥った個人は社会によって支援されるべきだという合意形成が近代になってなされてきたと指摘しました。

 しかし政府は、近代以前の考え方のようです。先日、今村雅弘復興大臣が「自主避難者は自己責任」だと暴言をはきました。国の財政を圧迫し過ぎないよう、経済優先で一方的に避難地域を設定した政府。そこからこぼれおちた国民を、本来社会が支援すべきなのに、大臣は「自己責任」だと切り捨てました。

 今村大臣の発言は政府の考え方をそのまま現したものであることがよくわかります。安倍政権は「相互扶助」という理念を国民に押し付け、国ではなく家族や個人で助け合うべきだという自己責任論を、憲法で制定しようとしているのです。インタビューでは憲法9条や25条の話にもおよびました。

 緊迫する中東や朝鮮半島情勢、「介護保険法改正案」が国会で強行採決された、国内外どこをみても「緊急事態」にある今、日本はどこに向かい、どんな社会を私たちは目指すべきなのか。充実した内容の約2時間半のインタビューです!見逃した方は、ぜひ下記URLより動画アーカイブをご覧ください!

※緊迫する中東・朝鮮半島情勢!国会では「介護保険法改正案」が厚労委で強行採決!〜足元に押し寄せる「貧困の波」――岩上安身による『下流老人』著者・藤田孝典氏インタビュー第2弾!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373645

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<お知らせ>桜も散り始めた今、新しいことを始めるならIWJで一緒に働きませんか?IWJなら「事務スタッフ」「テキストスタッフ」など、ご自分の「得意」を活かせる仕事がたくさんあります!
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 おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

 ツイキャス中継をご視聴いただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、一昨日、過労で体調の優れない岩上さんとともに、都内の桜巡りをしてきました。観光タクシーの運転手さながらの岩上さんの案内のもと、代々木公園に新宿御苑、砧公園など、東京きっての桜の名所をお届けしました!

 しばし、日頃の疲れや、社会への憂いを忘れる時間を過ごすことができた岩上さんですが、日常に戻ってくると、待っているのはIWJの人手不足という残酷な現実です…。

 桜に葉っぱが混じり始める今日この頃、すでに新年度のスタートを切って落ち着き始めている方も多いかもしれませんが、まだこれからだぞという方はぜひ、IWJで働いてみませんか?

 IWJでは現在、「事務スタッフ」と「テキストスタッフ」の両部門で緊急募集しています。

 「事務スタッフ」の業務は、「一般事務」と「会員事務」の2つに分かれます。「一般事務」は、岩上さんのインタビューアポイントメントをとったり、講演や出張取材など各種イベントなどのスケジュール調整をしたりするなど、秘書・マネージャー的な業務を行いつつ、一般的な庶務も担う仕事です。「会員事務」は、会員の方やサポーターの皆様の個人情報をお預かりし、お問い合わせ・ご意見などの窓口となって対応する仕事。

 どちらも、表からは見えにくいですが、IWJを支えるために必要不可欠な仕事です。昨年度末にかけて、既存スタッフの退社が重なり、現在、深刻な人手不足に陥っています。

 「テキストスタッフ」は、いわゆる「記者」として取材や記事執筆をします。また、この日刊IWJガイドの「デスク」、岩上さんのインタビュー用リサーチやパワポ資料の作成も、テキストスタッフの仕事です。緊急時などは特にハードワークになりますが、スタッフ同士、協力しあって乗り越えていけるので心配いりません。

 この他、IWJでは中継配信や動画編集を主に担う「中継・動画編集スタッフ」、日々の記事アップやウェブ改造プロジェクトに取り組む「Webスタッフ」も募集しています。

 自分の生活と両立しやすいアルバイト契約から、専業で働きたい方におすすめの契約社員制度まで、柔軟な働き方をご用意しています。また、正社員制度設置に向けた準備も進めているところです。もちろん、スタッフには社会保険が完備されていますし、会社が労基法をきちんと守り、労働者の権利が守られるように、社会保険労務士とも顧問契約をしていますので、ご安心ください。

 興味をもった方はぜひ、以下の応募フォームに記載された詳細をご一読いただき、ふるってご応募ください!

※IWJ レギュラースタッフ 募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 またIWJでは、ジャーナリズムの世界に興味を持っているけれど、まだ働くのはちょっと…とお迷いの方のために、「インターン制度」もご用意しております。この制度を使うと、1週間程度でIWJの業務内容を見学していただけます。学生の方だけでなく、社会人の方でも大丈夫です!ぜひ、下記の応募フォームより、ふるってご応募ください。

※IWJインターン応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScNiPB0JzZ5xdz69_tIx3EzMpgiTjTO3LEhMn-Fh1-fbegC_A/viewform

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わとはぷ~What happened today?二度にわたり震度7の揺れを観測した熊本・大分大地震から丸1年!
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 今日は4月14日、最大震度7の揺れを2度にわたって観測した熊本・大分大地震から丸1年です。

 「もう1年」なのか、「まだ1年」なのか…。被災地の方々にとっては、まだまだ昨日のことのような出来事でしょう。しかし、被災地以外では政治状況がめまぐるしく変わっていく日々の中で、熊本・大分大地震の記憶は、日々遠ざかりつつあるのが現実ではないかと思います。

 忘却は世の常です。しかしそれでも、忘れてはならないことがあります。薄れてゆく記憶を、あえて改めて刻み返すべきことがあります。

 2016年4月14日21時26分、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、熊本県益城町は震度7の揺れに見舞われました。当初はこの地震が本震と考えられていましたが、その約28時間後の4月16日1時25分、同じく熊本県熊本地方でマグニチュード7.3の地震が発生。益城町は再び震度7の揺れに見舞われました。

 さらに、本震では熊本県西原村でも震度7を記録したほか、人口約74万人を擁する熊本市でも震度6強を記録し、九州の広い範囲が震度5弱以上の揺れに見舞われました。

 一連の地震による死者は225人、負傷者2727人、車中泊によるエコノミークラス症候群など震災関連死と認定された人は170人にのぼります。建物の被害も甚大で、全壊した住宅は8424棟、半壊は3万3212棟、一部破損が14万9963棟にのぼり、さらに熊本城の石垣や櫓(やぐら)が倒壊し、阿蘇大橋が崩落しました。

 IWJは地震発生直後から、緊急行動として専門家の先生方に緊急取材するとともに、九州緊急特派チームを派遣しました。特派チームは皆様からいただいたご寄付を元に、支援の行きわたりにくい小規模な避難所や、指定外の避難場所をまわり、現地の方々のお話をうかがうとともに、紙おむつ等の衛生用品や食料品などの支援物資を届けました。

※【IWJ緊急行動】熊本・大分大地震 緊急取材と関連情報
http://iwj.co.jp/wj/open/kumamoto-eathquake

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援1】「今は足元しか見えないです。俯瞰ができない…」~4月17日、IWJ九州緊急特派チームが急遽、被災地入り。避難所となった熊本市立月出小学校で、現場指揮を執っていたPTA会長にインタビュー! 2016.10.7
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/336959

※【IWJふり返りレポート・熊本・大分大震災取材&支援2】「本震」直後の出産!強い余震が続くなか、「もう産むしかない」と決意~4月18日、IWJ特派チームは聖粒会慈恵病院へ支援物資を届け、看護部長と「本震」直後に出産された女性にインタビュー! 2016.10.10
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/337689

 IWJの報道と被災地支援に対する考え方については、こちらの記事にまとめました。

※2016/04/19 関テレ撮影クルーが被災地で暴挙!「シャッターを切る前に人命を助ける」岩上イズム!IWJが報道と支援を両立させる「理由」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/297933

 当時の政府の対応はどのようなものだったのでしょうか。

 菅官房長官は伊方原発を「いよく原発」と読み間違え、さらに緊急事態条項創設に言及。一部の右派論客もこの発言に便乗しました。

※自称「ジャーナリスト」の櫻井よしこ氏が、熊本・大分大地震のさなかに「緊急事態条項」創設を主張!熊本・大分大地震は「最初から国が前面に出て」「事態に対処することができたであろうと思われる」と大放言! 2016.4.28
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/299895

 こうした「災害便乗型改憲」論に対し、今年3月27日の衆院憲法審査会で永井幸寿弁護士は、参考人として真っ向から反対しています。IWJは永井弁護士の意見陳述や質疑応答を詳細に記事化していますので、ぜひ、ご一読ください。後編は昨日アップしたばかりです!

※【国会ハイライト】「災害をダシに憲法を変えてはいけない」〜永井幸寿弁護士が憲法審査会で意見陳述!緊急時の国会議員の任期問題は「参議院緊急集会」と公選法「繰延選挙」で対処可能!(前編) 2017.3.27
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/370892

※【国会ハイライト】「国家緊急権ないから住民に直接命令できない」中谷・前防衛相が緊急事態条項の必要性強調!永井弁護士は「総理の指示に従えば熊本でより大勢死んでいた」!(中編) 2017.4.12
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373505

※「テロ」「戦争」は「緊急事態条項」新設の口実にはならない!永井幸寿弁護士が憲法審査会で痛烈批判!議員任期延長で「戦争遂行の挙国一致体制」が作られた負の歴史を忘れてはならない!(後編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/373892

 そして安倍総理は、「リーダーシップ」を演出する好機とばかりに、自治体の要望を待たずに中央から次々に支援物資を送る「プッシュ型支援」をおこないました。しかし、プッシュ型支援は見事に裏目に出て、避難所の状況を正確に把握できず、「必要な救援物資が必要な場所に十分に行き届かなかった」と批判されました。こうした批判を受け、政府は防災基本計画の見直しを発表しました。

・政府が防災基本計画を見直し 支援物資の輸送体制など(中国新聞、2017年4月11日)
http://www.chugoku-np.co.jp/news/article/article.php?comment_id=333607&comment_sub_id=0&category_id=691

 地震発生から半年後の2016年10月31日、IWJは再び現地入りし、街の様子を取材しました。益城町では、地震から半年経っても解体が完了した家屋はわずか25%程度ということで、被害の甚大さがうかがわれます。取材班は同時に、被災地支援に取り組む民間団体「よか隊ネット」の代表らにインタビューをおこなっています。

※熊本・大分大地震から半年 ―甚大な被害を受けた熊本・益城町から現在の様子をリポート 2016.10.31
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/342741

※熊本・大分大地震から半年 ―こころをつなぐ「よか隊ネット」代表・佐藤彩己子氏、事務局長・江崎太郎氏インタビュー 2016.10.31
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/342839

 そして一昨日、ようやく益城町の小中学校で、給食が本格的に再開されたという報道がされました。良かったと思うと同時に、復興の道のりの長さを感じます。

・熊本・大分大地震 益城町で給食本格再開(毎日新聞、2017年4月12日)
https://mainichi.jp/articles/20170413/k00/00m/040/124000c

 IWJは今後とも、小さな声、現場の声に耳を傾け、報道していきたいと思います。

 それでは今日も1日、IWJをよろしくお願いいたします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170414

■お詫びと訂正

 4月13日発行の日刊ガイドにて、以下の部分の記載に誤りがありました。謹んでお詫び申し上げます。

<ニュース・フラッシュ!>【1】
(誤)シリアの科学兵器
(正)シリアの化学兵器

 今後、こうした校正ミスのないように、注意してまいります。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/