日刊IWJガイド・番組表「岩上安身の質問に名匠・オリバー・ストーン監督が呼応!最新作『スノーデン』記者会見動画は1月末まで特別フルオープンで公開中!/いよいよ思想が裁かれる!?政府が議院運営委員会に共謀罪提出を伝達!」」2017.1.19日号~No.1588号~


■■■日刊IWJガイド「岩上安身の質問に名匠・オリバー・ストーン監督が呼応!最新作『スノーデン』記者会見動画は1月末まで特別フルオープンで公開中!/いよいよ思想が裁かれる!?政府が議院運営委員会に共謀罪提出を伝達!」」2017.1.19日号~No.1588号~■■■
(2017.1.19 8時00分)

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>下位36億人の資産額と上位8人の資産額が同じ!上位の億万長者「サイバー・リバタリアン」の正体!(原佑介)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】いよいよ思想が裁かれる!?政府が議院運営委員会に共謀罪提出を伝達!(原佑介)
┠――【2】アパホテルが南京大虐殺「否定」する本を全客室に設置、中国で大炎上!(原佑介)
┠■岩上安身の質問に名匠・オリバー・ストーン監督が呼応!最新作『スノーデン』記者会見動画は1月末まで特別フルオープンで公開中!(ぎぎまき)
┠■「リメンバー・パール・ハーバー」と「アメリカ・ファースト」は戦後秩序を破壊する「日米合作」か――安倍総理の真珠湾訪問と「戦後レジーム」の行方!成城大学ほか非常勤講師・神子島健氏の特別寄稿をアップ!(原佑介)
┠■わとはぷ~What happened today?〜登山家・田部井淳子さんが世界6大陸の最高峰を征服した日!(原佑介)
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■<はじめに>下位36億人の資産額と上位8人の資産額が同じ!上位の億万長者「サイバー・リバタリアン」の正体!

 おはようございます。IWJでテキスト関係の業務に従事している原佑介と申します。

 昨日もお伝えしましたが、貧困撲滅に取り組む国際NGO「オックスファム」が今週16日、世界人口のうち所得の低い半分に相当する36億人の資産額と、世界で最も裕福な富豪8人の資産額が同じだとする報告書を発表。そうした格差が「社会を分断する脅威」にまでなっていると警鐘を鳴らしました。

※世界人口の半分36億人分の総資産と同額の富、8人の富豪に集中(AFP)
http://www.afpbb.com/articles/-/3114180?act=all

 ドナルド・トランプ氏が米国大統領に選出されたことや、欧州を始めとする極右勢力の台頭など、こうした極端な事象の背景には、過度なグローバリズムがもたらした異常な格差社会への反動があるのではないでしょうか。

 米経済誌フォーブスの2016年版世界長者番付で上位6人にランキングされたのは、米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏、スペインのアパレル大手インディテックス創業者アマンシオ・オルテガ氏、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏、メキシコの通信王カルロス・スリム氏、米アマゾン・ドットコム創業者ジェフ・ベゾス氏、フェイスブック共同創業者マーク・ザッカーバーグ氏です。

 ここで名前が上がっている億万長者の皆さんは、京都大学名誉教授・本山美彦さんが「サイバー・リバタリアン」と呼ぶ面々とまさに重なり合っています。

 「リバタリアニズム」とは、「機会の自由」を重視し「再分配」の重要性を否定する「自由至上主義者」のことで、この場合の自由とは、「果てしない富の追求の自由」を指します。

 本山さんによれば、世界中で極端な格差が拡大してゆくのは、「際限なく金を稼ぎ、富を所有したいという欲望」を全面肯定する自由主義の原理と、その追求のための「ワシントン・コンセンサス」が存在し、そういう構造の中で、彼らIT長者たちが「サイバー・リバタリアン」としてのし上がっているということです。

 本山さんは岩上さんのインタビューの中で、世界の金融の流れを支配する「金融権力」と「サイバー・リバタリアン」が結びつく「Fintech(フィンテック=ファイナンスとテクノロジーの2つを併せた造語)」が支配的な体制になると予測しましたが、この予言はまさに現実のものとなろうとしているようです。

※2016/02/08 「日本を丸々と太らせ、美味しくなった頃に食べるのがアメリカ」〜『金融権力 グローバル経済とリスク・ビジネス』著者、本山美彦・京都大学名誉教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286495

※2016/03/14 岩上安身が京都大学名誉教授・本山美彦氏に直撃インタビュー第2弾! 世界経済を牛耳る「金融権力」と「サイバー・リバタリアン」の正体とは~「トランプつぶし」で米大統領選への介入開始か!?
http://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/10640

 近日中に本山美彦さんインタビューを再配信しますので、ぜひご覧いただきたく思いますが、サポート会員であれば、IWJの独自コンテンツをいつでも好きなタイミングでご利用いただけますので、ぜひこの機会にサポート会員にご登録お願いします!

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 また、IWJでは現在、年間支出を2000万円ほどもカットしなければならないほどの、深刻な経営難に見舞われています。実際に2000万円も経費をカットした場合、IWJのコンテンツは今の規模からどれほど削らなければならないのでしょう?

 2000万円もの削減となれば、取材数を減らすだけでは追いつかず、何人かのスタッフを減らさなければならないでしょう。それはお金の話に疎い僕でもさすがにわかります。IWJは大手メディアが報じないような際どいニュースもタブーなしで報じます。どうか皆さまのご寄付・カンパでIWJへのご支援をよろしくお願いします。

※ご寄付・カンパはこちらからよろしくお願いします。
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◆中継番組表◆

**2017.1.19 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】12:00~「第2回 TOKYO MXへの抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※TOKYO MXの報道バラエティ番組「ニュース女子」が高江のヘリパッド建設に反対する市民運動に対し「デマ」や「ヘイト」などの悪意に満ちた番組を放送したことに対する抗議行動の模様を中継します。

【Ch6】15:00~「民進党 蓮舫代表 定例記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※民進党 蓮舫代表による定例記者会見を中継します。

【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【ツイキャス・IWJエリアCh1・大阪】18:30~「『戦争法を廃止へ!』『憲法こわすな!』 1.19おおさか総がかり19行動@御堂筋デモ」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1
※「おおさか総がかり行動実行委員会」主催により開催されるデモの模様を中継します。

【再配信・IWJ_YouTube Live】19:00~「スノーデン氏が暴く!米国による巨大監視システムの実態とは――岩上安身による小笠原みどり氏(元朝日新聞記者、カナダ・クイーンズ大学大学院博士課程在籍)インタビュー (後編)」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2016年12月26日収録。米国の違法な諜報活動を世界中に暴露して追われる身となった元NSA職員・エドワード・スノーデン氏に単独インタビューをおこなったジャーナリスト・小笠原みどり氏への岩上安身によるインタビューを再配信します。なお、岩上安身によるインタビュー中継及び、再・録画配信は、YouTubeのライブストリーミングを使用して配信いたします(詳しくはこちらをご参照ください→ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/355478 )。
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/354108

【再配信・IWJ_OSAKA1】22:00頃~「『戦争法を廃止へ!』『憲法こわすな!』 1.19おおさか総がかり19行動@御堂筋デモ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※同日開催された「おおさか総がかり行動実行委員会」主催によるデモの模様を再配信します。

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◆中継番組表◆

**2017.1.20 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

米国の同盟国をやめた瞬間に、CIAのマルウェアが日本中のインフラを崩壊させる!?スノーデン証言の真偽は⁉︎――映画『スノーデン』のオリバー・ストーン監督に岩上安身が直撃質問!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/357253

オリバー・ストーン氏「アメリカの大手のスタジオには全部断られた」―映画「スノーデン」ジャパンプレミアで制作裏話を披露!! http://iwj.co.jp/wj/open/archives/357257

日本はまだTPPを批准できていなかった?! 裁判は終結したが、おどろくべき事実が明るみに!! ~TPP交渉差止・違憲訴訟 第7回口頭弁論期日 ―口頭弁論後の報告集会 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/356835

「(駆けつけ警護で)死ぬのは時間の問題です」――自衛隊の内情に詳しい軍事評論家・古是三春氏が駆けつけ警護に警鐘!ガチ平和映画祭『派兵の真実』上映会後のトークライブ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/356289

【IWJブログ・特別寄稿】「リメンバー・パール・ハーバー」と「アメリカ・ファースト」は戦後秩序を破壊する「日米合作」か――安倍総理の真珠湾訪問と「戦後レジーム」の行方
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/357288

「これまで70年培って作ってきた平和ブランドを完全にぶち壊した時、安倍さんのスピーチ、後藤さんの映像、イスラム国が安倍が敵だといった映像、それは世界中に流れた」古賀茂明氏がスピーチ―安倍政権NO!+野党共闘☆0114大行進
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/356435

~昨日テキストアップした記事はこちら~

「トランプ現象とサンダース現象は同じコインの裏表」――行き過ぎたグローバリズムに「NO」を突きつける流れを日本でもつかもう! 国際ジャーナリスト・堤未果氏に岩上安身が訊く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/349867

共産党大会に野党党首ら集結!民進・安住代表代行、「隔たりあるが政策を寄せ合うことは可能」と候補者一本化を宣言!IWJの直撃に野党共闘は党の公式な考えであるとも主張!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/356721

■<ニュース・フラッシュ!>

【1】いよいよ思想が裁かれる!?政府が議院運営委員会に共謀罪提出を伝達!

 政府は昨日の衆参両院の議院運営委員会理事会で、犯罪の計画段階で処罰する共謀罪法案を明日20日召集の通常国会への提出を目指す方針を伝えました。

 過去3度廃案となったこの法案ですが、今回政府は東京五輪にかこつけ、「テロ等準備罪」と名を変えて上程し、国民の批判をかわす狙いです。共謀罪の対象犯罪は676にものぼりますが、公明党の慎重姿勢を受け、対象犯罪数を300ほどに減らすことも検討されているということですが、まだ条文ができていないため、中身の詳細はわかりません。

 通常、優先される予算関連法案が国会に出されるのが2月中、非予算関連法案が出されるのが3月中とされます。共謀罪は非予算関連法案ですので3月以降に法案が出される見込みですが、それまでの間にこの危険な法案に対する鳴らしてゆけるか、この2ヶ月がヤマ場です。

 刑法体系をガラリと変え、人の「思想」を裁くと批判されるこの法案。IWJは今国会の重大法案のひとつとして力を入れて報じてまいります。来週火曜日(1月24日)には、岩上さんが共謀罪に警鐘を鳴らす落合洋司弁護士にインタビューしますので、ぜひご覧ください。

【2】アパホテルが南京大虐殺「否定」する本を全客室に設置、中国で大炎上!

 「アパホテル」が大炎上しています。

 客室に南京大虐殺を否定する内容を含む書籍が置かれているとして、中国のSNS「微博」を発端に、多くの批判が集まっているアパホテル。

 南京大虐殺を否定する書籍の著者はなんと、アパグループの元谷外志雄(もとやとしお)代表。日本では保守系財界人としても有名で、安倍総理の後援会「安晋会」の副会長も務めているということです。

 炎上を受け、アパグループは一昨日17日に「特定の国や国民を批判することを目的としたものではなく、事実に基づいて本当の歴史を知ることが目的」とする見解を発表し、書籍の撤去は「考えていない」と説明しました。「南京大虐殺の否定」を「本当の歴史」と言い切ってしまったのですから、これは開き直りというか、「こっちが真実なのだ!」とゴリゴリのダメ押しをした感があります。

 中国人観光客も数多く利用してきたアパホテルですが、今後は中国人客はいらない、ということなのでしょうか。ビジネス上の損得勘定の問題とは別に、歴史修正主義を展開する姿勢は厳しく非難されなければなりません。南京大虐殺に関する歴史修正主義者の「嘘」については哲学者・能川元一氏が岩上安身に詳しく語っています。必読です。

※【IWJブログ】南京大虐殺・従軍慰安婦を「なかった」ことにする歴史修正主義者の「嘘」を一次史料にもとづき徹底論破する~岩上安身による能川元一氏インタビュー 2014.4.4
第1部
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/132364

第2部
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/132386

第3部
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/132422

■岩上安身の質問に名匠・オリバー・ストーン監督が呼応!最新作『スノーデン』記者会見動画は1月末まで特別フルオープンで公開中!

 おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。

 今日は私から、『プラトーン』『7月4日に生まれて』『ナチュラル・ボーン・キラーズ』などの作品で有名な名匠、オリバー・ストーン監督と岩上さんが意気投合した!というちょっとワクワクするニュースをお知らせします!

 昨日1月18日、最新作『スノーデン』をひっさげて来日中のストーン監督が都内で記者会見を開き、記者として参加した岩上さん。司会から質問が募られると真っ先に挙手し、トップバッターでストーン監督に鋭い質問を投げかけました。

 それまで椅子に身体を深く沈め、「取材詰めで『カロウシ』(過労死)状態だ」などと発言するほど疲れてきっていた様子の監督。さんざんつまらない質問ばかりを受けてきたのでしょうか、岩上さんが質問するや否や、みるみると生き返るように、通訳無視で怒涛の勢いで話し始めたのです。まさに、ダムが決壊した、ごとく。

 まず、ストーン監督は岩上さんに対し、「この部屋で目覚めている人がいて、とても嬉しい」と謝意を述べました。「目覚めている」という言葉の真意ははっきりとは分かりませんが、岩上さんのように核心をつく質問をした記者は、これまでアメリカにもヨーロッパにもいなかった、というのです。

 映画『スノーデン』は、米国のメジャーな配給会社はすべて拒否。アカデミー賞の監督賞を2度、脚本賞を1度受賞したことがあるストーン監督の作品にも関わらず、小さな配給会社しか受け入れなかったという、いわくつきの作品。米国資本も一切入らず、フランスやドイツなど、スノーデン氏に理解ある国々からの出資で成り立っているといいます。

 米国の秘密を暴露したスノーデン、というテーマは、アメリカやヨーロッパの記者たちでも萎縮してしまうタブーなのでしょうか。岩上さんはそんな空気をいつもの通り無視し、タブーに切り込みます。一体、岩上さんは何を質問し、ストーン監督は何を答えたのか。ぜひ、その一部始終を収めたこちらの映像を皆さまにご覧いただきたいと思います!

※米国の同盟国をやめた瞬間に、CIAのマルウェアが日本中のインフラを崩壊させる!?スノーデン証言の真偽は⁉︎――映画『スノーデン』のオリバー・ストーン監督に岩上安身が直撃質問!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/357253

 岩上さんが連投ツイートした記者会見の模様も加筆のうえで、「岩上安身のツイ録」としてアップしていますので、こちらも併せてご覧ください!

※【岩上安身のツイ録】「ここに目覚めた人がいる!」―― 映画「スノーデン」の監督オリバー・ストーンが岩上安身の質問にビビッドな反応!!スノーデンが明かした米国による無差別的大量盗聴の問題に迫る!! 2017.1.18
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/357309

 英ガーディアン紙が2013年6月5日、スノーデン氏の告発をもとに「NSAが、数百万人の市民の通話記録やインターネット上の情報をひそかに収集していた」という衝撃のスクープを発表した際、岩上さんは「サイバーファシズム」の時代がやってくると警鐘を鳴らしました。当時の記事を再アップしましたので、こちらもぜひ、ご覧ください!

※【IWJブログ:自由を求めて「米国へ亡命」する時代から「米国から亡命」する時代へ~迫りくるサイバー時代のファシズム】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/84775

 特別に1月いっぱい、会員、非会員の方どなたでもご視聴いただけるよう、フルオープンで公開していますので、お見逃しなく!

 また、今日は夜7時から、昨日に続き、12月26日に収録された元朝日新聞記者でカナダ・クイーンズ大学大学院博士課程に在籍中の小笠原みどり氏のインタビュー「後編」を再配信します!

 20日から召集される通常国会で自民党が提出を狙っている「共謀罪」。安倍政権は国民の監視を強めようとしています。共謀罪は、犯罪が起きる前に、犯罪について話し合い、合意したことを「犯罪」とするもの。これが成立してしまえば、私たちの日常会話のすべてが監視対象になってしまいます。

 スノーデン氏は自分の命をかけて、監視社会の恐ろしさを世界中に暴露しました。小笠原氏のインタビューを介して、私たちはスノーデン氏の意志を継ぐことができるのだと思います。ストーン監督も記者会見で、「国家やNSAのような組織に自分の魂を明け渡してはいけない」と個人としての内面の強さを持つことを呼びかけていました。

 ストーン監督の会見と併せて、ぜひ、小笠原氏のインタビュー再配信もご覧ください!配信時間に間に合わない、などの理由でリアルタイムでご視聴いただけない方も、IWJのサポート会員にご登録いただければ、いつでも過去アーカイブを全編ご視聴いただくことができます。

 ぜひ、会員登録やサポート会員への切り替えをご検討ください。

★スノーデン氏が暴く!米国による巨大監視システムの実態とは――岩上安身による小笠原みどり氏(元朝日新聞記者、カナダ・クイーンズ大学大学院博士課程在籍)インタビュー (後編)
[日時] 2017年1月19日(木)19:00~
[再配信・IWJ_YouTube Live]https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?view=2&flow=grid

※会員登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■「リメンバー・パール・ハーバー」と「アメリカ・ファースト」は戦後秩序を破壊する「日米合作」か――安倍総理の真珠湾訪問と「戦後レジーム」の行方!成城大学ほか非常勤講師・神子島健氏の特別寄稿をアップ!

 再び原です。新記事アップのお知らせです。

 昨日IWJでは、成城大学などで非常勤講師をしている神子島健(かごしま・たけし)氏の特別寄稿「『リメンバー・パール・ハーバー』と『アメリカ・ファースト』は戦後秩序を破壊する『日米合作』か――安倍総理の真珠湾訪問と『戦後レジーム』の行方」をアップしました!

 明日1月20日、いよいよ「アメリカ・ファースト」を掲げるドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領に就任します。

 安倍総理はトランプ氏当選直後の2016年11月18日、大あわてで渡米して、「トランプ・タワー」でトランプ氏と会談。「日米同盟」の重要性を内外にアピール。一方で安倍総理は12月27日、ハワイの真珠湾を訪問し、オバマ大統領と並んでスピーチし、「世界中の人々が、パールハーバーを和解の象徴として記憶(リメンバー・パール・ハーバー)し続けてくれることを私は願います」と語りました。

 トランプ氏の「アメリカ・ファースト」と、安倍総理の「リメンバー・パール・ハーバー」は、米国の「孤立主義」と日本の「和解」という名の「対米従属」を表すものとも言い換えられますが、この両者のもとで、今後の「日米同盟」はどのように形作られてゆくのでしょうか。

 神子島氏は寄稿の中で、真珠湾における安倍総理のスピーチは、「歴史問題を重視しているようでありながら、むしろ過去のうち現在の自分の立場にとって都合のいい部分のみをつまみ食い的に用いることで、実際のところ歴史の軽視、ないし無視でしかない」と断じ、安倍総理の歴史軽視路線に米政府もかなり乗っかっている、と指摘しています。

 トランプ大統領の誕生で懸念される「日米合作での戦後レジームからの脱却」は、戦後の国連体制を覆す契機となるかもしれません。戦中から現在までの歴史的文脈を紐解きながら、神子島氏がその危険性について詳しく論じてくださいました。ぜひ特別寄稿をお読みください!また、神子島氏には2月1日に岩上さんが単独インタビューを行いますので、そちらもあわせてご覧ください!

※【IWJブログ・特別寄稿】「リメンバー・パール・ハーバー」と「アメリカ・ファースト」は戦後秩序を破壊する「日米合作」か――安倍総理の真珠湾訪問と「戦後レジーム」の行方(神子島健 成城大学ほか非常勤講師)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/357288

■わとはぷ~What happened today?〜登山家・田部井淳子さんが世界6大陸の最高峰を征服した日!

 1991年の今日は、登山家の田部井淳子(たべいじゅんこ)さんが南極大陸最高峰ヴィンソン・マシフの登頂に成功し、女性で初めて「世界6大陸の最高峰を征服」するという偉業を達成した日です。

 翌92年にはロシアのエルブルース登頂によって女性で世界初となる7大陸最高峰登頂という記録を更新します。

 田部井さんは世界最高峰・エベレストへの登頂を女性で初めて果たしたことでも知られ、昨年10月、腹膜癌でお亡くなりになるまでに70カ国以上もの最高峰・最高地点に登頂。女性登山家として世界をリードしてきた偉大なる女性でした。

 福島県生まれの田部井さんは、小学4年の時に栃木・那須連峰に登ったことが登山家への意識の芽生えになったそうで、東日本大震災後は東北地方の高校生と一緒に登山する活動に取り組んできました。最後の登山も、被災地の高校生たちと登った富士山だったということです。

 「歩けるうちは歩きたい。生きているうちは、1分1秒でも楽しく、やりたいことをやって生き抜けたい」

 その言葉どおり、癌を患ってからも田部井さんは山に登り続けました。

 昨日、関西中継市民のおおちんさんがお亡くなりになったことをお伝えしましたが、昨日、おおちんさんのご子息から、「(IWJで中継市民として活動していた時のおおちんさんは)これまでの人生で一番輝いていたように思います」というお言葉をいただきました。

 僕もいつか死ぬわけですが、田部井さんやおおちんさんの生き方からは学ぶことは多く、やはり、やりたいことをやりながら生きなければならないな、と改めて考えさせられました。

 おおちんさん、本当にありがとうございました。

 それでは今日も1日、よろしくお願いします!