日刊IWJガイド・ウィークエンド版「スクープ!!衆議院東京10区補選で『事件』発生!『連合』スタッフが鈴木庸介候補の選挙事務所から撤収!? 『連合東京』幹部に直撃!『目先の1議席』より野党共闘阻止が最優先!?/今週、岩上さんは早川タダノリ氏、米山隆一氏に立て続けにインタビュー!/メルマガ『岩上安身のIWJ特報』最新号、ただいま編集中!」2016.10.22日号~No.1499号~


■■■日刊IWJガイド・ウィークエンド版「スクープ!!衆議院東京10区補選で『事件』発生!『連合』スタッフが鈴木庸介候補の選挙事務所から撤収!? 『連合東京』幹部に直撃!『目先の1議席』より野党共闘阻止が最優先!?/今週、岩上さんは早川タダノリ氏、米山隆一氏に立て続けにインタビュー!/メルマガ『岩上安身のIWJ特報』最新号、ただいま編集中!」2016.10.22日号~No.1499号~■■■
(2016.10.22 8時00分)

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。

 昨日10月21日14時7分頃、鳥取県中部を震源とする地震が発生し、同県倉吉市と湯梨浜(ゆりはま)町などで震度6弱、岡山県真庭市などで震度5強の揺れを観測しました。

 「震度6弱」と聞いて即座に脳裏をよぎったのは、今年4月14日未明と16日に起きた熊本・大分大地震でした。この時は、震度6弱から7の非常に強い地震が断続的に発生し、死者120人、負傷者2300人という甚大な被害をもたらしました。

 しかし今回は、建物の屋根が部分的に落ちたり、ガラスが割れたりといった被害は出ているものの、現在まで死者は出ていないとのことです。とりあえず、「ほっと一安心」といったところでしょうか。

 そうはいっても、引き続き警戒が必要であることは確かです。熊本・大分大地震の際は、14日未明の揺れが「前震」で16日の揺れが「本震」でした。今回も、昨日の地震が「前震」で、この後に「本震」が起きる可能性も排除できません。IWJでは今回の地震について引き続き取材を行い、明日以降も最新の情報をお伝えいたします。

 さて昨日は、10月23日に投開票が行われる衆議院東京10区補欠選挙で、ある「事件」が発生しました。「野党統一候補」として立候補している鈴木庸介候補の選挙事務所から、民進党最大の支持母体である「連合」のスタッフが「撤収した」というのです。

 IWJがこれまで繰り返し報じてきたように、連合はこれまで、共産党を含む「野党共闘」に対し、ことあるごとに横ヤリを入れてきました。新潟県知事選でも、連合新潟は、米山隆一氏ではなく自公推薦の森民夫氏を支援。民進党の国会議員が続々と新潟県入りし、現場レベルで事実上の「野党共闘」が成立して米山氏を知事に押し上げたものの、連合の神津里季生(こうづ りきお)会長は選挙後になって不快感を表明。民進党の野田佳彦幹事長は昨日、連合新潟の事務所を訪れ、こうした党の対応について釈明しました。

※野田・民進幹事長 知事選巡る対応、連合新潟に説明(毎日新聞、2016年10月21日)
http://mainichi.jp/articles/20161021/ddl/k15/010/100000c

 原発の再稼働を是認し、「野党共闘」の流れに水を差し続ける連合。そしてその連合に首根っこをつかまれ、自民党に対峙する「最大野党」としての存在感をいっこうに発揮できないままでいる民進党。このままでは、来年1月にも行われると噂される衆議院解散総選挙でも「野党共闘」は成立せず、自民・公明の与党が大勝することは確実です。

 昨日、鈴木庸介候補の選挙事務所で起きた「事件」については、IWJの原佑介記者が連合東京に直撃取材!岩上さんがレポート記事にまとめましたので、ぜひ、ご一読ください!

※スクープ!!衆院補選東京10区の鈴木庸介候補の応援から突如手を引いた連合東京!「結局は『野党共闘』になっている。だから『応援を控えるぞ』」!?連合の本音に迫るべくIWJが直撃取材!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/340730

 本日の「日刊IWJガイド」は「ウィークエンド版」として、一週間の振り返りをお届けします。今週、岩上さんは『「日本スゴイ」のディストピア』著者である早川タダノリ氏と、新潟県知事選で当選した米山隆一氏にインタビューを敢行しました。

 他にもIWJでは、衆議院東京10区補欠選挙の街頭演説や、大阪府警の男性機動隊員による「土人」「シナ人」発言などを精力的に取材し、情報発信を続けました。

 新潟県知事選や衆議院補欠選挙から、「戦争プロパガンダ」の実態まで、IWJが扱うテーマは多種多様です。岩上さんとIWJは、これまでにひとつのテーマに絞って取材活動を行うのではなく、「あらゆる政治課題はすべてつながっている」という信念のもと、原発の再稼働からTPP、集団的自衛権、中東問題、沖縄の基地問題、ヘイトスピーチ、消費税増税、子宮頸がんワクチンの副反応被害など、幅広いテーマを扱ってきました。

 このように幅広いテーマを扱い、その一つひとつで「真実」を追及するためには、大企業の出す広告料に右往左往しない「独立メディア」であり続ける必要があります。そのためIWJは、定額会員の皆様からの会費によって運営を賄うことで、メディアとしての「独立性」を保っています。IWJがこれからも、その社名に冠するように「インディペンデント(独立)」であり続けるために、ぜひ定額会員にご登録いただき、IWJの活動をお支えください!

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 そもそもIWJのスタート点は、岩上さんがインターネット上で無償の情報発信を行っていたことに対し、多くの方々からご寄付・カンパをお寄せいただいたことでした。IWJの活動は、市民の皆様からのご寄付・カンパがあって初めて成り立ちます。IWJは今、厳しい財政状況に直面しています!今後とも、ご寄付・カンパというかたちでのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<★岩上さんによるインタビュー1週間総まとめ★>『「日本スゴイ」のディストピア』著者・早川タダノリ氏に岩上さんが約4時間のロングインタビュー/新潟県知事選で当選した米山隆一氏に岩上さんが単独インタビュー(平山茂樹)
┠■<★IWJが報じた1週間総まとめ★>連合新潟・牧野茂夫氏をIWJが直撃取材!/衆院東京10区補選、若狭勝・伊藤庸介両陣営の街頭演説を精力的に中継!/「土人」「シナ人」発言、大阪府警の姿勢から見える沖縄への差別構造、他(平山茂樹)
┠■<★お知らせ★>メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」まもなく発行!今月は『英語化は愚民化』著者・施光恒(せ てるひさ)氏インタビューのフルテキストをお届け!(平山茂樹)
┠■わとはぷ~What happened today?(平山茂樹)
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◆中継番組表◆

**2016.10.22 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

■□■□■衆院補選関連■□■□■□■□

【Ch4】16:10~「東京10区補選 野党統一候補 鈴木庸介氏 歩行遊説 ―応援弁士 野田佳彦 幹事長」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※東京10区補選 野党統一候補 鈴木庸介氏の歩行遊説を中継します。

【Ch6】19:20~「東京10区補選 自由民主党公認 若狭勝候補 最終街頭演説」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※東京10区補選 自由民主党公認 若狭勝候補の最終街頭演説を中継します。

【Ch4】19:30~「東京10区補選 野党統一候補 鈴木庸介氏 最終街頭演説 ―応援弁士 野田佳彦 幹事長」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※東京10区補選 野党統一候補 鈴木庸介氏の最終街頭演説を中継します。

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【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】8:00頃~「政府による高江での米軍ヘリパッド強行建設工事と市民による抗議・集会の模様 土曜行動」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※沖縄県東村高江から現地の模様を中継します。

【IWJ_OSAKA1】13:30~「<緊急学習会> このまま批准していいの?TPP ―講師:山田正彦氏(弁護士、元農林水産大臣、『TPP交渉差止・違憲訴訟の会』幹事長、TPP阻止国民会議副代表世話人)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※「ほんまにええの?TPP大阪ネットワーク」主催で開催される学習会の模様を中継します。

【Ch5】14:00~「『東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会』主催 第2回公開シンポジウム『東アジア共同体と沖縄の未来』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会主催で開催される、第2回目の公開シンポジウムの模様を中継します。鳩山友紀夫・元総理大臣が「沖縄を軍事の要石から平和の要石へ」と題して挨拶し、前田朗・東京造形大学教授も「植民地支配犯罪論から見た東アジアと琉球」と題した講演を行います。

【録画配信・IWJ_WASHINGTON】20:00~「『TPPがアメリカ議会で通る可能性はほとんどない』、『日本はなぜ急いで批准しようとするのか?』米パブリック・シチズンとナショナル・ファーマーズ・ユニオンから日本へ緊急メッセージ! ―TPP反対活動を続ける山田正彦・元農水大臣らによる訪米アクション」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=washington
※10月7日(現地日時:10月6日)収録の、TPP反対活動を続ける山田正彦・元農水大臣らによる訪米アクションを録画配信します。

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◆中継番組表◆

**2016.10.23 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】9:00~「第33回 日本環境会議沖縄大会 『環境・平和・自治・人権―沖縄から未来を拓く』第6分科会 第3部 『青年と環境』若者の可能性」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※沖縄で開催される、第33回目の日本環境会議沖縄大会第6分科会第3部の模様を中継します。

【Ch未定】13:30~「市民参加は選挙を変えたか?~新潟の経験に学ぶ」
※「UNITE!ひの」主催によるイベントを中継します。第1部では、佐々木寛氏(新潟国際情報大学教授、市民連合@新潟 共同代表)による講演会、第2部では、加藤友志氏(東京学芸大学学生、こがねい市民連合、SEALDs元メンバー)と「UNITE! ひの」メンバーによるパネルトークを予定。

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■<★岩上さんによるインタビュー1週間総まとめ★>『「日本スゴイ」のディストピア』著者・早川タダノリ氏に岩上さんが約4時間のロングインタビュー/新潟県知事選で当選した米山隆一氏に岩上さんが単独インタビュー

【1】【プロパガンダ研究シリーズ2】『「日本スゴイ」のディストピア』著者・早川タダノリ氏に岩上さんが約4時間のロングインタビュー!「トンデモ」な「戦争プロパガンダ」の数々!

 10月18日(火)14時より、岩上さんが『「日本スゴイ」のディストピア~戦時下自画自賛の系譜』の著者である早川タダノリ氏にインタビューを行いました。早川氏がこれまでに収集した、戦前・戦中に刊行された書籍や雑誌を一つひとつ参照しながら、4時間にわたって岩上さんが「戦争プロパガンダ」の実態について、早川氏にお話をお聞きしました。

 たとえば「鬼畜米英」といった戦中の「スローガン」は、今でもよく知られています。しかし、当時はこれだけでなく、「アメリカ人をぶち殺せ!」(『主婦之友』)といった敵国への憎悪に満ち満ちたストレートな標語から、「台所戦争」や「決戦型住宅」など、見ると思わず笑ってしまう「トンデモ」なものまで、生活の隅々まで「戦争プロパガンダ」があふれ返っていました。

※2016/10/18 『主婦の友』が「アメリカ人をぶち殺せ!」――大日本帝国の過激で珍妙な「戦争プロパガンダ」~現在に至る「自画自賛」の系譜を岩上安身が『神国日本のトンデモ決戦生活』著者・早川タダノリ氏に訊く! 前編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/339622

 インタビューは4時間近くに及んだものの、事前に準備をしていたパワーポイント資料の半分しか終わりませんでした。11月初旬にもインタビューの「後編」を行う予定ですので、どうぞご注目ください!

【2】新潟県知事選で当選した米山隆一氏に岩上さんが単独インタビュー! 原発再稼働は? TPPは? 民進党と連合への対応は? 気になる疑問を岩上さんが直撃!

 10月20日12時より、10月16日に投開票が行われた新潟県知事選挙で当選した米山隆一氏に、岩上さんが単独インタビューを行いました。インタビューでは、米山氏が出馬に踏み切った経緯や、今後の県政にかける思い、知事選で最大の争点となった柏崎刈羽原発再稼働に対する考えなどについて、1時間という限られた時間ながら、岩上さんが詳しくお話をお聞きしました。

 今回の米山氏の勝利は、民進党、そして連合による組織だった支援がなくても、「脱原発」や「反TPP」といった争点で市民レベルでの「共闘」が成立すれば、自民党という巨大与党に支えられた「原子力ムラ」の勢力に勝利することができることを証明したように思えます。

 気になるインタビューの動画アーカイブを昨日アップしましたので、下記URLよりどうぞご視聴ください!

※2016/10/20安倍政権と「原子力ムラ」に大打撃!東電柏崎刈羽原発の再稼働を許さない「民意」の内実とは――大激戦の新潟県知事選を制した米山隆一氏に岩上安身が緊急インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/340093

■<★IWJが報じた1週間総まとめ★>連合新潟幹部・牧野茂夫氏をIWJが直撃取材!/衆院東京10区補選、若狭勝・伊藤庸介両陣営の街頭演説を精力的に中継!/「土人」「シナ人」発言、大阪府警の姿勢から見える沖縄への差別構造、他

【1】「党の責任としてしっかりと抑えてほしい」――。新潟県知事選での「野党共闘」はやはり連合新潟が邪魔をした!? 連合新潟幹部・牧野茂夫氏をIWJが直撃取材!

 新潟県知事選の投開票日の翌日である10月17日、IWJでは連合新潟の牧野茂夫事務局長を直撃取材。今回の選挙で、連合新潟が自公推薦の森民夫候補を支援し、民進党が「自主投票」とすることになった経緯について聞きました。

 牧野氏は、事前に「野党共闘」の枠組みで米山隆一氏を擁立する動きがあったことについて、「それは党の責任としてしっかりと抑えてほしい」と、民進党新潟県連に対して実質的な「圧力」をかけていたことを証言。これは、連合が常に民進党の首根っこを押さえ、「野党共闘」の障害となっていることを示す、重要な証言であると言えます。

 牧野氏への取材成果をまとめた記事は、公共性に鑑み、10月22日まで会員以外の方にも全編を公開していますので、下記URLよりご一読ください!

※2016/10/17【IWJ検証レポート】「米山氏の出馬はしっかり抑えてほしいと民進党新潟県連には申し入れた」〜連合新潟事務局長に直撃取材!民進党と連合の間で何が!?今、明かされる「本音」!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/339577

【2】衆議院解散総選挙の「前哨戦」と位置づけられる補欠選挙、IWJでは若狭勝(自民党)・鈴木庸介(民進党)両陣営の街頭演説を精力的に取材!

 10月23日に投開票を迎える、衆議院東京10区補欠選挙。来年1月にも行われると噂される衆議院解散総選挙の「前哨戦」と位置づけられるこの補欠選挙について、IWJでは、自民党の若狭勝候補、民進党の鈴木庸介候補の両陣営による街頭演説を精力的に取材しました。

 10月16日に池袋駅東口で行われた若狭候補の演説会では、安倍総理、小池百合子都知事、公明党・山口那津男代表の3人が揃い踏み。駅前には多くの聴衆が詰めかけ、小池都知事のシンボルカラーであるグリーンで埋め尽くされました。

※2016/10/16安倍総理と小池都知事、「小池グリーン」で仲良く演説! 衆議院東京10区補選、若狭勝候補が池袋東口で演説~安倍総理「朝から青汁を飲んで腹の底から緑になっている」!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/339212

 一方、鈴木候補は自身のクロスバイクで選挙区を回る「ドブ板選挙」を展開。街頭演説に足を止める有権者は少ないながらも、今国会の焦点の一つである「年金制度改革関連法案」の問題を熱心に訴えました。

※2016/10/18年金減額の危機!? 岩上安身のインタビューで涙した「元エリート・ニート」衆院東京10区補選民進党・鈴木庸介候補が「『年金カット法案』ストップ」を訴え自転車でドブ板選挙に励む!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/339620

【3】野党各党党首の応援演説にも、肝心の鈴木庸介候補は姿を見せず・・・。そして連合が選対事務所から撤収、「野党共闘」はこれからどうなる!?

 しかし、今回の衆議院東京10区補選で、鈴木候補が「野党統一候補」であるにも関わらず苦戦を強いられているのは、若狭候補との「知名度の差」以外にも理由があります。

 鈴木候補は10月9日、岩上さんによるインタビューの中で、「野党統一候補」という名称に疑問を呈し、共産党との関係についても「政策によって、是々非々だ」と語るなど、「野党共闘」に対する距離感を表明していました。

※【衆院東京10区補選】小池都知事のお膝元、東京10区でどう戦う?「野党統一」候補予定者・鈴木庸介氏に岩上安身が緊急インタビュー!コロンビア大学修了の「元エリート」が思わず見せた意外な弱点、その涙のわけとは・・・?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/337458

 10月20日には、池袋駅西口で、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の福島みずほ副党首、自由党の山本太郎共同代表ら野党各党の党首が勢揃いして鈴木候補への応援を行ったにも関わらず、肝心の鈴木候補はその場に姿を表わしませんでした。

 IWJでは、同じ日に行われた個人演説会の後、鈴木候補を直撃取材。鈴木候補は「そこ(野党共闘)に関しては躊躇した」「とにかく民進党の候補として勝たないといけない」と自分を応援する合同街宣に顔を出さず、挨拶ひとつしなかった「理由」を語りました。

※2016/10/20「小池さんと若狭さんが相手では勝てるわけないんです、こっちが今いくら束になっても」もはや諦めモード!? 衆院東京10区補選で「野党共闘」に二の足を踏み続ける民進党に有権者の怒り殺到!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/340091

 しかし昨日、民進党最大の支持母体である連合のスタッフが、鈴木候補の選挙事務所から「撤収」したとの情報が伝わってきました。連合東京の幹部に直撃すると、驚くことに大筋でこの情報を認めたばかりか、その理由が、20日の池袋駅西口での他の野党党首らによる合同街宣によって、鈴木候補に関する事実上の「野党共闘」が成立しているのがけしからん、と回答しました。鈴木候補自身は、顔も出さなかったのに、難クセという他はありません。

 連合は「野党共闘」を妨害することで、自公政権を利しているということが決定的に明らかになりました。IWJでは昨日、原佑介記者が取材し、岩上さんが原稿を書いて記事をアップしましたので、ぜひご一読ください!

※スクープ!!衆院補選東京10区の鈴木庸介候補の応援から突如手を引いた連合東京!「結局は『野党共闘』になっている。だから『応援を控えるぞ』」!?連合の本音に迫るべくIWJが直撃取材!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/340730

【4】大阪府警の沖縄県民に対する「土人」「シナ人」暴言で、大阪府警に直撃取材!大阪府警警備部調査官は、なんと沖縄県警に責任転嫁!?

 沖縄県東村(ひがしそん)高江でヘリパット建設工事に抗議する市民に対し、大阪府警から派遣された20代の機動隊員2人が、「土人」「シナ人」などと差別的暴言を吐いていたことが明らかとなりました。

 現場に配属されている機動隊員らへの指導は、一体どうなっているのでしょうか。IWJでは大阪府警に取材し、一連の問題についての見解を聞きました。

 IWJの取材に応じた大阪府警・警備部の調査官は、「(他県からの派遣は)沖縄県の公安委員会の要請に基づいて決定します。(大阪府警の)部隊は大阪だが、沖縄の指揮下部隊です」と平然と述べました。大阪府警はこの問題に関する謝罪を避けたうえ、沖縄県警に責任転嫁をしたのです。

 この調査官の発言からもうかがえるように、この問題の背景には、何重にも重なる沖縄への「構造的差別」が存在しています。一連の取材成果は記事としてまとめていますので、下記URLよりご一読ください。

※2016/10/21 県民に対する「土人」「シナ人」発言で、指導責任を沖縄になすりつける警察庁や大阪府警!?~20代の機動隊員2人は、沖縄に対する多重差別構造を可視化したにすぎない
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/340409

■<★お知らせ★>メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」まもなく発行!今月は『英語化は愚民化』著者・施光恒(せ てるひさ)氏インタビューのフルテキストをお届け!

 IWJでは毎月末、岩上さんの過去のインタビューをフルテキスト化し、詳細な注釈やヴィジュアル素材を挿入するなどして再構成した有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」を発行しています。

 現在、10月末に発行する「IWJ特報!」最新号の編集作業が佳境を迎えています!今月発行するのは、1月26日に行われた、岩上さんによる九州大学准教授・施光恒(せ てるひさ)氏インタビューのフルテキストです。

 施氏の専門は政治学ですが、昨年7月に『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』(集英社新書)を刊行。安倍政権が推進する「英語特区」や「オールイングリッシュ」を痛烈に批判しています。

 英語を学ぶことは、一見すると良いことのように思えます。しかし施氏は、岩上さんによるインタビューの中で、安倍政権が進める「英語化」は行き過ぎたグローバリズムの一環であり、日本の国富を外資に差し出すための政策であると指摘しました。

 今号をお読みいただくと、「保守」を自称する安倍総理が実のところは「偽装愛国者」に他ならず、日本語をはじめ、日本の伝統や文化にいかに関心がないか、よくお分かりいただけるかと思います。

 有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、「まぐまぐ」でご購読いただけます(初月無料、月額864円)。この機会に、ぜひご購読ください!

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 また、「まぐまぐ」では月毎にバックナンバーをご購入いただくこともできます。憲法学の第一人者である東京大学名誉教授・樋口陽一氏インタビューや、ドイツにおけるナチス台頭の経緯に詳しい東京大学教授・石田勇治氏、「緊急事態条項」に詳しい永井幸寿弁護士など、読みごたえのあるバックナンバーがずらりと並んでいます。ぜひ、下記URLよりご購入ください!

※【第254~260号】災害対応に「緊急事態条項」は不要!安倍政権の卑劣な「惨事便乗型全体主義」を警戒せよ!~永井幸寿弁護士インタビュー
http://www.mag2.com/archives/0001334810/

※【第261~265号】「ナチスの手口」を阻止せよ!参院選最大の争点・緊急事態条項がなぜ危険なのか~升永英俊弁護士インタビュー
http://www.mag2.com/archives/0001334810/

※【第266~274号】「改憲勢力3分の2」で現実化する「ナチスの手口」 ヴァイマル末期と酷似する現代日本~東京大学教授・石田勇治氏インタビュー
http://www.mag2.com/archives/0001334810/

※【第275~281号】立憲主義を「保守」することの意味 憲法学の「権威」が語る、自民党改憲案の危険性~東京大学名誉教授・樋口陽一氏インタビュー
http://www.mag2.com/archives/0001334810/

 それでは、本日もよろしくお願いいたします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
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