日刊IWJガイド 「『SMAP解散』級の衝撃、島尻安伊子沖縄相の新たな『政治とカネ』問題!/福山哲郎議員の『対共産党・徹底抗戦宣言』に枝野幹事長の見解は…?『前夜』20日から再販開始!」2016.1.14日号~No.1218号~


■■■ 日刊IWJガイド 「『SMAP解散』級の衝撃、島尻安伊子沖縄相の新たな『政治とカネ』問題!/福山哲郎議員の『対共産党・徹底抗戦宣言』に枝野幹事長の見解は…?『前夜』20日から再販開始!」2016.1.14日号~No.1218号~ ■■■
(2016.1.14 8時00分)

 おはようございます。IWJの原です。

 「SMAP解散」のニュースは衝撃でしたが、沖縄県選出の参議院議員・島尻安伊子沖縄担当大臣に発覚した、新たな「政治とカネ」問題も衝撃的でした。

 8日、アイ・アジアが報じたところによると、島尻大臣の夫が理事長を務めている専門学校運営会社「JSLインターナショナル」(沖縄県浦添市)は毎年、留学生支援として文部科学省傘下の独立行政法人「日本学生支援機構」から補助金を受けているそうですが、島尻大臣が代表を務める自民党沖縄県参議院選挙区第2支部が2013年12月に、その夫の専門学校から300万円の寄付金を受けていたということです。

・島尻沖縄担当相に文科省傘下法人から補助金受けた専門学校が寄付 理事長は夫の昇氏 アイ・アジア 2016年1月 8日
http://www.npo-iasia.org/archive/2016/01/shimajiri2.html

 さて、島尻大臣については、自身の選挙区の有権者に「島尻カレンダー」を無償配布したことが発覚し、また、島尻氏の政党支部への貸付金計1050万円が消えていた問題もあり、昨年11月、神戸学院大・上脇博之教授ら「落選運動を支援する会」が公選法違反・政治資金規正法違反の容疑で那覇地検に告発状と意見書を送付していました。これについてIWJは、呼びかけ人である上脇教授と阪口徳雄弁護士にお話をうかがっていますので、ぜひご参考ください。

・2015/12/04 阪口徳雄弁護士、上脇博之・神戸学院大教授インタビュー<聞き手:IWJ記者・原佑介>(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277484

 今回の政治とカネのケースも一見、違法性が高い行為に思えますが、「落選運動を支援する会」によると、「国」ではない「特殊法人」が補助金の交付決定をしている場合、仮に補助金というかたちで国の税金が政治献金として流れても、規制の対象外だそうで、今回のケースは政治資金規正法上、違法とは言えないようです。国民としては何とも合点のいかない話ですね。法に欠陥があったということでしょうか。

 しかし、政党に寄付できるカネがある学校が補助金をもらえることがおかしいとは思いますし、であれば、身内が学校経営している政治家は一種の特権を得られることになってしまいます。制度そのものも脱法的で問題ですが、島尻大臣は国会でも「独立行政法人から補助金を交付された企業による政治活動に関する寄付は制限されていない」と開き直っており、税金を環流していることに対する道義的な責任を自覚していないようです。

 国会は、本来ならばこうした法の「抜け穴」を指摘し、改正のために議論する場所のはずです。それが肝心の国会議員がその「抜け穴」を悪用している。これでは国会議員の資格が問われます。

 安倍内閣の閣僚はいつもながらどうして、こんなスキャンダルにみまわれている人物だらけなのか・・・IWJはこれまでも度々、安倍閣僚の黒い疑惑を検証してきましたので、この機会にまとめてご覧ください!

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(1)】参議院予算委員会「出入り禁止」の過去、「逆差別でずるい」発言…問われる松島みどり新法務相の見識
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/168816

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(2)】高市早苗総務大臣と「ネオナチ団体代表」とのツーショット写真:騒動の背後では、歴史書き換え「情報発信」計画が進行中?(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169824

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(2)】高市早苗総務大臣と「ネオナチ団体代表」とのツーショット写真:騒動の背後では、歴史書き換え「情報発信」計画が進行中?(後編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169867

・【安倍「破憲」改造内閣の奇怪な正体(4)】「ゴスロリ」ファッションの中身は極右政治家! 安倍総理お気に入りの稲田朋美・新政調会長、その政治的背景
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/179120

 続いて、中学時代にはソフトボール部で三振の山を築いたというぎぎまき記者より、本日の重要中継に関してご案内です!

 ・・・と、その前に、IWJの本日の番組表です!

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.14 Thu.**

【Ch4】16:15~「民主党・長妻昭代表代行 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※民主党の長妻昭代表代行による記者会見を中継します。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【再配信・Ch1】18:30~「機能不全に陥った資本主義 『フロンティア』なき時代、私達はどのような社会を作るべきか ~岩上安身による日本大学国際関係学部教授・水野和夫氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/228274
※2015年1月28日、2014年にベストセラーとなった『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)の著者で日本大学国際関係学部教授の水野和夫氏に、岩上安身がインタビューした模様を再配信します。

【IWJ_KYOTO1】19:00~「山本太郎トークライブin京都GNOME(ノーム)」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※京都で行われる山本太郎議員のトークライブの模様を中継します。

【IWJ_YAMAGUCHI1】19:00~「座間宮ガレイ×姫野敦子 トークイベント」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-yamaguchi1
※「岩国の自立を進める会」が主催する「座間宮ガレイ×姫野敦子 トークイベント」を中継します。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.15 Fri.**

【Ch未定】13:00~「日本外国特派員協会主催 新国立競技場採用案設計者・建築家 隈研吾氏 記者会見」
※日本外国特派員協会主催、新国立競技場採用案設計者の建築家 隈研吾氏による記者会見を中継します。

【Ch未定】15:00~「特定失踪者・北朝鮮人権ネットワーク主催 政府への要請活動と意見交換会後の報告会・記者会見」
※「特定失踪者・北朝鮮人権ネットワーク」主催の、拉致対策本部、警察庁、外務省の関係者への要請活動と意見交換会後の報告会・記者会見を中継します。

【Ch未定】15:30~「特定失踪者・北朝鮮人権ネットワーク主催 日朝ストックホルム合意検証と北朝鮮の核実験に対して具体的行動を求める院内集会」
※「特定失踪者・北朝鮮人権ネットワーク」主催の院内集会を中継します。基調講演の講師は、ジャーナリストの石高健次氏、弁護士の須田洋平氏ら。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_TOKYO8】 18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo8

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第167回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1

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(前半の続き)…

 お待たせしました。ぎぎまき記者、よろしく!

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■資格があるのに厚生年金未加入者が200万人!? 6割が40歳未満の若者!「ミスター年金」長妻議員の定例会見を本日16時過ぎから生中継

 おはようございます。ぎぎまきです。

 「資格があるのに、厚生年金に加入していない人が200万人いる」

 昨日開かれた衆議院予算委員会で、「ミスター年金」の異名をもつ、民主党の長妻昭議員が、年金をめぐる新たな問題を炙りだしました。大きく報じられていたのでご存知の方も多いと思います。

 なんと、国民年金加入者のうち約1割に相当する200万人が、本来は、全額自己負担の国民年金ではなく、企業が半額を負担する厚生年金の適用を受けられる可能性があるというのです。え!?そうなの!?と驚く方もいると思いますが、一定の条件を満たせば、週30時間以上働く被雇用者は、厚生年金に加入できます。「できる」のではなく、「しなければいけない」義務だともいうのです。

 200万人という数字は、さすがに政府もマスコミもスルーしませんでしたが、若い人も黙っていてはいけませんよ!実は、200万人の約6割が40歳未満の若年層なんだそうです!長妻議員は質疑の中で、「会社で働きながら国民年金に加入している人は厚生年金の可能性がある。近くの年金事務所に相談に行ってほしい」と視聴者に呼びかけるような場面もありました。

 長妻議員の指摘は、2015年末、厚生労働省が公表した推計値にもとづいているので、質疑に応じた塩崎恭久厚労大臣は、もちろんこの認識を認め、今後、約79万事業所に対し、実態調査を行うことを明らかにしました。

 そして、長妻議員が問題提起したのは、年金だけではありません。厚生年金に入れるのに、国民年金のまま未加入だった人がこんなに多いとするなら、医療でも同様のことが起きている可能性があります。本来は社会保険に加入する資格があるにも関わらず、国民健康保険を負担している人も多いはず。そう考えるのが自然ですよね。

 今、国保を継続して支払えない人が後を絶たず、なんと、差し押さえが実行されている国民が増えているといいます。長妻議員によれば、その数、25万人。2000年から6倍に急増しているそうです。こうしたケースの中に、本当なら、厚生年金や社保に加入できるケースはないのか。安倍総理は長妻議員の要請にこたえ、就労状況を確認するなどの検討を急ぐよう塩崎大臣に求めることを約束しました。

 ガイドをお読みの方で思い当たる方がいたら、ぜひ、年金事務所に相談してみてはいかがでしょうか。

※厚生年金 資格あるも未加入 約200万人
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160113/k10010369271000.html

※【衆院予算委】厚生年金違法未加入約200万人に「ヒト・モノ・カネを」長妻議員
http://blogos.com/article/154614/

※長妻昭 2016年1月13日【衆議院 予算委員会 国会】
https://www.youtube.com/watch?v=GuEHwuFaz_w

 昨日の長妻議員の質疑は、日々の生活のことに直結するテーマなだけに、SNS上で高い注目を集めていました。その長妻議員の定例会見が本日、16時15分から行われる予定です。IWJはCh4で中継しますので、ぜひ、ご覧ください!

【Ch4】16時15分頃~
民主党・長妻昭代表代行 定例会見
【視聴URL】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

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・2015/12/09 岩上安身による民主党 長妻昭代表代行インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/278021

・2015/01/29 「リーマン並の株価下落で年金資金26兆円消失」の衝撃 民主・長妻代表代行がGPIFリスク問題で政府を追及 ~損失のツケは国民へ!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/228600

・2014/04/09 民主・長妻昭元厚労相が講演 自民党の社会保障政策に苦言~第45回藤田幸久政経フォーラム ―講演 長妻昭元厚労大臣
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/133949
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 また、昨年11月に7.9兆円、2016年の年明け5日間で5兆円以上の年金積立金の大損を招いた、株の下落についても、長妻議員は厳しく追及してきました。2015年12月に岩上さんもインタビューしています。

 そもそも「株」とはどんな世界なのか。

 「ウォール街の株式市場では、ナノ秒(10億分の1秒)で売買する」、それに太刀打ちできるのは「システム開発に巨費を投じられる巨大金融機関やヘッジファンドだけ」と指摘するのは、日本大学国際関係学部教授・水野和夫氏です。

 最近のガイドでも、年金の株式運用問題でたびたび取り上げてきた、元三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストの水野教授のインタビューを、本日18時30分から再配信します!

 「利子率の低下は資本主義の終焉のサイン」と警告を鳴らす水野教授は、経済を、政治や文明、世界情勢といった時間軸でも空間軸でも広い、大きなスケールの観点から見つめ、崩壊しつつある近代システムを分析しています。そうした背景の中で、株高を維持するために年金積立金を株へ投入した安倍総理。水野氏は「国家はリスクがあることをやってはいけない」と警鐘を鳴らします。

 3時間以上に及んだ水野氏のインタビューのアーカイブ映像は、通常ならばサポート会員のみ、全編が視聴できます。ですが、本日の再配信はどなたでもご視聴いただけますので、会員ではない方は、ぜひ、この機会にご覧ください!そして、ご視聴後は定額会員へ登録していただけると大変ありがたいです!

【再配信・Ch1】18時30分~
機能不全に陥った資本主義 「フロンティア」なき時代、私達はどのような社会を作るべきか ~岩上安身による日本大学国際関係学部教授・水野和夫氏インタビュー
【視聴URL】http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

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・2015/01/28 機能不全に陥った資本主義 「フロンティア」なき時代、私達はどのような社会を作るべきか ~岩上安身による日本大学国際関係学部教授・水野和夫氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/228274
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 続いて、民主党・福山哲郎議員が「共産党と徹底的に闘う」と宣言し、自民・公明とともに京都市長選を闘い切る姿勢を示した件について、枝野幸男幹事長の認識をただしてきた城石裕幸記者兼カメラマンから取材報告です!

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■「共産党」との徹底抗戦を誓った福山議員の姿勢を民主党はどう評価しているのか!?IWJ記者が枝野幸男幹事長に聞いた!

 おはようございます。おもに中継動画班でカメラを回している方の城石、城石裕幸(別名・城石父)です。

 唐突ですが、自己紹介を少し。私は去年の夏IWJにスタッフとして参加するまで、大学卒業以来30年近くずっとフォトグラファーとして雑誌で若い女の子のモデルやら女優さんやらを「ん~、いいねぇ~。かわいいねぇ~」などと言いながら撮影することを生業として家族を養ってきました。2011年の東日本大震災まで「政治なんかつまんないし、関わりたくない」と思っていたのは私だけじゃなく、たぶんこの夏国会前に集まった人たちやIWJを支えてくださっている方の中にも大勢いらっしゃるんじゃないでしょうか。

 そんなふうにノンキに生きてきた私ですから、政党や大臣の記者会見の取材に行くたび「記者クラブの大手メディアってつまんないことしか聞かないよなぁ」(本当はそれもとても大事なことなんだけど)と思っていました。そしてそれを見越したのか、テキスト班の大先輩・平山さんと原さんが、昨日の民主党枝野幸男幹事長の定例会見の取材に際して質問案を考えてくれました。

 「先日、福山哲郎参議院議員が、京都市長選に絡んで、連合京都の集会で、『共産党と徹底的に闘う』と発言されました。自公と相乗りで推薦する門田京都市長は、かつて第一次安倍政権の『教育再生会議』の委員を務め、かつ、『美しい日本の憲法をつくる京都府民の会』(実態は日本会議)の設立総会に激励の祝電を送っていた、安倍政権の改憲を後押しする人物にほかならない。その点についての認識は?」

 対する枝野幹事長の答えは「市長には憲法改正の発議権もないし憲法改正についての提案権もない。国政においては安倍総理の立憲主義と民主主義を無視する暴走を止めなければならないということだが、それぞれの地方政治においてはそれぞれの地域ごとに国政とは違う重要争点がある」というものでした。

 納得のいく答えでは全然ありませんが、続けて質問すべきツボをすぐには見いだせませんでした。「何かおかしいなぁ、口先ではぐらかされた感じがするなぁ」と思いつつ、黙りこむしかないという感じです。

 ところがそのあと、フリー記者の宜野湾市長選挙に対する質問には「一地方選挙ということにとどまらず、全国にも影響を与えかねない重要な選挙であるという認識のもとで沖縄の皆さんの民意がどのように示されるか注目したい」と答えました。

 エッ?それって京都市長選は全国に影響を与えないから日本会議シンパを応援してもいいということですか!?

 思わず3回目の質問(このほかに蓮池透さんの著書がらみの質問もしていました)をしてしまったのですが、その答えはキッパリ一言・・・気になるその回答は記事化をお待ちください!

 いずれにしても、京都の皆さんにはぜひお読みいただきたいし、抗議していただきたい。もっともっともっと怒っていいと思います。

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 城石父でした!気になる続きはWebで!会員登録していただければIWJの記事はいつでも自由にご覧いただけますので、まだ登録がお済みでない方は、ぜひご登録ください!サポート会員であれば、岩上さんのインタビュー記事などもいつでも自由にご覧いただけます!

・会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 続いて安道幹記者より、「日本の台所」築地移転問題について「お得情報」含めて報告です!

■築地市場移転問題。舛添都知事は東京五輪を優先し、地下水モニタリングが完了しないうちに豊洲市場への移転を強行か!!IWJではDVD『ドキュメント築地市場移転』を出血!半額!大セールします!!

 おはようございます。IWJの安(あん)です。
 今日は築地市場移転問題について少し書かせていただきます。

 2014年12月、舛添都知事は東京五輪に向けた交通網整備のため「新市場を2016年11月に開場する」と発表しました。豊洲新市場が開場するまでいよいよあと1年を切ったことになります。築地市場の中には、東京五輪の幹線道路となる環状2号線が開通するとのことで、現在、工事が「粛々と」すすめられているようです。

 東京都はこの環状2号線を2016年12月には暫定開通させること。また、本線工事を含めて五輪までに工事を完了させるためには2017年4月までに築地市場を一部解体する必要がある、と説明しています。

 築地市場関係者からは、豊洲新市場の開場時期や交通アクセス、安全対策や物流・店舗設備など、今なお様々な不備が解消されない中で、東京五輪を優先させた強引な移設の進め方に不満が噴出しているようです。

※参照:池上正樹「築地移転まで1年弱でも鳴り止まない仲卸業者の怒号」2015/12/21ダイヤモンドオンライン http://diamond.jp/articles/-/83495

 なかでも特に懸念されるのは、やはり豊洲新市場予定地の「土壌汚染」でしょう。豊洲新市場予定地は、もともとガス製造工場跡地であり、土壌や地下水が発がん性物質のベンゼンやシアン化合物によって高濃度に汚染されてきました。こうしたことから、これまで市場関係者や消費者による豊洲移転反対運動が展開されてきたのは周知のとおりです。IWJでもこの首都圏の食を脅かす、深刻な移転問題について「特集」を組んで取材してきました。

※IWJ特集、築地市場移転問題~汚染と液状化で、首都圏の食と安全が脅かされる!~
http://iwj.co.jp/feature/tsukiji/

 多くの懸念が残されているのも関わらず、東京都は2014年11月27日に「すべての土壌汚染対策工事を完了した」と発表してしまいました。ですが、土壌汚染対策法(土対法)によれば、対策工事後に「地下水モニタリング」を2年間行わなければならないとのこと。モニタリングによって、汚染が除去されたことが確認されれば、ようやく“安全宣言”の前提となる土対法上の「汚染区域」の指定が解除されることになるようです。

 豊洲新市場予定地では、2014年11月から土対法上の地下水モニタリングがスタートしています。したがって「汚染区域」の指定が解除できるのは、早くてもその2年後、2016年の11月となるはずです。そのモニタリング終了時期には、都はすでに新市場の開場を予定しているということになります。

 いったいなんでしょうか、これは!?

 東京都は、地下水モニタリングがクリアされることを前提に、新市場の開場時期を設定したのでしょうか?もし地下の汚染がひどく、「汚染区域」指定が解除されなくとも、新市場の開場を強行するつもりでしょうか?

 土壌汚染の問題についてこれまでとことんうやむやにしてきた都の姿勢が、ここでも露呈しています。この「汚染水モニタリング問題」。ほとんどのメディアでは報じられていませんが、IWJではこれまでも徹底的に取材し、しつこく報じてきましたし、これからもきっちりとフォローしたいと思います。今後も、どうかご注目いただければと思います!

 この豊洲移転問題は、首都圏(だけではなく、実は全国に築地経由の魚は流通しています)の人々の食を通じての健康維持に大きくかかわる重大な問題です。IWJでは、この問題を取材し、岩上さんがインタビュアーとレポーターを務めた、DVD『ドキュメント築地市場移転』を作成しました。そのDVD、通常1500円のところ、半額750円で大セールします!

 震災による液状化と深刻な土壌汚染にまみれた豊洲へ移転!?ジャーナリスト岩上安身が、マスメディアが絶対伝えない市場移転問題の真相を鋭く暴きだしております!豊洲に市場を移転すると何が起こるのか?なぜ都は反対の声にも関わらず移転を強行しようとするのか?移転の背景に隠された意図とは?
 さまざまな疑問や問題を、関係者のインタビューから明らかにしています。こちらも是非、ご注目ください!

ご購入はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=24

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 安記者でした!続いてはIWJに入社して1週間目で米国取材にあたり、成果をあげた山本愛穂記者より、「島ぐるみ会議」訪米団の取材報告“シーズン2”のお知らせです!

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■「東海岸の冷たい空気」?―お正月は終わったけれど、IWJ年始特別連載は、まだまだ続きます!辺野古新基地建設反対島ぐるみ会議訪米団密着レポート後編:ワシントンD.C.編スタートのお知らせ

 おはようございます。山本愛穂です。

 気付けば1月ももう半ば、皆さまお正月はゆっくりお休みできたでしょうか。特に沖縄の方々、心穏やかなお正月を過ごされたでしょうか?そんな気分にはとてもなれなかったのではないかと推察いたします。

 本日も「島ぐるみ会議訪米団密着レポート」関連のお知らせ、の前に、またしてもうんざりするニュースを見つけてしまいました。1月13日の沖縄タイムスによると、安倍首相が辺野古新基地移設に対し、「安全保障に関わることは国全体で決める事」として、今月24日に行われる宜野湾市長選や7月の参院選の結果など、「一地域の選挙結果で決めることではない」と述べたそうです。

 つまり、選挙で新基地建設反対派が勝とうが負けようが、辺野古に基地を作るのは変わらないよ、ということらしいです。これは地方自治の否定、立地現地の人々の個々の基本的人権と民意の否定、ひいては民主主義そのものに対する否定ではないでしょうか。

 安倍さんの頭の中では、もうとっくに国民が国家を縛る立憲主義や国民にこそ主権がある国民主権がふっとんでいるのでしょうね。最初からインプットしてなかったのかもしれませんが。

 しかし、国は主権者、国のいうことに国民が従え、というのが本音なのに、安倍さん、きっと数日後には「私はそんな意味で言ったんじゃない」とか、ぬけぬけと記憶の塗り替え発言するんでしょうね。毎度おなじみのことではありますが。

 2014年11月の県知事選では、現在の翁長知事は、新基地建設を急に容認した前仲井眞知事に10万票差で圧勝しています。その後、翁長知事は辺野古の埋め立て承認を取り消し、にもかかわらず、工事は現在に至るまで強行されています。県民が選挙で表した民意が、全く尊重されていないのです。

 だからこそ、島ぐるみ会議訪米団の方々も口々にこう話していました。「これは単なる辺野古新基地建設を飛び越えて、日本の民主主義が問われる問題になっている」―。

 さて、2016年1月1日、年始特別企画としてスタートした「島ぐるみ会議訪米団密着レポート」も、ついに1月20日(水)より、「後編:ワシントンD.C.編」がスタートいたします。

↓密着レポート前編:サンフランシスコ編はこちら!↓
2016年 年始特別連載:辺野古基地建設反対「島ぐるみ会議」訪米団完全密着レポート~日本政府を飛び越えて―沖縄がアメリカと始めた直接対話http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%B3%B6%E3%81%90%E3%82%8B%E3%81%BF%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E8%A8%AA%E7%B1%B3

 後編!に行く前に、前回までのおさらいを。沖縄県辺野古新基地建設に反対する沖縄県の「島ぐるみ会議」訪米団26名。まずは、サンフランシスコ市を中心に、バークレー市議、サンフランシスコ市議らと会談を行い、沖縄県の現状を訴えます。

 米国で政治家に新基地建設反対を直訴?・・・そんな風に聞くとかなり漠然としていて、無謀にも思えるのですが、実はこうした地道なロビーイング活動、今に始まったことではなく、19年前から続いているとのこと。

 特に本土のメディアが報じない、私たちの多くが知らない事実です。

 米国西海岸には、訪米団統括の高里鈴代さんを「スズヨは、長年の友人」と呼ぶ現地市民団体の人たちがたくさんいて、実際にバークレー市議会での「沖縄を支援する決議」案提出などに大きな役割を担っていることが、取材を進めるうちに分かりました。しかし、現地市民団体の方々は何故、遠い沖縄を支援するのでしょうか。

(3)訪米2日目続編:「遠い」沖縄を、米国からサポートする理由――ベトナム反戦の経験を起点に、米国の軍事主義に内部から反対し続けるため~バークレー市議・平和と正義の委員会との交流会http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280904

―このあたりは、現在フル動画も特別公開中の「前編:サンフランシスコ編」をご覧いただきたいと思います。

 西海岸では長年の交流もあって、歓迎ムードであったのに対し、東海岸ワシントンD.C.では、どういった反応を受けるのか。

 この密着レポートの見どころは、辺野古新基地建設の問題が、いかに昨今の様々な社会情勢、社会問題と密接なつながりを持つか、特に米国側の関係者が熱心に語る点にあると思います。

 辺野古の話をしていたのに、どうして従軍慰安婦やTPPの話?女性や性的少数者への暴力の問題がプレゼンテーションされるのはどうして?

 歓迎ムードで和気あいあいとしていた西海岸から東海岸に移動した後の緊張感の違いとともに、より大きな視座で辺野古問題を捉えていた米国現地市民に対し、時には非常に戦略的にアプローチする訪米団の様子をしっかりお伝えしたいと思います。

 日本国内の辺野古関連のニュースでは、今日も明日も、またどんより肩を落としたくなるような報道がきっと続くのでしょう。だからこそ、角度を変えて、希望を持てるような新しい視点を皆さんと共有できたらいいなと思っています。

 IWJが各分野のスタッフ総力で取り組む連載後編を、どうぞよろしくお願いいたします。

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 以上、山本記者でした!

 こうしたIWJの魂を込めた取材活動は、皆さんの会費やご支援によって成り立っています!岩上さんは年頭早々炎上騒ぎに巻き込まれていますが、そんな波乱の2016年、IWJの取材活動費、スタッフの人件費は昨年以上に必要となることが予想されます!

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 昨年は、前年からの年越しの課題として、Ustreamがアーカイブを突然消去する、という話に対して全力で保存と再アップに取り組み、やっと目処がついたと思ったら、過労の果てに岩上さんが心臓発作で倒れるなど、ピンチにつぐピンチでしたが、たくさんの方々の励ましと応援に勇気づけられました。

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 そして2016年はさらなる波乱の予感がしています。今年もまた、引き続きご支援をよろしくお願いします!

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■やばい、やばすぎる!「緊急事態条項」がひどすぎる!「饗宴VI」DVD、ただいま鋭意製作中です!

 IWJでは、自民党憲法改正草案第98、99条に規定されている「緊急事態条項」の危険性について、繰り返し繰り返し警鐘を鳴らしてきました。まだまだ本番はこれからですから、これからも鳴らし続けます。

 緊急事態条項に並々ならぬ危機感をもつ「一人一票」裁判で有名な升永英俊弁護士に岩上さんが1月11日、単独インタビューしました。升永弁護士は、「緊急事態条項」について、「憲法9条改正とは比べものにならないほど怖い」ものだ、と断言。数々ある危険性のなかから、特に「独裁性」を問題視。事例としてナチス・ドイツを挙げました。

 1933年2月27日の「ドイツ国会議事堂放火事件」の際に、当時のヒトラー内閣が「緊急事態宣言」を発令したことによってナチスによる独裁は決定づけられたと升永弁護士はいいます。

 「緊急事態宣言」の影響で、プロイセン州だけで、犯人であると断定された共産党員をはじめとする約5000人が司法手続きなしで逮捕・予防拘禁され、さらに、言論の自由、報道の自由、通信の秘密等の人権が停止。ヒトラー内閣に対し、ワイマール憲法に拘束されない無制限の立法権を授権した「全権委任法」が成立するまで「緊急事態宣言」発令からわずか1ヶ月弱でした。

 まさに「緊急事態宣言」で勝負はついたのです。その年の11月に行われた総選挙では、「恐怖心と無力感と諦観」に支配された住民らの消極的支持を含め、ナチスが92.2%の得票率を獲得。ヒトラーによる独裁体制が確立しました。

 「岩上さんもわかっていない」と度々、升永弁護士から岩上さんもお叱りを受けながらも、勉強させてもらうようにお話をうかがった約2時間のインタビュー、近日中に記事化しますので、お待ちください!

 緊急事態条項について警鐘を鳴らした、もっとも新しくてもっとも重要な一冊、『前夜・増補改訂版』!大変ご好評いただき、長いこと品切れ状態が続いておりますが、1月20日に重版が刷り上がる予定ですので、ぜひお買い求めください!

 さらに、升永弁護士も登壇した、昨年12月20日に開催した「饗宴VI」のDVD(ただいま鋭意製作中!)は、もうご予約くださいましたか?発売は1月15日頃を予定していますが、事前に予約をすれば特典も付いてきます!

 300人以上の方にお越しいただき盛会に終わった「饗宴VI」では、16人のパネラーの方々が、きたる参院選を見据え、さまざまな見地から激論を交わしました。特に、「緊急事態条項」の怖さを理解していただくには、うってつけの教材となるはずです。

 当日、会場に来られなかったという方、参加したけれどもう一度観たいという方、まだその怖さを知らない周りの方に勧めたい!という方、ぜひ、お買い求めください!上映会、勉強会を行いたいという方、ぜひオフィスまでご連絡ください!

※IWJオフィス
office@iwj.co.jp

 価格は4,200円。「饗宴VI」シンポジウムの参加費が一般会員の方で6000円でしたので、1800円もお安く、自宅で自分のペースで観ながら何度でも参加気分を味わえてしまうこのDVDは、大変お買い得です!

 事前に予約していただいた方には、特典もございます!事前予約は、下記のフォームで受け付けておりますので、皆さま、ふるってお申し込みください!おかげさまで、初回入荷数は予約で埋まりました!現在、二次予約を開始していますが、まだ発売前ということで、予約特典は継続中です!どしどしご予約ください!

※【予約特典付き・岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

※【予約特典付き】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188

◆饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!

●テーマ1:米国の経済覇権の終わり?~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体
岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター事務局長)

●テーマ2:違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか
青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(大学生/「SEALDs」創設メンバー/「ReDEMOS」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)

●テーマ3:「戦争」の過去・現在・未来~安倍政権の目指す「戦争遂行国家化」その帰結は!?
井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)
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■『米国が隠す日本の真実』絶賛発売中!

 岩上さんが執筆陣の一人に名前を連ねている新刊『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』が発売されました! 政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏、鹿児島大学教授の木村朗氏の4人で行なったクロストークの他、各執筆者の単独原稿が収録されています。

 本書に通底するテーマは、タイトルが示す通り、いかに米国が日本の真実の姿を「見えなくさせているか」、すなわち「暗部」が作られているか、ということです。

 原発再稼動、集団的自衛権行使容認、TPP、辺野古新基地建設など、いずれも米国からの強い要請にもとづくものですが、これによって、日本の本来あるべき姿が大幅に歪められてしまっています。民意の通らない国、つまり民主主義国家とはいえない国になっているのです。我々は、こうした米国からの圧力を繰り返し明らかにし、その圧力をはね返し、日本を、主権者であり、主人公である日本国民の意志が通る、独立した、国民主権の立憲民主主義国家へと建てなおす必要があるように思えてなりません。

 本書は、多様なテーマを扱っています。先にあげたものの他にも、IS(イスラム国)による日本人殺害事件、消費税増税、9.11、アベノミクスの嘘、「オフショア・バランシング戦略」、刑事司法の闇、などなど・・・。

 本書を読めば、いかに日本が米国の意のままに操られているか、お分かりいただけるかと思います。しかし、日本の未来は、よくも悪くも米国との関係抜きには語れません。2016年の年頭は、まずは本書を手に取っていただけたら幸いです!

 『米国が隠す日本の真実』は、全国の書店、Amazonなどのネットストアの他、「IWJ書店」でもお買い求めいただけます。ぜひ、この機会に、お買い求め下さい!

※『米国が隠す日本の真実』ご購入はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

■岩上さんの早稲田での講義録を収録した『「今を伝える」ということ』、絶賛発売中!

 12月20日、「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 記念講座2015」と銘打って行われた講座の講義録を収録した『「今を伝える」ということ』が発売されました。

 大手紙の新聞記者、フリーのジャーナリストに混じり、岩上さんが早稲田大学で行なった講義録も収録されています。タイトルはずばり「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか?~ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について」です。刺激的なタイトルですよね。気になる中身は、というと・・・。

 UstreamやTwitterを駆使するネットメディアは、テレビや新聞といった既存メディアとどのような点で違い、どのような武器となる特性を持っているのか。そしてそれは、2011年3月11日の東日本大震災のような大災害の際に、どのような威力を発揮したのか。

 岩上さんの話は、こうしたネットメディアの特性から、ジャーナリストとしての資質にまで及びます。「マスコミ業界の人」「大手新聞社の会社員」ではなく、ジャーナリストになるとは、どういうことなのか。岩上さんが母校である早稲田大学の学生に伝えたかったメッセージとは? 詳細は、ぜひ、お買い求めになってお読みください。

 そして実はこの講義、続きがあるのです。紙幅の関係上、本に収録できなかった部分に関しては、IWJのホームページに掲載しています。陸山会事件、福島第一原発事故、TPP、尖閣諸島をめぐる日中間の領有権問題、日米同盟をめぐる問題など、様々なトピックについて扱っていますので、こちらもぜひチェックしてみてください!

※「王様は裸だ」と君は指摘する(できる)だろうか?―ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について~『「今を伝える」ということ』岩上安身講演続編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279798

 サイトをチェックされた方は、ぜひ、『「今を伝える」ということ』をお読みください。マスコミ志望の学生だけに向けた講演録ではありません。メディアのあり方について疑問や関心、問題意識をもつすべての方々に読んでもらいたい好著です!「IWJ書店」に申し込んでもらえれば、岩上さんのサイン入りでお届けいたします! ぜひ、この機会にご購読ください!

■IWJスタッフ募集のお知らせ

  IWJでは現在、一緒に仕事をし、一緒に豆を撒いたり、部活のキックボクシングで汗をかいたり(一昨日は、事務所の入っている建物の屋上で、女子2名を含む7人で元気に汗を流してきました!)、同じ釜の飯を食べたりする(多い日にはお米を一升近く炊きます!)スタッフを大募集中です! 皆さんの応募をお待ちしています! 今年は昨年以上に決定的な、波乱の年になるであろう予感を、スタッフ一同、ひしひし感じています。そんな波乱に満ちた1年を乗り切るためにも、新規スタッフの力がどうしても必要です!

 経理・総務スタッフ、Webスタッフ、事務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集しています!

※IWJスタッフへの応募はこちらから
http://bit.ly/1ALJypQ

■わとはぷ~What happened today?

 本日は、俳優・石田純一さん62歳の誕生日(1954年)です!おめでとうございます!

 石田さんは安保法案の国会審議終盤、颯爽と国会前に現れ、法案の強行採決を狙う安倍政権に対して「戦争は文化じゃない!」と声をあげ、世間を驚かせました。

 それまでは、失礼ながら「チャラチャラしたトレンディ俳優」くらいの認識しかなかったのですが、自分の築き上げてきたイメージをかえりみず、仕事を干されてまで自分の正しいと思うところを主張する・・・これ、「言うは易く行うは難し」で、なかなか実行できませんよね。

 法案成立後も市民集会に出て、平和の尊さを訴える石田純一さん。IWJはすべて映像でおさえ、記事化してまいりました。IWJ記者が直撃インタビューもしておりますので、石田さんの誕生日である今日、記事をのぞいてみてください。

・【緊急アップ!】俳優・石田純一さんが国会前抗議でスピーチ!「戦争は文化ではありません!」安保法制反対を堂々訴え
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/265336

・【緊急アップ!】「政治家として感覚悪い」俳優・石田純一さんが9月18日、再び国会前抗議でスピーチ!国民の声を聞かない与党政治家を痛烈批判!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/265411

・【インタビュー全文掲載】「芸能人である前に、市民であり国民です」9月18日、石田純一さんにIWJが直撃取材!「将来に対する義務として、『戦争法案』に反対します」自民党改憲案に強い危機感を示す
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/265416

・【スピーチ全文掲載】「『言論の自由』があって初めて我々が成り立っている」――俳優・石田純一氏が“圧力”を跳ね返して再び登壇! 中国脅威論に「反知性主義だ」と反論!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277697

 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/