日刊IWJガイド「北海道に飛んだ岩上さん、本日は函館で講演会。どうなる!? 日本の国家主権~『同盟調整メカニズム』で米軍と自衛隊の一体化・下請け化が進展」2015.11.6日号~No.1150号~


■■■ 日刊IWJガイド「北海道に飛んだ岩上さん、本日は函館で講演会。どうなる!? 日本の国家主権~『同盟調整メカニズム』で米軍と自衛隊の一体化・下請け化が進展」2015.11.6日号~No.1150号~ ■■■
(2015.11.6 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 11月に入り、朝晩はだいぶ冷えるようになりましたね。今朝、出社前に、自動販売機でホットの缶コーヒーを買いました。駅や街角の自動販売機では、もうほとんどのところで、「あったか~い」缶コーヒーやお茶が登場しているようです。季節の移り変わりを感じますね。

 さて、昨日から北海道に飛んだ岩上さんは、まず、元陸上自衛隊の末延隆成氏のインタビューを収録した後、ワインバーΦ(ファイ)でトークカフェ&お食事会を行いました。この季節、北海道はもうだいぶ寒いのではないでしょうか。今年の2月に北海道の帯広で倒れた岩上さんの体調が、少し心配です。

 本日は、札幌から函館に移動し、北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラムが主催する講演会でお話をします。テーマは「改憲前夜」とのことですが、大間原発の問題から、安保法制、そして北海道の農業に大打撃を与えることになるTPP、さらにはシリアを中心とする中東情勢まで、ぎゅぎゅっと内容の詰まった密度の濃いお話をすることと思います。

 こちらの講演会は、主催の方のご厚意により、参加無料・ご予約不要になっております。北海道のみなさま、是非、お越しください。

【講演会 これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~】
日時:11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
※参加料無料、ご予約不要
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254

■ついに動き出した「同盟調整メカニズム」~米軍と自衛隊の一体化がより進むことに

 自衛隊と米軍の一体化が、より一層進むことになりました。

 日米両政府は11月3日、今年4月に再改定された日米新ガイドライン(防衛協力の指針)に盛り込まれた「同盟調整メカニズム」を設置し、運用を開始することで合意しました。

 3日、中谷元・防衛相と米国のカーター国防長官がクアラルンプールで会談し、この「同盟調整メカニズム」を始動させることで合意。中谷氏は会談後、記者団に対し「目的は地域の安定に資することであり、より実効性のある日米協力関係を構築したい」と強調しました。

 この「同盟調整メカニズム」の設置と運用の開始により、自衛隊と米軍の一体化、いや、自衛隊の米軍の「下請け化」は、よりいっそう進むことになります。日本の国家主権はどこへいってしまうのでしょうか??

 「同盟調整メカニズム」では、平時を含め、日本への武力攻撃に至らないグレーゾーン事態、日本有事などの緊急事態までのあらゆる段階における日米の調整の枠組みが新設されます。自衛隊・米軍の幹部による「共同運用調整所」を設けるとともに、陸海空の協力については各部隊の代表による「各自衛隊および米軍各軍間の調整所」を設置します。

 この「同盟調整メカニズム」に対して、早い段階から警鐘を鳴らしてきたのが、学習院大学教授の青井未帆氏です。青井氏は今年7月、岩上さんのインタビューに応えて、「同盟調整メカニズム」を通じた米軍と自衛隊の一体化によって生じる事態について、次のように指摘しています。

 「『制服組』(自衛官)が実際の知識を持っているんです。米国とデータを共有しているので、事実上の指揮権が日本にあるとは考えられない。米軍の制服組を中心に決定されていくことになるのではないか、ということです。専門家である制服組の意見に政治がどう異論を挟めるでしょうか。そう考えると、NSC(国家安全保障会議)での議論が形式的なものになる可能性が高い」

※2015/07/08 「日本全体が米軍の巨大な兵站部隊になる懸念がある」――日米の「調整メカニズム」で自衛隊が米軍化する? 学習院大学教授・青井未帆氏に岩上安身が緊急インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252124

 集団的自衛権にもとづく安保法制を「可決・成立」させ、「同盟調整メカニズム」の運用を開始する。安倍政権は、日米新ガイドラインが規定した通りに、自衛隊による米軍の「下請け化」を着々と進めています。

 安倍総理は、日米同盟を維持するために、米国による”大義のない”戦争で自衛官に死者が出ても構わない、というのでしょうか。あるいは、死者が出た時に、それ見たことかと大騒ぎし、これも憲法のせいだなどと責任転嫁して改憲への弾みにするのでしょうか。

この日米新ガイドラインがもたらす様々な問題について、IWJは引き続き取材を継続してゆきますので、どうぞご注目ください。

■「オールジャパン平和と共生」総決起集会のテキスト記事をアップしました!

 IWJでは一昨日、2015年10月8日に行われた「オールジャパン平和と共生」総決起集会の動画アーカイブをテキスト付き記事としてアップしました。

※2015/10/08 安倍政権による「戦争と弱肉強食」政治の終焉を、憲政会館で誓う! 773名の熱気に包まれた「オールジャパン平和と共生」総決起集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/269520

 この「オールジャパン平和と共生」は、政治経済学者の植草一秀氏が立ち上げた市民運動で、当日は、鳩山由紀夫元総理、元外務省国際情報局長の孫崎享氏、憲法学者で慶應義塾大学名誉教授の小林節氏など、錚々たるメンバーが壇上から挨拶を行いました。岩上さんも壇上に招かれ、この市民運動に対する応援メッセージを述べました。

 この日の集会は、収容500人の会場に773名が集まり、熱気のあふれるものとなりました。この「オールジャパン」の標語の通り、市民は、安保法制を強行採決するなどして軍事国家化にまっしぐらの安倍政権に対し、野党が一致結束して対峙することを望んでいるのだと思います。その意味で、日本共産党による「国民連合政府」構想は、各政党が真剣に耳を貸さなければいけない提案のはずです。

 しかし、共産党の働きかけや「オールジャパン」を望む市民の声とは裏腹に、民主党の腰は定まらないままです。民主党・右派の代表格である長島昭久衆議院議員は、岩上さんのインタビューに応え、「民主党がこれから打ってでるべきなのは、真ん中から右のウイングだ」と断言しました。民主党の岡田克也代表も、共産党との選挙協力には後ろ向きのようです。

※2015/10/08 日本共産党が提唱する「国民連合政府」、その狙いと実現可能性に迫る! 世界的に追い風が吹く左派への支持を共産党は取りつけられるか? ~岩上安身による志位和夫委員長インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/269515

※2015/10/06 共産党捨身の「野党共闘」に反対し「7.1閣議決定による解釈改憲」を合憲と主張する民主党右派・長島昭久議員にインタビュー!日本会議、櫻井よしこ氏、アーミテージとの関わりも直撃!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/268897

 いかにして幅広い野党共闘を実現し、安倍政権に対峙する「オールジャパン」体制を構築するか。来年夏の参議院選挙まで、時間は刻々と過ぎていきます。11月12日には、キーマンの一人である社民党の吉田忠智党首に岩上さんがインタビューを行いますので、そちらもどうぞご注目ください!

■山田正彦元農水相が長野県中川村で講演! 曽我逸郎氏との対談も~IWJは長野まで出動します

 本日は、長野県中川村で行われる、山田正彦元農水相による講演を取材・収録します。

 長野県中川村は、全国で初めてTPP反対デモが行われた場所です。村長の曽我逸郎氏は、著書『国旗、国歌、日本を考える:中川村の暮らしから』を出版するなど、TPPをはじめ、原発、国旗・国歌問題など、国政上の重要トピックに対して提言を行なっている人物です。

 この日の講演会では、山田氏と中川村長の公開対談も行われます。TPPに代表される新自由主義・グローバル化の波が、中川村のような地方にどのような悪影響を及ぼすのか、聴き応えのある議論になるかと思います。

 取材に向かうのは、IWJの新人・安道幹記者。講演会参加者へのインタビューも収録する予定です。こちらは電波環境の都合上、全編録画となりますが、配信時間が決定しましたら、随時、TwitterやIWJのホームページなどで告知いたしますので、どうぞご注目ください。

 また、岩上さんによる山田正彦氏への過去のインタビュー・アーカイブに関しては、以下のURLからご覧ください。

※2013/11/28 「TPPで沿岸の漁業権が外資に奪われる」 ~山田正彦元農水相が岩上安身のインタビューで明かす衝撃のリーク文書
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/113840

※2014/10/06 グローバル資本の論理に対して如何に抵抗するか 「TPPと国家戦略特区は憲法違反」~TPP交渉差止・違憲訴訟の会・山田正彦氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/174900

※2015/04/17 万歳会長の突然の辞任劇は「TPP反対封じ」工作!? TPA法案提出、安倍総理の米議会演説の裏にある日米両政府の思惑を、山田正彦元農水相が岩上安身のインタビューで暴露!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242893

※2015/08/11 「現在は、幕末・維新期に次ぐ第2の国難に見舞われた状態」ハワイでのTPP閣僚会合をどう見るか ~現地入りした山田正彦元農水相、内田聖子PARC事務局長に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257318

■「戦争法案」に関する寄稿・コメントをお寄せください

 「戦争法案」こと安全保障関連法案が「可決・成立」してから約1ヶ月あまり。政府・与党は臨時国会の召集を見送る方針だといいます。安倍総理は通常国会終了後に、「国民の皆様に丁寧な説明を続けたい」などと語っていましたが、もうその言葉を忘れてしまったのでしょうか。

 安倍政権による国民軽視の姿勢がますます鮮明になる中、市民からは怒りの声があがっています。IWJには、安保法案が「可決・成立」した今でも、全国の大学人や市民の皆様から、安倍政権の姿勢と安保法案に対して怒りの意を表す寄稿が届いています。

 本日は過去にお寄せいただいたものの中から、金沢大学准教授でフランス文学が専門の岩津航さんの寄稿をご紹介させていただきます。

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 憲法の理念に背き、論理も破綻しているにもかかわらず、なぜ今国会で強引に押し通そうとするのか。国民には説明されていない理由が存在すると考える方が自然であり、それを説明しないのは、秘密にせざるを得ない事柄であるからだと考えるしかないだろう。特定秘密保護法が先に施行されたことが、間接的にこのことを証明しているように思われる。

 東京オリンピック招致の際に、「福島第一原発の状況はコントロールされている」と平然と嘘をついた首相は、嘘をつき通せない相手には、なるべく会わないようにしている(沖縄県知事や韓国大統領)。

 このような「内向き志向」は、メディアによる日本礼賛と連動している。日本人の自信のなさが裏返しに表現されている、と考えてよいだろう。しかし、私たちが「取り戻す」べき自信は、嘘に基づいていてはならない。

※【安保法案反対 特別寄稿 Vol.310】 私が反対する4つの理由 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 金沢大学(フランス文学)岩津航さん
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00310

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 安倍政権がこれほどまでに安保法制の成立を急ぐ背景として、岩津さんは、「国民には説明されていない理由が存在する」と指摘しています。

 「国民には説明されていない理由」――。それは、「第3次アーミテージレポート」に書かれているような、米国からの強い要請に他ならないのではないでしょうか。事実、安倍政権は、原発の再稼働、TPP、そして今回の集団的自衛権行使容認と、すべてこの「第3次アーミテージレポート」の内容に忠実に従うように政策を実行してきました。しかし、このことはもちろん、日本国民には説明されていません。

※【IWJブログ】CSIS「第3次アーミテージレポート」全文翻訳掲載
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/56226

 日本国民の存在を無視し、米国の要求に従って、米国のために政策を遂行する安倍政権。このような安倍政権の「暴走」に対し、国民一人ひとりが声を上げていくべき時ではないでしょうか。

 岩津さん、貴重なご意見ありがとうございました!

 IWJはまだまだ学者の皆さん、市民の皆さんの寄稿を募集しています! ぜひ、お寄せください!

※【 宛先はこちら! 】
office@iwj.co.jp

■新刊『米国が隠す日本の真実』(詩想社)発売のお知らせ

 ここで、新刊のお知らせです。鹿児島大学教授の木村朗氏、政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏と岩上さんのクロストークをテキスト化して収録した書籍が11月18日(予定)に発売されます。

 タイトルは『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』。発行元は詩想社です。

※詩想社ホームページ
http://www.shisosha.com/

 クロストークでは、IS(イスラム国)による日本人人質殺害事件にはじまり、辺野古新基地建設問題、日米共同軍事演習「ヤマサクラ」、消費税増税などの問題に関して、徹底して討議を行っています。

 また、本書には、岩上さんの単独原稿「安保関連法案はなぜ強行採決されなければならなかったのか~背景にある米国の『オフショア・バランシング戦略』とは何か」も掲載されます。米国の戦略家・クリストファー・レインが主張する米国の「オフショア・バランシング戦略」について分析した、2万字を超える重厚な論考です。ぜひ、ご一読いただければと思います。

 本書のベースとなった木村氏、植草氏、川内氏と岩上さんのクロストークの模様は、IWJのホームページで動画アーカイブとして公開しています。本書とあわせて、ぜひ、ご覧ください。

※2014/01/20 「日本の真実を語る」沖縄問題から原発まで ~クロストーク 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身-前半
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120550

※2014/01/20 東京都知事選はシングル・イシューなのか? 脱原発候補一本化をめぐり白熱討論 ~クロストーク 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身-後半
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120992

※2014/06/01 「日本の真実を語る~思考停止に陥らないために」 クロストーク:木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/144261

※2015/01/23 いかにして、絶望を希望に転化させるか~クロストーク「日本の真実を語る」第3回 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226919

 また、このクロストークは、11月19日にも再び行います。こちらもぜひ、チェックしてみてください!
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.11.6 Fri.**

【Ch5】10:25メド~「林幹雄・経済産業大臣 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「林幹雄・経済産業大臣 記者会見」の模様を中継します。

【Ch6】11:45メド~「高市早苗・総務大臣 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「高市早苗・総務大臣 記者会見」の模様を中継します。

【Ch4】11:00~「SEALDsメンバーらによる辺野古基地建設における一連の政治的手続きに関する抗議会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※辺野古基地建設における一連の政治的手続きに関して、SEALDsメンバーらが抗議の記者会見を行う。

【Ch6】13:00~「11・6 イタリアの盗聴等視察報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「盗聴法廃止ネット」主催の視察報告会を中継します。清水忠史議員(衆議院法務委員、共産党)が報告します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~ 「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_AOMORI1】 17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第158回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.11.7 Sat.**

【Ch未定】13:30~「シンポジウム:ピケティ『21世紀の資本』とグローバル・タックス ~行き詰まる資本主義、日本の格差・貧困、国際課税への提言~」
※橘木俊詔氏(京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授)が基調講演を行うほか、各分野の第一線で活躍されている専門家の方々が問題提起する予定。

【Ch未定】13:30~「”アベチャンネル”はゴメンだ!怒りのNHK包囲行動 第2弾」
※NHK(渋谷)西門前でリレートーク&コールが行われ、宮下公園北側からデモがスタートする予定。

【IWJ_OSAKA1】14:00~「『10.8山崎博昭プロジェクト』大阪講演会 アカンで、日本!ー理工系にとっての戦争ー」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※山本義隆氏、白井聡氏らが講師として登壇予定。

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(前半の続き)…

■『前夜』増補改訂版予約受付中!

 岩上さんと澤藤統一郎弁護士、梓澤和幸弁護士による計12回の鼎談をまとめた書籍『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』は、おかげさまで皆様から大変なご好評をいただき、現在、品切れとなっております。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。

 さて、この『前夜』ですが、重版をかけるにあたり、増補改訂版としてリニューアルして発売することになりました。先日、その増補版に付け加えるための鼎談を新しく収録しました。こちらは、一昨日、昨日と再配信を行いました。皆様、ご覧いただけましたでしょうか。

※2015/10/27 「国民主権、基本的人権を制約する憲法改悪の企みが迫っている!」 ~自民党の憲法改正案についての緊急鼎談・梓澤和幸弁護士×澤藤統一郎弁護士×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272308

 安倍総理は来年夏の参議院選挙で、「明文改憲を公約に掲げる」と明言しています。今、かつてないほど、「憲法の危機」が迫っているのです。今こそ、『前夜』が読まれるべき時であるように思われます。

 『前夜・増補改訂版』は、下記のフォームからご予約いただけます。皆様、どうぞお申し込みください。

※『前夜・増補改訂版』予約フォーム
http://goo.gl/forms/K1GiAd3VHN

■改憲草案、草案翻訳プロジェクトに手を貸していただける方を絶賛募集中です

 『前夜』をお読みいただいた方にはお分かりかと思いますが、自民党が現実化を狙っている自民党改憲草案は、とんでもない代物です。

 たとえば、自民党憲法改正草案では、第21条第2項において「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」と記されています。「公の秩序」という曖昧な概念は、時の権力者によって、いかようにも恣意的に解釈されてしまいます。自民党の憲法改正草案が現実のものとなったら、言論・表現の自由が骨抜きになってしまうのです。

 自民党の憲法改正草案は、この第21条以外にも、問題だらけです。国民主権や基本的人権の尊重、立憲主義をないがしろにする、とんでもない代物です。

 そこでIWJでは、この自民党憲法改正草案の「トンデモ」ぶりを海外にも広く発信するべく、英訳するプロジェクトを立ち上げることになりました。

 そこで、この日刊IWJガイドをお読みいただいている方にお願いです。このプロジェクトにお力をお貸しいただけないでしょうか。下記フォームで受け付けていますので、ぜひ、ご応募ください。お待ちしています!

【自民党改憲草案英訳ボランティアご応募はこちら↓】
https://docs.google.com/forms/d/132Gti-gN_dk7GyJlk9TFey9TOCWMaLx6EULgQScK5E8/viewform

■安保法制賛成・反対議員をリスト化しました!きたる参院選のご参考に!

 自民・公明の与党による「採決の強奪」によって「可決・成立」してしまった集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案。IWJでは、この安保法案と特定秘密保護法について、各議員が賛成したのか、反対したのか、それとも欠席したのか、一目で分かるリストを作成いたしました。

※【特集】安保法制・秘密保護法 賛成反対議員リスト 絶対忘れない!「強奪された票決」~次の参院選では「明文改憲」が現実に
http://iwj.co.jp/feature/anpo-giin/

 来年夏の参議院議員選挙は、安倍総理が目指す「明文改憲」を巡って、天王山の戦いになります。このリストを見れば、安保法案と特定秘密保護法という”稀代の悪法”をめぐり、各議員がどのような投票行動を行なったかが一目で分かりますので、ぜひ、参院選での投票の参考にしていただければ、と思います。

 なお、この特設ページは、参議院議員選挙に向けて、さらに情報を追加していく予定です。そこで、このリストの「特記事項」に掲載できる各議員の情報を皆様から広く募集いたしますので、投票行動の参考になる情報をどしどしお寄せください。

※安保法制・秘密保護法 賛成反対議員リストへの情報提供フォーム
https://form.jotform.me/52192429254456

 いただいた情報は、IWJできちんと裏取りをしてからアップ致します。確証を得られない場合は、掲載できない場合もありますので、ご了承ください。

■「TVUパック」使用期限更新にあたり、会員登録とカンパのお願い

 IWJでは、有線が確保できる室内でのインタビューだけでなく、デモや抗議行動、各種シンポジウムなど、屋外で行われる各種イベントもUstreamを使用して中継を行っています。その際には、微弱な電波をポケットWifiでキャッチしているため、現場の電波状況によっては、映像や音声が途中で途切れてしまい、ご視聴中の皆様にご不便をかけてしまうことが多々あります。

 私も、IWJに入ったばかりの頃、頻繁に屋外の中継に出向いていたのですが、電波をうまくつかまえることができなくて中継を断念したことが多々ありました。その都度、ソーシャルストリーム上で、視聴中の皆様から「いいところで切れた!」「残念!」などといったご意見を頂戴していました。

 ライブストリーミングを主軸に据えたインターネットメディアとして、Ustream中継を安定させることは、IWJにとって解決しなければならない課題でした。そこで導入されたのが、「TVUパック」という、無線によるポータブルタイプの映像伝送システムです。このTVUパックを使用すると、微弱な電波しか届かない場所でも、回線を何本も束ねて安定的に配信することができます。

 このTVUパックの更新期限が迫っているのですが、これから先、2年間にわたり新たに使用するには、合計198万円が必要とのこと。現在のIWJの財政状況からすると、かなりの負担となります。

【TVUパックの写真とカンパのお願いページはこちら!】
http://iwj.co.jp/wj/open/tvu

 IWJは「ニュースの産直メディア」として、デモや抗議行動、院内集会、シンポジウムなどの現場で発せられる市民の声を、可能な限りダイレクトに、綺麗な映像と音声で中継したいと考えています。そのためには、このTVUパックの力がどうしても必要です。

 安保法制は「可決・成立」してしまいましたが、来年の参院選に向け、政局は今後、大きな動きを見せることが予想されます。それに伴い、市民の動きも活発化するでしょう。IWJはそれらを、その都度、しっかりと中継・配信していきたいと考えています。

 IWJがこの先、市民の声を中継・配信していくためには、しっかりとした財政的基盤が必要です。どうか、IWJの定額会員にご登録いただき、私たちの取材活動をお支えください。

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ

 11月に決定している、岩上さんのインタビューや講演情報をお知らせいたします。もちろん、これが全てではありません。まだまだインタビューアポ中の方はたくさんいます。もし決まったら、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

・11月12日(木)14:30~
社民党党首・吉田忠智氏インタビュー

・11月14日(土) 13:00~
ジャーナリスト・浅野健一氏インタビュー

・【録画】11月17日(火)
カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー

・2015年11月19日(木)13:00~
木村朗氏・植草一秀氏・川内博史氏クロストーク

・11月24日(火)16:00~
共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー

・11月26日(木)15:00~
岡山大学大学院教授・津田敏秀氏インタビュー

・12月4日(金)15:00~
阪口徳雄弁護士・上脇博之教授インタビュー

【講演情報】
・11月06日(金)18:30~20:15(うち講演は90分)
これから日本はどこに向かうのか~改憲前夜~
※参加料無料
場所:北海道国際ホテル(北海道函館市大手町5-10)
主催:北海道教職員組合函館支部・平和運動フォーラム)
お問い合わせ先::htu-hakodate@bz01.plala.or.jp
0138-51-2254

■IWJスタッフ募集のお知らせ

 IWJでは現在、スタッフを大募集中です。事務スタッフ、経理・総務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集しています。IWJは常に忙しく、仕事量は山のようにありますが、やり甲斐はとてもあります。また、スタッフはみな仲がよく、チームワークもばっちりです。あなたもIWJで働いてみませんか。ご応募をお待ちしています。

<一般事務および会員管理スタッフ>

 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのインタビューのアポ取り、スケジュール管理、イベント開催の準備などを行うのが、一般事務の仕事です。IWJの屋台骨を支える、とても大切なお仕事です。

 IWJでは現在、特にこの一般事務の人手が不足しています。一般事務がしっかりしていないと、IWJの足腰は立ちません。少しでも事務の仕事にご関心をお持ちの方がいれば、ぜひ、ご応募いただきたいと思います。

 一方、会員管理事務のスタッフは、会員様からのお問い合わせなどの接点になりますので、人当たりのよい方(メール対応中心です!)、メールなどPC操作に慣れている方(エクセルができるとありがたいです!)を募集しています。

◆応募条件
※「-事務スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<経理・総務スタッフ>

 IWJでは、経理・総務スタッフも募集しています。経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方を歓迎いたしますが、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うことや計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもやる気があれば大丈夫です。ご応募、お待ちしています。

◆応募条件
※「-経理・総務スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

<テキストスタッフ>

 IWJでは、記者およびテキストスタッフも募集しています。IWJと聞くと、Ustreamを使ったライブストリーミングが主体のメディアだと思われる方が多いかもしれません。しかし、IWJではブログやメルマガなどのテキストにも力を入れています。インターネットメディアとしては、配信しているテキスト量はナンバーワンであると自負しています。

 IWJのテキストスタッフの基礎となる仕事は、現場に行って取材をし、それを原稿にまとめることです。さらにそこから派生して、Twitterを使ったリアルタイム実況、メルマガ用原稿の構成・編集、各種リサーチ資料の作成、岩上さんのインタビューや講演で使用するパワーポイントの作成なども行っていただきます。

 もちろん、すべてを一人でこなさないといけない、というわけではありません。本人の適性に合わせて、部分的に業務に携わっていただくことも可能です。

 勤務形態は、在宅でも可能です。地方在住の方でも、パソコンさえあればお手伝いいただくことが可能ですので、どうぞふるってご応募ください。

◆応募条件
※「【職種2】 -テキストスタッフ- (記者・ライター・リサーチャー・編集者etc)」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】
http://bit.ly/1ALJypQ

<中継・動画編集スタッフ>

 IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を、動画編集ソフト(adobe Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードしたりする作業をメインに担当していただきます。

 動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です! 経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。

 また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません! 映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、云うことなしです!

◆応募条件
※「【職種5】-中継・動画編集スタッフ-」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

■11月8日(日)に迫った「フレンドリーラン」に向けての抱負をご紹介します

 IWJのスタッフがタスキをつなぐ「フレンドリーラン」の開催が、いよいよ11月8日に迫ってきました。先日配信したように、IWJでは当日の大会委員長を務める孫崎享さん、元陸上自衛隊レンジャー部隊の井筒高雄さんを迎えての練習を行い、準備はバッチリです。

 本日は、当日、「フレンドリーラン」に参加してくださる、新潟県の渡邉良弘さんから意気込みを送っていただきました! 渡邉さん、どうもありがとうございます!

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 新潟市在住のIWJ会員の渡邉良弘です。この夏の岩上さんと孫崎享さんとの対談のなかで孫崎さんが呼びかけられたフレンドリーランを知り、参加してみようと思い立ち走り始めました。おかげ様でこの秋には身もこころも軽くなりました。国会前に何度も着ていったTRUE DEMOCRACYのTシャツを着て参加します。IWJさんの記事にコメントを書くとき「西遠寺 透」という筆名を使わせてもらっています。
 楽しく、怪我なく、走りたいと思っています。NO PEACE NO JAPAN!そのためにもIWJは日本に必要なメディアです!
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■良書のお買い求めは「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売する新しいサービスを始めました! その名も「IWJ書店」。こちら、オープン以来、おかげさまで大変なご好評をいただいています。

 中でも私がオススメするのが、陸上自衛隊・レンジャー部隊に所属していた経験を持つ井筒高雄氏の『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』です。本書では、井筒氏が、IWJでもお馴染みの柳澤協二氏や伊勢崎賢治氏ら、安全保障のプロフェッショナルに取材。「戦争法案」の問題点に迫っています。

 IWJ書店では他にも、新国立競技場問題に迫った森まゆみ氏の書籍や、日中関係と尖閣諸島問題を深く論じた矢吹晋氏の書籍などを販売中です。ぜひ、この機会にお買い求めください!

【間宮陽介さんサイン入り】『社会科学における善と正義:ロールズ「正義論」を越えて』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=153

【間宮陽介さんサイン入り】『市場社会の思想史―「自由」をどう解釈するか』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=152

【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする 安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125

【再入荷!】【矢吹晋さんサイン入り】『尖閣問題の核心 日中関係はどうなる』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=99

【再入荷!】【矢吹晋さんサイン入り】『チャイメリカ 米中結託と日本の進路』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=97

【再入荷!!】【矢吹晋さんサイン入り】『尖閣衝突は沖縄返還に始まる 日米中三角関係の頂点としての尖閣』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=98

【水島朝穂さんサイン入り】『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=143

【笹山尚人さんサイン入り】『ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=135

【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!―労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

 これらのサイン入り書籍は、IWJ定額会員(サポート会員・一般会員)の方のみご購入可能の商品です。IWJへの会員登録がまだの方は、この機会にぜひよろしくお願いします!

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■会員の更新と継続に関する大切なお知らせ

 ここで、自身の仕事用デスクに観葉植物を置いている会員管理の中山裕規より、大切なお知らせがあります。

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 IWJ事務局の中山裕規と申します。

 会員様へ、ご更新時期やご継続のお手続きについて、私からご連絡をさせていただいております。

 10月15日に、10月以降分の会費が未納であった268名の会員様へご利用を停止する手続きをとらせていただきました。

 先日、IWJは過去最高の有効会員数を5722名様まで伸ばしましたが、15日の措置後、有効会員数は5474名様まで落ち込んでしまいました。

 もし、ご継続のお手続きをお忘れでご利用が停止となってしまっておられましても、会費を納入いただけましたら、ご利用を再開していただけます。

 ご継続、ご利用再開のお手続きはこちらからお願いいたします。
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/?p=23022

 下記URLから、ログイン後のMYページにて、ご自身の会員期限(更新時期)をご確認いただけます。
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php

ログインID:ご登録メールアドレス
パスワード:(ご自身で設定されたもの)

 MYページより、ご継続のお手続きにも進んでいただけますので、何卒、よろしくお願いいたします。

※ご入金方法によって、ご利用再開の時点が異なりますので、ご了承ください。

 銀行振込の場合はご入金の確認ができ次第(口座の確認を銀行営業日の15時以降に行います)、クレジットカード決済の場合は、即時、会員情報の更新・ご利用再開となります。

 また、こうして、日刊ガイドをご覧いただけている方には、直接の問題はございませんが、9月16日以降、IWJ日刊ガイドの配信の受信エラーが大量に発生し、不着のお問い合わせが相次いでおります。

※IWJ日刊ガイドの配信不着についてのご案内(2015年9月16日号以降)
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22730

 ご更新時期やご継続のお手続きについても、同様の事例が発生しております。

 お心当たりや、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、何なりとご連絡くださいませ。

 また、月末でご更新をお迎えの会員様へは、当該月の中旬より、順次、ご更新・ご継続のお手続きについてのご案内メールをご登録いただいているメールアドレスへお送りしております。

 対象の会員様へは、近日中にご案内メールをお送りいたしますが、更新のお手続き方法をご存じの方は、ご案内のメールを待たずに、お手続きいただいてもかまいません。こちらで更新させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 お手続き方法についてなど、ご不明な点がございましたら、< shop@iwj.co.jp >まで、お気軽にお問い合わせください。

 よろしくお願いいたします。

■わとはぷ~What happened today?

 今日は11月6日です。調べてみたところ、11月6日はお見合い記念日なのだそうです。1947年のこの日、結婚紹介雑誌『希望』が主催し、戦争で婚期を逃した男女386人が参加するお見合いパーティーが開かれたことに由来するのだそうです。

 近年、日本の婚姻率は下がり続けており、それが少子化の一因となっていると言われています。自民党の議員らは「婚活・街コン推進議員連盟」を立ち上げ、「街コン」事業者に資金提供するファンドの創設などを通して、婚姻率の上昇を狙う、としています。実際、今、日本中の各都市で「街コン」が行われているようです。これも、お見合いパーティーの新しいあり方だと言えそうですね。

 しかし、33歳にして未婚の身である自分としては、「街コン」のようなかたちで出会いの場を増やすことももちろん大切だとは思いますが、結婚して子どもを生み、育てられるだけの経済的余裕が何よりも必要だと感じます。大企業優先のアベノミクスと消費税増税によって、庶民の懐事情はお寒い限りです。私の同年代でも、まだ結婚していないという友人がたくさんいますが、揃って「金銭的に余裕がない」と口にします。

 「街コン」やお見合いパーティーもいいですが、政府には、庶民の方向を向いた経済政策を実行してほしいと切に願います。

 婚姻率の低下と少子化の悪化は、日本という社会を維持できるかどうかという深刻な問題をはらんでいます。社会をいかに再生産し維持していくか、岩上さんはこの問題をずっと継続して取材してきました。IWJでもこの問題を今後、取り上げてゆく予定ですので、どうぞご注目ください。

 それでは、本日もよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/