日刊IWJガイド 「ウソだろ!? 今日は『国際平和デー』なのに安倍総理の誕生日!?  野党結集なるか、どうなる参院選?? これからますます市民の声が必要!」2015.9.21日号~No.1104号~


■■■ 日刊IWJガイド 「ウソだろ!? 今日は『国際平和デー』なのに安倍総理の誕生日!?  野党結集なるか、どうなる参院選?? これからますます市民の声が必要!」2015.9.21日号~No.1104号~ ■■■
(2015.9.21 8時00分)

 おはようございます! IWJの原です。

 連日の雨もようやく終わって、爽やかな初秋の気配が漂ってまいりました。夏が終わるのは寂しいものですが、まぁ紅葉の時期には会津に写真でも取りに行くか…と自分を盛り立て、夏とお別れする準備を進めています。寂しいが仕方がない。いわゆる「おセンチ(死語)」はふりきって、ここでIWJのメンバーの一人として、ちょっとひと吠えしとこうと思います。

おれたちの目は、すでに来年の夏を見すえているぜ!!! と。

 IWJは、今回の安保法案審議では、国会の内側で闘う議員の姿や、国会の外で声を上げる、SEALDsを筆頭とする市民の声、学者の声、国会前までこれないがそれぞれの地元で反対の声を上げる全国津々浦々の市民の声を、ひたすら可視化し続けてきました。

法案は納得のいかないやり方ながら、成立してしまいましたが(あくまで一応、です)、この間、IWJは、代表の岩上さん以下、スタッフは、これまでにないほど膨大な量の記事や動画を、徹夜を重ねてリリースし続けてきました。

 NHKを筆頭に、大手メディアがこうした国民の声を軽んずるような報道姿勢に終始する中、徹底的にガチンコで報じるスタンスをとり続けてきた結果だと思うのですが、おかげさまで少しは会員数も回復してきました。

ありがたいことだと思っています。本当に感謝しています。

けれども、けれども、まだ足りません…。

 現在の会員数は5393名様ですが、IWJの活動規模を考えると、今の規模を維持するには、まだちょっと厳しいのが現実です。できれば年内に6000人、来年には60000人くらいの皆さんに会員になっていただけると、スタッフも充実させ、サイトのシステムも使いやすく手直しができるのですが……。

 IWJは安保法制が通ってしまった(あくまで一応)今こそ、さらに前へ前へと攻めの姿勢で報じていきますので、どうか皆さん、会員登録をお願いしたいと思います! また、ご寄付・カンパもよろしくお願いいたします!

※会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php 

※カンパもお願いしています!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 IWJへのご支援をよろしくお願いします!!
 

■安倍政権vs国民の闘いはなるか!? 今後の政局にも注目!

 安保法を強行成立させた安倍政権ですが、共同通信が19、20両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、安保法について「国会での審議が尽くされたとは思わない」との回答は79.0%だったそうです。これは当然ですね。

僕もかなり国会質疑を見ていましたが、野党の質問に対して、安倍総理以下の閣僚からの答弁はつじつまのあわないことだらけで、答弁に窮すると詭弁の繰り返し。ついぞ、まともな審議が行われずじまいだったと思います。

また、審議時間が200時間を超えたといいますが、11本の法律を束ねているんですよ。一本あたりは20時間に満たず、そもそもが違憲なので、本来、話になりません。御用放送のNHKなぞは「解説」と称して、政府は丁寧な説明をするべきだと繰り返していますが、丁寧な口調で粘られても、違憲は違憲、対米従属は対米従属、戦争法案は戦争法案で、本質は何ひとつ変わりません。

 気になる内閣支持率は38.9%で、8月のから4.3ポイント下落。不支持率は50.2%と、過半数を超えたみたいです。

※安保法の審議不十分79% 共同通信世論調査
http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015092001001362.html

 マジかよ……支持率、落ちたは落ちたわけですが、僕の目からすると、下落幅は30%は確実で、支持率はもはやひとけた台か、などと思っていましたので、正直、テレビばっかり見ている層との間では、ずいぶん温度差があるんだな、思います。そのギャップもしっかりと踏まえたうえで取材活動をしていかなきゃな、と改めて感じました。

 安倍総理は昨日、放送のテレビ番組で(収録は19日)、全国で起きた安保法案反対デモについて、祖父の岸信介首相(当時)の際の60年安保のデモを振り返り、「あの時は、首相の身辺の安全を完全に守り抜くことは難しいと本人は言われていた。今回、そういう状況にはなっていない。私は平常心で成立を待っていた」と述べたそうです。いわゆる「余裕アピール」ですね。さっそく、この週末はゴルフ三昧で、安保法制に反対の声を上げた人々の神経を逆撫でしていました。

※首相、安保反対デモ「国民の一つの声」日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS20H1Y_Q5A920C1PE8000/

 しかし、その余裕もどこまで持つか。内心はハラハラして、さぞお腹を痛めていることでしょう。これで、終わったわけじゃありませんからね。

 共産党の志位和夫委員長は19日に記者会見を開き、「安保法廃止」の一点で集結した野党5党(民主、維新、共産、社民、生活)で「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の樹立を目指すと明言。安保法制の廃止、そして「7.1集団的自衛権行使の閣議決定」の撤回を実現するため、共産党は来夏の参院選で独自候補の擁立にこだわらず、民主党などとの候補者調整に乗り出す方針を打ち出しました。結党以来、初めての決断だそうです。

 まさか一番ガードが固い共産党から言い出すとは…。こちらの模様はIWJで中継しましたので、まもなく記事でお見せできるかと思います! 待ちきれない人は、下記のURLから動画の映像だけでもご覧ください。

※2015/09/19 日本共産党・志位和夫委員長 記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/265699

 全国で空前の規模で行われた反安保法案デモが共産党の姿勢をも動かしたようです。確かに安保法制は成立してしまいましたが(くどいですが、一応、です。手続き的な瑕疵は今後も批判し、追及します)、デモに参加した市民らによって、政治は大きく突き動かされているようです。「デモなんて意味ねぇよ!」とか言っている痛い子は、少し反省するように。

 そしてさっそく民主・岡田克也代表が、「思い切った提案で、かなり注目している」と述べ、共産党の提示した構想を聞くことに、前向きな姿勢を示しています。

 Twitterでは昨日、「#日本会議所属の極右は民主党を出ていけ」というハッシュタグがトレンドに(笑)。連立は大いに結構だが、日本会議の前原誠司議員、松原仁議員、長島昭久議員など、まるで自民党議員の最右派そのもののような対米追従タカ派議員は、この連合構想から切り離してもらわないと、怖くて票を投じるのもためらわれるかと思います。維新の大阪組もそうですが、ちゃんと整理・整頓していただきたい局面です。

 …まぁ、でもかなり前途多難でしょうね。民主党も維新も、本当にくだらないプライドとかメンツとか個々の議員の思惑とか、ありますからね。また、この期に及んでも「共産党とは手をつなげない!」とか、未だにあるようですから。国民が求めているのは「憲法を守って安倍政権と対峙できる野党」でしょう? 違いますか? ちゃんと国民のほうを向かないと、本当に見限られてしまいますよ~!

 市民が政治を動かしつつあるのは間違いありませんが、一方で政治家そのものは冷めた目で観察することも重要です。そのうえで、市民から「おい、お前ら、主権者であるおれらの言うことを聞け」と、プレッシャーを与え続けていかなければならないかと思います。

 今、IWJではさっそく共産党に、岩上さんによる志位委員長のインタビューを申し込んでいます! しかし志位委員長、さすがにご多忙なご様子で、なかなかこれまで単独インタビューの機会を得られずにいます。皆さまからもどうか、「IWJで熱弁をふるう志位さんの姿が見たいなぁ~」と、それとなく囁いちゃってください!

 いずれにしても、今後の野党協力の展開に注視していきましょう!

 参院選で自民党を止めなければ、その先に待っているのは自民党改憲草案です。

安倍総理は、今回の安保法制騒動で、今までデモに参加したこともなかったような市民をあたりかまわず刺激しまくりました。つまり、戦争はいやだ、憲法を守れ、という民意を高めまくってしまったことで、本丸である憲法の明文改正は以前よりも難しくなったのではないかと、僕個人は思っています。

 しかし、僕の見方は甘いかもしれません。自民党は懲りもせず改憲に取り組もうとするかもしれません。改憲に向けた集会を全国で開くでしょうし、あちこちで気色悪い改憲漫画を撒き散らすでしょうし、投票権を引き下げたからさらに教育にも介入してゆくでしょうし、マスコミにも恫喝と懐柔を繰り返すなど、あの手この手を尽くすでしょう。安倍総理が退陣しても、自民党の意思として一貫して取り組んでいこうとするはずです。

 安保法制は違憲だと思いますが、憲法が改正されてしまえば、自民党は大手を振って集団的自衛権を行使できまくります。岩上さんの『前夜』で自民党の幼稚な改憲草案の中身が逐条解説されていますので、是非お読みください。

 「野党は四の五の言っていないで、とにかく連携して参院選勝てやーーー!」と、背中を押したいものですね。SEALDsのコールのように、安保法制に賛成した議員は全員落選していただかないと。国会の中身を総入れ替えしましょう! 野党もしっかりしろよ!と檄を飛ばすべきときだと思います。

※『前夜』の販売ページはこちら
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C 

■翁長知事、国連で沖縄の現状を訴え! そしてIWJはそれを中継!

 さてさて、今日は絶対に見逃せない「大勝負」があります。

 今日、オール沖縄の思いを背負った翁長雄志知事が、日本時間の午後6時頃から、スイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会で演説し、沖縄の状況を訴えます! そしてIWJはこれを国連から中継します!

 中継するのは山本真知子さん! 弱冠22歳、イギリス国立サセックス大学にて人類学と国際開発学を専攻中の山本さんは、この夏、一時帰国中にIWJでインターンとして働きました。そしてこのたび、IWJの中継市民としてジュネーブで翁長知事の演説を取材・中継し、演説後には、翁長知事に直接質問する機会も得ることができそうです!

 国連の人種差別撤廃委員会は2010年、沖縄への米軍基地の集中について「現代的な形の人種差別だ」と認定し、差別を監視するために、沖縄の人々の代表者と幅広く協議を行うよう勧告していました。しかし安倍政権は「そんなこと知ったことか!」と言わんばかりに新基地建設を推し進めようとしています。

 安倍政権と堂々対峙してきた翁長知事は、国連で何を語るのでしょうか。オール沖縄の闘い、絶対に見逃せません!

 「IWJジュネーブチャンネル」を是非ご覧ください!

http://www.ustream.tv/channel/iwj-geneva

 そして昨日の日刊IWJガイドでも触れましたが、一昨日深夜、辺野古新基地建設に反対する辺野古テントを、突如として右翼が襲撃しました。現在、IWJではこの事件の取材を進めています。

※昨日の日刊IWJガイドはこちら!
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/22748

 右翼は「お前ら日本人じゃねぇだろ!」「殺すぞ!」などと喚き散らしながらカッターナイフを振り回し、テントをグチャグチャにしていきました。さらに「米軍基地なくしてどうやって日本を守るんだ!」などと、右翼の風上にもおけない、どうしようもない愚かしさを晒していったそうです。

 また、右翼もさることながら、さらに重大な問題は、市民らの通報後、5~6時間も出動せずに放置していた沖縄県警名護署の怠慢です。遅れに遅れてようやく駆けつけた警察官たちは、右翼に対し、「まぁまぁ…」となだめながらもまったく拘束せず、右翼は何度も警察を突破して市民に突撃してきたということです。IWJ中継市民のKEN子さんも突き飛ばされました。絶対に許せない。

 結局、20名ほどいた右翼のうち、逮捕されたのはたった3人。・・・なんでだよ! 暴力的で姑息な右翼の手口、そしてまるで右翼を守るために駆けつけたかのような警察の異常な対応は、今日中にも記事にして暴きますので、続報をお待ち下さい!

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.9.21 Mon.**

【Ch4】14:00~「井筒高雄×泥憲和 われ国と自衛隊を愛す、故に戦争法に反対する」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「市民社会フォーラム」第160回学習会の模様を中継します。

【録画配信・Ch5】17:00~「アンポホウセイってなに??」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※9月10日に行われた「Conect」主催のイベントの模様を録画配信します。
ジャーナリストの堀潤氏、弁護士の倉持麟太郎氏ほかが登壇。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見の模様を中継します。

【録画配信・Ch6】19:00~「学者の会抗議声明 100人記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※9月20日収録の「安全保障関連法案に反対する学者の会」による記者会見を録画配信します。

—–国連中継関連——

【IWJ_GENEVA】18:00~(現地時間 11:00~)「国連人権理事会・サイドイベント」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-geneva
※スイスのジュネーブから「国連人権理事会・サイドイベント」を中継予定。

【IWJ_GENEVA】20:00過ぎ~予定(現地時間 13:00過ぎ~)「ジュネーブ 国連人権理事会・サイドイベント後の翁長雄志知事への質問」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-geneva
※スイスのジュネーブから「ジュネーブ 国連人権理事会・サイドイベント後の翁長雄志知事への質問」を中継予定。

【IWJ_GENEVA】22:00~予定(現地時間 15:00~)「ジュネーブ 国連人権理事会 ・本会議」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-geneva
※スイスのジュネーブから「ジュネーブ 国連人権理事会 ・本会議」を中継予定。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.9.22 Tue.**

【Ch5】14:30~「日本の未来を考える!制服向上委員会×T-ns SOWL×雨宮処凛」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「アイドルジャパンレコード(株)」主催のイベントの模様を中継予定。

【IWJ_GENEVA】16:00~(現地時間 9:00~)「ジュネーブ 国連人権理事会・本会議」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-geneva
※スイスのジュネーブから「ジュネーブ 国連人権理事会・本会議」を中継予定。

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(前半の続き)…

■復刻版「TRUE DEMOCRACY」Tシャツ、大好評発売中!&プラカード作製のお知らせ!

 IWJでは、「TRUE DEMOCRACY」Tシャツ、まだまだ発売中です!

 こちらの「TRUE DEMOCRACY」Tシャツ、デモや抗議行動などの現場で、お見かけすることが多くなってきました。シャイなので、この場をお借りして、お礼を言いたいと思います。ありがとうございます!

 こちらのTシャツ、色は、ブラック×レッド、生成り(ナチュラル)×エンジ、ネイビー×イエローの3色を用意しています。サンプルはIWJのホームページからご覧いただけますので、ぜひチェックしていただきたいと思います。

 IWJのホームページで絶賛発売中です!この機会にぜひ、お買い求めください!

・ブラック×レッド
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=140

・生成り(ナチュラル)×エンジ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=141

・ネイビー×イエロー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=142

 また、IWJでは、このたび、この「TRUE DEMOCRACY」Tシャツのプリント図案を使った、プラカード用の画像を作製いたしました! 

 こちらのプラカードも、デモや集会でたびたび目にします! デモが政局を動かす今、「TRUE DEMOCRACY」を突きつけていきましょう!

 簡単にプラカード化していただけるように、マルチコピー機の設置された全国のセブンイレブンの店舗にて、A3サイズで簡単に、そして綺麗にカラー印刷できるようにいたしました。

プリントアウトしたものを台紙に貼り付けていただくことで、プラカードとしてご利用いただけます。

画像の種類は、販売中のTシャツの3色(黒×赤、紺×黄、生成り×エンジ)に加えて、白?赤の4色と、さらに、岩上さん直筆の「真の民主主義を!」のメッセージバージョンと、余白を残してご自由にメッセージを書き入れていただけるバージョンの計6種となります。

画像はこちらからご覧ください

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22589

 <ネットプリント方法のご案内>

1 マルチコピー機の設置された全国のセブン-イレブン店頭のマルチコピー機の操作画面より「ネットプリント」を選択します。

2 マルチコピー機に下記の対象となるプリント予約番号(8桁数字)を入力し、印刷代金を入れてプリントアウトします。
※印刷代金はA3サイズの場合、1枚100円(税込)が必要です。

<プリント予約番号一覧(有効期限2015/9/21)>

1
ホワイト×レッド 岩上さん直筆「真の民主主義を!」(A3縦)
プリント予約番号:32675794

2
ホワイト×レッド 余白あり(A3縦)
プリント予約番号:57731557

3
ホワイト×レッド(A3横)
プリント予約番号:27777964

4
ブラック×レッド(A3横)
プリント予約番号:25807520

5
ネイビー×イエロー(A3横)
プリント予約番号:16525805

6
生成り×エンジ(A3横)
プリント予約番号:65787715

セブンイレブン店舗の検索はこちらから(マルチコピー機設置の有無もご確認ください。)

http://www.sej.co.jp/shop/index.html

詳しい使い方はこちらのをStep3以降をご覧ください。

http://www.sej.co.jp/services/popup/svflow_print_online.html

A3サイズ以外のサイズでプリントアウトしたい方は、こちらのページから画像をダウンロードしていただくこともできます。

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22589

■「軍事力の誇示によって国際的な紛争を抑止しようという基本思想を信じることができない」

 IWJでは、全国の学者の方々、そして一般の市民の皆様から、この「戦争法制」に対する寄稿・コメント・声明文を募っています! 法案は成立してしまいましたが、まだまだ終わりではありません。

 これまでにお寄せいただいた寄稿・コメントは、下記のページに集約していますので、ぜひご一読ください!

※【 安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ 】

http://bit.ly/1Dctmg0

 本日は、多数いただいたご寄稿の中から、岐阜大学の山本公徳准教授の寄稿をご紹介したいと思います!

=========================

Vol.323 日本の安全の確保を遙かに超える領域に自衛隊を活用しようという意図がある 岐阜大学准教授・山本公徳さん

 私が安全保障関連諸法案に反対するのは、軍事力の誇示によって国際的な紛争を抑止しようという、その基本思想を信じることができないからです。

 集団的自衛権によって手に入るであろう「抑止力」は、仮に当面の軍事的緊張を凍結できたとしても、その緊張の原因を取り除くことには役立たないと思います。それどころか、より強力な軍事力を持とうとする欲求を、周囲の国が高めることにつながるでしょう。その行き着く先は地球的規模の破滅しかありません。

 また、今国会での審議において、政府が安全保障関連諸法案の全貌を語っていないと思われる点も、重大な問題点だと考えます。政府の諸法案の必要性についての説明の核心は、要するに集団的自衛権によって「日本の安全」が確保されるという点にあります。

 しかしながら、なぜ日本の安全のために自衛隊の世界的展開を可能にする必要があるのか、この点についての説明はいまだなされておりません。多くの論者が指摘するように、ここには「アメリカの世界戦略への協力」という、日本の安全の確保を遙かに超える領域に自衛隊を活用しようという意図があると思います。その点に触れようとしない現政府には不信感を持たざるを得ません。

 最後にあげたい理由は、今回の諸法案の提出者である現政府すら、これらが国民の支持を得られると思っておらず、国民的支持の希薄さが明らかだという点です。先日の自民党総裁選において、安倍総裁が無投票当選となりましたが、現政府が躍起になって対立候補の立候補を押さえ込んだ理由は、党員投票における批判票の噴出を恐れたためであると、私は考えます。また2014年末に、消費税率引き上げ先送りの是非を国民に問うという理由で、不要説を押し切って総選挙に打って出た安倍首相が、これだけ国民的議論の起きている法案について国民の信を問おうとしないのはどういうわけでしょうか。

 以上の理由から、私は安全保障関連諸法案に反対します。

「安全保障関連法案に反対する岐阜大学関係者有志の声明」賛同者
(山本公徳 岐阜大学准教授)

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 「軍事力の誇示によって国際的な紛争を抑止しようという、その基本思想を信じることができない」というのは、本当にそうですよね。世界最強の軍事力を誇る米国がいわゆる「テロ」に見舞われ、結果、若い兵士が前線で死んでゆく。国際的な紛争の抑止に、まったくつながっていないどころか、本来死ななくてよかったはずの国民を大量に生み出してしまうことになりますよね。

 IWJはまだまだ「諦めてないぜ」という学者の皆さん、市民の皆さんの寄稿を募集しています! ドシドシお寄せください!

※【 宛先はこちら! 】
office@iwj.co.jp

■IWJスタッフ募集中! ふるってご応募を!

 IWJではスタッフを大募集中です! まず、急ぎ募集したいのは、経理スタッフです!

 <経理スタッフ>

 改めて、経理のスタッフを募集いたします!
現状の人員ですと、処理すべき事務量が多く、経理事務をこなしきれません。現在の経理スタッフが悲鳴をあげており、ヘルプしてくださる方を急募いたします!

 経理の実務経験がある方、簿記などの資格をお持ちの方、もちろん歓迎いたします!
他方、経理の経験がなくても、真面目、几帳面、注意力がある、数字を扱うこと、計算することが苦ではない、という方、初めて経理を覚えてみたいという方でもOKです!

 ぜひ、チャレンジしてください!

<テキストスタッフ>

 テキストスタッフとは、「テキスト」全般に関わる仕事で、現場に出て取材をし、記事を書く、いわゆる「記者」だけにとどまりません。各種リサーチ、パワーポイントの作成、Twitterでの実況、原稿のリライトや注釈付けといった具合に、幅広い作業が含まれます。そのすべてを一人でこなせないといけない、というわけではなく、その人の適性や置かれた条件に合わせて、お手伝いいただくことも可能です。

 現場で取材したことをスピーディーにTwitterで実況することもあれば、何日もかけて頭をひねらせながら文章を仕上げていくこともあります。いずれにしろ、IWJの核として、テキストベースの情報を発信していくことが仕事の中心的な内容となります。

 勤務形態は、在宅でも可能ですので、地方在住でもパソコンさえあれば、テキストスタッフとしてお手伝いいただくことも可能です。

 また、英語をはじめ、中国語、フランス語、ドイツ語など、外国語に堪能な方も募集しています。IWJは、日本国内だけでなく、情報をワールドワイドに発信していきたい、と考えています。翻訳などの能力に長けているかたの応募をお待ちしています。

■応募条件

・ワード・エクセル・メール送信などの基本的なPC操作ができる方
・責任感・協調性のある方
・IWJスタッフを裏で支えたいと思ってくださる方
・未経験者可。経験者や専門知識のある方歓迎

<一般事務スタッフ>

 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのスケジュールを把握してのインタビューのアポ取りや、スケジュール管理。イベント開催の準備、ファイリングやその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です。

■応募条件

・事務経験のある方
・PC操作に不安のない方
・柔軟性があり、協調性のある方
・責任感のある、真面目な方
・IWJの報道に関心や理解があり、政治・社会問題にも興味のある方
・できれば運転ができる方。できれば、です。
・できれば長期にわたって勤められる方。これもできれば、です。

■応募条件

・IWJのコンテンツに理解があり、方向性に共感できる方
・読解力と論理的な文章力のある方
・マスコミ、出版業界経験者歓迎
・未経験者でも素直に仕事を覚えようという方なら歓迎
・人とのコミュニケーションスキルがあり、明るく、協調性のある方(チームワークで動くので)
・パソコンが使える方
・知的好奇心旺盛な方
・地道に粘り強く仕事のできる方
・外国語が堪能な方、大歓迎
・運転ができる方、気力、体力、機動力のある方、歓迎

 各募集スタッフのその他の詳細の項目に関しましては、以下のページよりご確認ください。上記の応募条件は、すべて当てはまっている必要はありません。IWJは今、本当に人手を必要としています!ぜひ、ふるってご応募ください!

※【 スタッフ応募フォーム 】

http://bit.ly/1ALJypQ

■わとはぷ!のコーナー

 今日は「国際平和デー」です!

 コスタリカの発案により1981年の国連総会によって制定され、当初は国連総会の通常会期の開催日である9月第3火曜日でしたが、2002年からは9月21日に固定されました。

 また、2002年から、この日は「世界の停戦と非暴力の日」として実施され、この日一日は敵対行為を停止するよう全ての国、全ての人々に呼び掛けています。コスタリカの発案というのは、やはりコスタリカが常備軍を廃止する憲法を持つ国だからでしょうね。

 さて、そんなめでたい日に水をさすようですが、今日は安倍総理の誕生日(1954年)でもあるみたいです。えーと…はい、おめでとう、おめでとう。はいはい。

 まぁ今のは忘れてください。僕たちは今日も平和に1日、頑張ってまいりましょう! よろしくお願いします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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