日刊IWJガイド「安倍政権の「命日」となるか!? 立憲主義と民主主義の破壊者にサヨーナラ――「安保法案反対」なんと全国370ヶ所!で抗議行動! 100万人行動で「トドメ」を刺される!」 2015.8.30日号~No.1082号~


■■■ 日刊IWJガイド「安倍政権の「命日」となるか!? 立憲主義と民主主義の破壊者にサヨーナラ――「安保法案反対」なんと全国370ヶ所!で抗議行動! 100万人行動で「トドメ」を刺される!」 2015.8.30日号~No.1082号~■■■
(2015.8.30 8時00分)

 おはようございます! IWJの原です。え~っと、第二次安倍政権、発足から約2年9ヶ月ですか? 思えばこの間、本当に長かったわけですが、お悔やみ申し上げます。今日という日が安倍政権の「命日」となることでしょう。そうすべく、全国で数多くの国民が立ち上がろうとしています。

 本日は全国で「安保法案反対」のデモが行われます。一説によると、全国の370箇所以上で開催されるとか(!)。ああ、これ、全部、IWJで中継できたら、世界的な壮挙なんだけどなぁ。ギネスブックに間違いなく載ることでしょう。どれだけ安保法案への反対が根強いか、どれだけが安倍政権が嫌われているかが、世界中の誰の目にも明らかです。もう、やる前から勝負が見えたというか、ここまで嫌われている政権には退場以外に選択肢がないはずです。

 ちなみに昨日は安倍総理の地元・山口県内の9カ所で同時多発デモが行われました。安倍晋三という男を山口から国政に送り込んでしまったことを許せなかったのでしょう。「安倍晋三から平和を守れ」「安倍晋三から日本を守れ」と雨の中、山口県民の方々が、声をあげていました。

「日本中の皆さんに申し訳ない。安倍を選出してしまった山口県民として責任を感じている」という声もありました。いやいや、山口県在住の皆さんも、災難だったと思います。本当にご苦労様でした。山口の抗議行動はIWJでも2カ所から中継しました。地元からも嫌われ始めた安倍総理。いよいよもう、どこにも逃げ場がないようです。

※2015/08/29 【山口】8.29やまぐちアクション 安保法制反対県内一斉デモ ―下関地区(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/260370

※2015/08/29 【山口】8.29やまぐちアクション 安保法制反対県内一斉デモ ―岩国地区(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/260369

 昨日、SEALDsは記者会見を開き、「自分達が戦争に行きたくないだけじゃない、自分の大切な人、自分の子供たち、そして日本人に限らず世界中の人たちが、戦争に参加しなくて済む世界を作りたい」と思いを語りました! こちらはIWJのスーパールーキー、現役の早稲田大学4年生の城石愛麻が中継・取材し、記事にまとめます! 本日の抗議前に、ぜひご覧ください!

※2015/08/29 「8/30 戦争法案に反対する国会前抗議行動」へ向けた安保法案に反対する全国若者記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/260373

 本日、IWJでは国会前の「SEALDs主催 戦争法案に反対する国会前抗議行動」(13:00~17:00)をはじめ、青森、愛媛、愛知、北海道、岡山、大阪、から中継する予定です! IWJは東京だけでも4~5チームを現場に派遣し、気合を入れてマルチチャンネルで中継します! どうしても現場に行けない方は、IWJの中継をご覧ください!

 安倍政権は9月11日(金)にも安保法案を強行採決する可能性があるとみられています。多くの反対の声に耳を貸さず、スケジュールありきで法案を成立させようとする安倍政権。本当に見下げた方々ですが、14日(月)には「60日ルール」が使えるようになり、衆院での再可決が可能となります。民意でこの流れを止めることができるのか、今日、大きな正念場です!

 370カ所となると、IWJだけでは追いきれません。というか、さすがに全国に支局を持つ大手メディアでも厳しいのではないでしょうか。IWJは可能な限り可視化に奔走しますが、どうか全国のデモに参加する皆さんも、IWJへ写真やデモの感想をお寄せください! ホームページで掲載し、紹介させていただきます!

※宛先はこちら
office@iwj.co.jp

■ひとつだけあった! 安倍総理の“逃げ場”は…

 すみません、先ほど「安倍総理に逃げ場はない」と書きましたが、ひとつだけ安倍政権を応援している市民集団が存在しました。在特会系のレイシストの皆さんです。昨日、「守ろうニッポン!! 戦争させない大行進!!安保法案大賛成!」と題した、安倍政権応援デモが新宿で行われました。

 デモには「ネトウヨ」を自称し、ツイッター「満州を返せ」などと公言したこともあった高須クリニックの院長・高須克弥さんの姿も。いつ満州が日本のものだったことがあるんだよ…と頭が痛くなりますが、そういえば安倍総理も幹事長時代に「満州は攻め入ってつくったわけではない」「満州の権益はドイツから譲り受けた」とデタラメ発言をし、満州国を満州事変以降の侵略によって、傀儡国家として支配下においたことをサッパリ理解していませんでした。

※しんぶん赤旗「サンデープロジェクト 志位委員長の発言」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-08-01/2005080104_01_0.html

 「Yes! 高須クリニック」の高須院長さんは、日本を貶めたいのか、日の丸の旗をだらしなく肩にかけてヘラヘラと歩かれていました。不思議なことに、参加者やネトウヨは大好きなはずの日の丸を侮辱されているにも関わらず、「高須さんがきてくださった!」と大ハシャギ。さすがに画面越しに「えぇ…いいのかよ、それで…」と呆れましたが、所詮は“愛国ゴッコ”。彼らにはこのくらいがちょうどいいのかもしれません。

※日の丸をだらしなく持つ高須氏
https://pbs.twimg.com/media/CNjCSRfVEAAJI40.jpg

 また、安保法案賛成デモには、在特会関係者が多数、参加していました。

 中には、かつてレイシスト主催の差別デモで、IWJのインタビューに応じ、「チョン(朝鮮人の蔑称)は、日本への恩を忘れている。『良いインディアンは死んだインディアンだけ』という言葉がある。私に言わせれば、『良いチョンは、死んだチョンだけ』」と語った真性のレイシストも。安倍政権を支える市民の正体は、こういった低俗なレイシストというわけです。

※2013/02/17 【IWJブログ:「竹島に居座る韓国人を射殺しろ!」 新大久保の反韓デモに対し、「日本人と韓国人は仲良くしようぜ!」 の反差別アピールの声】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/59528

 前回の安保法案賛成では「ブタ左翼皆殺し」と息巻いているネトウヨが話題になりましたが、その反省を活かしたのか、今回は事前に「自作のプラカードは持ち込みできません。ご注意ください」と呼びかけられていたため、そうしたバカなプラカードはありませんでしたが、中身は同じネトウヨです。

※【IWJブログ】安保法推進支持者の正体!~戦争法案反対者は「ブタ左翼」で「皆殺し」と公然の脅迫! 「日の丸」だけでなく、日本をスパイする「不誠実な同盟国」の星条旗と、卍を掲げるネオナチ!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256386

 今回のデモは自作サイトを作り、上念司氏や西村幸祐氏などのプチ著名人の応援メッセージを募り、超全力で動員をかけたにも関わらず、参加者は500人(主催者発表)。ふっ…。まぁ記事にしましたので、彼らの主張をチェックするのもよいかと思います。

※2015/08/29 新宿で安保法案「賛成」デモに市民ら500人 参加者の女性「あんなのと一緒にされたら」とSEALDs批判
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/260348

 満州事変以降、15年の長きにわたって満州から華北、中支、華南と中国全土にわたり、侵略と殺戮と略奪を続けた日本軍の武力行使を、「侵略戦争」だったとは、安倍総理は、自分を主語にしては断じて言わないんですよね。安倍総理のその歪んだ歴史観は、彼の支持者らのもっと歪んだデタラメな歴史認識と差別意識によって支えられていることが、こうしたデモによって、はっきりと浮き彫りとなった感があります。

※【岩上安身のニュースのトリセツ】安倍談話はやはり村山談話の否定だった!浮かび上がる「積極的平和主義」と「TPP」の正体 ~単なる米国の「属国宣言」に過ぎないという本質と本音
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/258098

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.8.30 Sun.**

【IWJ_AOMORI1】11:00~「戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行進 連帯・青森集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※安保関連法案の廃案を訴える「8・30国会10万人・全国100万人大行進 連帯・青森集会」を中継します。

【Ch4】13:00~「戦争法案に反対する国会前抗議行動 ―固定カメラ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※国会周辺で行われる、「戦争法案に反対する国会前抗議行動」を中継します。こちらのチャンネルは、国会議事堂前北庭エリアでのスピーチの模様を中心にお送りします。

【Ch5】13:00~「戦争法案に反対する国会前抗議行動 ―遊軍カメラ1」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※国会周辺で行われる、「戦争法案に反対する国会前抗議行動」を中継します。こちらのチャンネルは、遊軍カメラ1です。

【Ch6】13:00~「戦争法案に反対する国会前抗議行動 ―遊軍カメラ2」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※国会周辺で行われる、「戦争法案に反対する国会前抗議行動」を中継します。こちらのチャンネルは、遊軍カメラ2です。

【Ch7】13:00~「戦争法案に反対する国会前抗議行動 ―遊軍カメラ3」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※国会周辺で行われる、「戦争法案に反対する国会前抗議行動」を中継します。こちらのチャンネルは、遊軍カメラ3です。

【IWJ_EHIME1】14:00~「戦争法案廃案集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ehime1
※安保関連法案反対を訴える抗議集会の模様を中継します。

【IWJ_AICHI1】14:00~「安保法案は廃案に♪ママの会 8月30日名古屋駅前アピール」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※名古屋駅前で行われる、安保関連法案に反対する「ママの会」によるアピールを中継予定です。

【IWJ_OKAYAMA1】15:00~「戦争法案を廃案へ!街宣&パレード」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama1
※「STOP戦争法岡山の会」主催の安保関連法案反対を訴える街宣とパレードを中継します。

【IWJ_HOKKAIDO1】15:00~「戦争法案廃案!旭川大集会 ー8.30国会10万人・全国100万大行動inASAHIKAWAー」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hokkaido1
※旭川市役所前広場で行われる、安保関連法案廃案を訴える大集会を中継します。

【IWJ_OSAKA1】16:00~「8.30 おおさか大集会『戦争法案を廃案に!アベ政治を許さない!』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※戦争法案に反対する団体・市民らが参加。3万人以上の参加を目指し、集会・行動が行われる。

【Ch8】18:00~「戦争に反対する男の娘デモ@秋葉原」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=8
※安保関連法案に反対する「男の娘デモ」を中継します。

【録画配信・Ch4】18:00~「DAYS JAPAN 講演会『いま、戦争を考える』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※ 2015年8月25日に行われた「DAYS JAPAN」主催の講演会を録画配信します。元朝日新聞記者のむのたけじ氏らによる、戦争を考える講演会の模様を録画配信します。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.8.31 Mon.**

【IWJ_FUKUSHIMA1】13:30~「第20回『県民健康調査』検討委員会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※「基本調査について」、「詳細調査について」、「論点整理」などについて検討される予定。

【IWJ_FUKUSHIMA1】13:30~「鮫川村仮処分請求訴訟ー決定に伴う記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※郡山市記者クラブで行われる、鮫川村仮処分請求訴訟に関する記者会見を中継します。

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(前半の続き)…

■不幸な時代は深化の中に! IWJへのご支援をお願いします!

 こうしたIWJの取材活動には経費がかかっています!

 僕が最初に中継したのは、陸山会事件に関する「検察・検審を許さない」というテーマのデモでした。まだIWJ設立前のことですから、もうかれこれ5年近く前になります。当時はライブシェルという便利なものもなく、PCとカメラを担いで、必死こいて中継したのを思い出します。

 3.11以降、いつでもどこでも、何かしらデモが行われていますが、5年前はこれほどの規模ではありませんでした。全国で100万人規模のデモがよびかけられるなど、想像さえつきませんでした。

 それだけ抗議すべきテーマのある、不幸な時代ということかもしれませんが、そう言ったら、岩上さんから、「まだ、抗議の声をあげられる幸福な時代だったと、あとで後悔するかもしれない。後悔しないように、やるべきことをそれぞれが、我々も含めてやるんだよ」と言われました。そうか、抗議の声もあげられないほど、抑圧されてしまうこともありえるんだ、まだ、状況はずっとマシなんだ、なるほどと、考え直しました。

 いずれにしても、デモの規模も頻度も全然変わりました。IWJも時代に合わせてなんとか規模を大きくして、お伝えしてまいりました。それでも、まだまだ足りません。このボリューム感を伝えきれないのが本当にもどかしい。5年前であればなんとか数人のスタッフでやれていたことも、今では数十人のスタッフがいなければとても間に合いません。

 どうか、IWJの取材活動をご支援ください! 広告に頼らないIWJのスポンサーは、市民の皆さんです。IWJは市民の皆さんに寄り添った報道を心がけています。デモだけでなく、NHKでは中継されない国会質疑も、重要だと思ったものは文字起こしし、無料で公開しています!

 IWJは会員を募集し、カンパも受け付けています! 皆さまの会費、カンパはIWJの活動費にあてさせていただいています! 情報は国民のものですが、情報の「インフラ」が整っていません。大手メディアが報じない大事な情報を埋もれさせないためにも、どうかIWJへの支援をお願いします!

※会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 残念ながら、現在の会員数では、とてもではないが、採算を度外視した、このフル回転の状態を続けてはいけません。岩上さんの個人的な持ち出しにも限界があります。岩上さんが私財を投げ込み、自宅まで担保に入れて借金してやってきたからこそ、IWJはここまで続けてこられました。しかし、それも本当に限界があります。安定的な運営が可能な会員数に達するまで、皆様のご寄付、カンパを必要としています。どうか、ご支援をよろしくお願いいたします!

※よろしければ、ご寄付・カンパもお願いしています!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■「戦争法案」に関する寄稿・コメントをお寄せください!

 全国の学者も「戦争法案」に反対しています! これほど学者と学生と一般市民が一体となった運動は、60年安保でも、70年安保でも、見られなかったのではないか、というご意見もちらほら散見いたします。平和的で、非暴力に徹している、という点も、特筆すべきでしょう!「安全保障関連法案に反対する学者の会」への賛同人数は、なんと13,000人を突破したといいます!

 IWJでは、全国の学者の方々、そして一般の市民の皆様から、この「戦争法案」に対する寄稿・コメントを募っています。これまでにお寄せいただいた寄稿・コメントは、下記のページに集約していますので、ぜひご一読ください!

※安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://bit.ly/1Dctmg0

 昨日は、平和のための博物館国際ネットワーク(International Network of Museums for Peace) 理事・山根和代さんのご寄稿をアップしました! 短いので、全文紹介します。

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 「平和な時こそ、平和のための活動を!」

 これはオーストリア平和博物館の元館長の故フランツ・ドイチさんの言葉です。ナチスへの抵抗運動をされた方ですが、「戦争が始まってからでは遅すぎる」と言われたことが印象に残っています。

 まだこの法案の本質を見抜いていない方が多いので、多くの方に知らせていく必要があると思います。

平和のための博物館国際ネットワーク(International Network of Museums for Peace) 理事
山根和代

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 よく、おバカさんが「本当に安倍政権がファシズムだったらデモなんてできねーよwww」といってデモを嘲笑っていますが、全権委任法が通るまでは、ナチスに反対する市民は大規模な反ナチデモを展開していました。

 そうなってからでは遅い、山根さんが「平和な時こそ、平和のための活動を」というのは、そういうことだと思います。

 日本でも、「自民党改憲草案」で、「緊急事態条項」が設けられようとしていますが、これは総理大臣が「ああ! これは緊急事態だぁ!」と判断し、緊急事態を宣言した場合、「何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない」と定めています。

 ようするに「基本的人権を制限するぞ」ってことです。緊急事態条項を議論した2013年5月の衆院憲法審査会では、大災害時の倒壊家屋の撤去や立ち退き要請、食料や燃料の統制を制限の例として挙げました。自民党は「国民の命という大きな人権を守るため、他の人権が制限されることもあり得る」といった主張を平然としています。この理屈の延長線上に、一部の人間の利益のために、他の人間の人権の制限、究極的には生命が犠牲にされても仕方ない、という戦争の論理が位置しています。

 さらに緊急事態条項は「緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されない」。つまり、「国会を掌握するぞ」ってことでしょうか。

 さらにさらに「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる」とも定めています。つまり、内閣は国会審議を経ず、法律と同等の条例を自由に制定できる、ということ。まさにナチスの手口! 地方自治体も政府の従順たる下部組織となります。

 ここまで強大な権限をたかだか総理大臣や内閣に与えてしまうことから、緊急事態条項こそ日本版・全権委任法だ、と指摘する声が多々あります。このあたりのことは『前夜』で網羅していますので、まだ未読の方は是非ご購入を!

※『前夜』購入はこちら!
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

 寄稿の話から若干ズレてしまいましたが、「平和な時こそ、平和のための活動を」ということです! IWJではまだまだ寄稿を受け付けていますので、ふるってご投稿ください!

※宛先はこちら
office@iwj.co.jp

■復刻版「TRUE DEMOCRACY」 Tシャツ、大好評発売中!

 はい! ここでジャパネット原からお知らせです。大好評をいただいている復刻版「TRUE DEMOCRACY」Tシャツ。このたび、新たに作成したXS相当の新サイズYL(着丈63cm、身幅46cm)も含め、追加生産分の発売を開始いたしました!

 沖縄「ドゥカッティ( http://doucatty.com/projects/ )」の田原さんが製作してくださっているこのTシャツ、生地がすごく頑丈で、いちネットメディアのグッズのレベルをはるかに超えるクオリティに仕上がっています! おれの1枚7600円もするブランド物のTシャツの3倍は頑丈ってオイ! どういうこと!?

 この「TRUE DEMOCRACY」Tシャツは、インタビューのためにIWJの事務所を訪れた山本太郎参議院議員、元外務省国際情報局長の孫崎享氏、さらにはFoE Japanの満田夏花氏、フクロウの会の阪上武氏、原子力市民委員会の水藤周三氏に試着していただきました。

 これらの模様は、IWJの動画班が、CMとして一本のムービーにまとめました。IWJのTシャツ販売ページにアップしていますので、ぜひ、チェックしてみてください!

※「復刻版!! Tシャツ TRUE DEMOCRACY」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=140

 また、元プロ格闘家で、現在はパフォーマンスグループ「WORLD ORDER」で活躍している「変幻自在のトリックスター」須藤元気さんが、IWJのロゴ入りTシャツを着た写真をTwitterにアップしてくださいました! 似合いすぎ! みなさんも、ぜひ、Tシャツが届きましたら、TwitterやFacebookにアップしてくださいね!

※須藤元気さんtwitter
https://twitter.com/genki_sudo/status/635800696877531136

 色は、ブラック×レッド、生成り(ナチュラル)×エンジ、ネイビー×イエローの3色を用意しています。サンプルはIWJのホームページからご覧いただけますので、ぜひチェックしていただきたいと思います。

IWJのホームページで絶賛発売中です!この機会にぜひ、お買い求めください!

・ブラック×レッド
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=140

・生成り(ナチュラル)×エンジ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=141

・ネイビー×イエロー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=142

■「TRUE DEMOCRACY」プラカードの配布用画像を作製いたしました

 そしてこの「TRUE DEMOCRACY」Tシャツのプリント図案をプラカードにしました! 簡単にプラカード化していただけるように、マルチコピー機の設置された全国のセブンイレブンの店舗にて、A3サイズで簡単に、そして綺麗にカラー印刷できます!

 プリントアウトしたものを台紙に貼り付けていただくことで、プラカードとしてご利用いただけます!

 画像の種類は、販売中のTシャツの3色(黒?赤、紺?黄、生成り?エンジ)に加えて、白?赤の4色と、さらに、岩上さん直筆の「真の民主主義を!」のメッセージバージョンと、余白を残してご自由にメッセージを書き入れていただけるバージョンの計6種となります。

画像はこちらからご覧ください

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22589

<ネットプリント方法のご案内>

1 マルチコピー機の設置された全国のセブン-イレブン店頭のマルチコピー機の操作画面より「ネットプリント」を選択します

2 マルチコピー機に下記の対象となるプリント予約番号(8桁数字)を入力し、印刷代金を入れてプリントアウトします。
※印刷代金はA3サイズの場合、1枚100円(税込)が必要です。

<プリント予約番号一覧(有効期限2015/9/3)>


ホワイト×レッド 岩上さん直筆「真の民主主義を!」(A3縦)
プリント予約番号:74522225


ホワイト×レッド 余白あり(A3縦)
プリント予約番号:23078233


ホワイト×レッド(A3横)
プリント予約番号:40942959


ブラック×レッド(A3横)
プリント予約番号:55133539


ネイビー×イエロー(A3横)
プリント予約番号:47026418


生成り×エンジ(A3横)
プリント予約番号:28473847

セブンイレブン店舗の検索はこちらから(マルチコピー機設置の有無もご確認ください。)
http://www.sej.co.jp/shop/index.html

詳しい使い方はこちらのをStep3以降をご覧ください。
http://www.sej.co.jp/services/popup/svflow_print_online.html

A3サイズ以外のサイズでプリントアウトしたい方は、こちらのページから画像をダウンロードしていただくこともできます。

http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22589

 全国で抗議の声を上げる皆さんをリスベクトし、IWJとして連帯の意志を表明しようという、ささやかな試みです! 本日の100万人デモは絶好の機会ですので、よろしければ、ぜひ、ご利用ください!!

■本屋さん始めました!本のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売する新しいサービスを始めました! その名も「IWJ書店」! こちら、オープン以来、おかげさまで大変なご好評をいただいています。

 これまで、孫崎享著『日米開戦の正体~なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか』、長谷部恭男著『憲法と平和を問いなおす』、小林節著『憲法改正の覚悟はあるか~主権者のための日本国憲法改正特別講座』、古賀茂明著『国家の暴走~安倍政権の世論操作術』などなど、数多くのサイン入り書籍を販売し、いずれもすぐに完売となりました。お買い求めいただいた皆様、誠にありがとうございました。

 さて、「IWJ書店」ユーザーの皆様に嬉しいお知らせです! すっかりIWJではお馴染みとなった横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏の著作4冊を再入荷しました!日中関係、特に尖閣諸島の領有権問題を理解するためには必読の内容です!ぜひ、この機会にご購入ください!

 そしてそして、先月7月に岩上さんがインタビューした、法政大学教授・山口二郎さんの【サイン入り】の超貴重な限定書籍も、このたび入荷しました!!!

NEW !!
【山口二郎さんサイン入り】 徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=16

NEW !!
【山口二郎さんサイン入り】 いまを生きるための政治学
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

 昨日は山口二郎さんのツイートに心が震えました! 山口二郎さん、その覚悟が素晴らしいです。

 「私は20年この方、政党政治のモデルチェンジ、政権交代に夢をかけてきた。しかし、民主党政権が失敗に終わったのは社会の根をもたなかったからだった。今まさに社会の根を作り出す動きが広がっている。社会が動けば政党はあとを追いかけてくる。表層だけを追いかけてきた自分の政治学の限界が分った

 26日の日比谷野音の集会で小熊英二さんと隣り合わせになった。山口さんが社会運動にコミットするのはどうしてと聞かれて、今まで政党政治を対象に上澄みの話ばかりしてきたけれど、政党は社会の根をもたなければ何もできないことが民主党の失敗から明らかになったと言い訳した。愚かな話だが」

 今、SEALDsの活動を突破口として、その活動に勇気づけられ、社会の様々な層に、「根」が根付きつつあります。様々な年代に独自の活動を行おうとする人々が現れましたし、全国へと、面的な広がりも見せ始めました。そして、野党は、そうした国民の声に背中を押される形で、安倍政権と対峙していく。誰も暴力を振るわず、人々を動かし、人々が動いていく。民主主義っぽくて、この展開、最高です。

 他にも「IWJ書店」では、集団的自衛権にもとづく安全保障関連法案に対して警鐘を鳴らしている早稲田大学教授の水島朝穂氏の著書『ライブ講義
徹底分析!集団的自衛権』や、新国立競技場建設問題をコンパクトにまとめた森まゆみ氏の著書『異議あり!
新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』なども販売中です。

 「IWJ書店」は、IWJの定額会員にご登録いただいた方のみ、ご利用いただけます。この機会にぜひ、IWJの定額会員にご登録いただき、サイン入りの書籍を「IWJ書店」でゲットしてみてください!

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

再入荷!【矢吹普さんサイン入り】『敗戦・沖縄・天皇~尖閣衝突の遠景』
http://bit.ly/1J9mm6e

再入荷!【矢吹普さんサイン入り】『チャイメリカ~米中結託と日本の進路』
http://bit.ly/1E8SZ6W

再入荷!【矢吹普さんサイン入り】『尖閣問題の核心~日中関係はどうなる』
http://bit.ly/1JaNAtK

再入荷!【矢吹普さんサイン入り】『尖閣衝突は沖縄返還に始まる~日米中三角関係の頂点としての尖閣』
http://bit.ly/1yAOWy0

【水島朝穂さんサイン入り】『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』
http://bit.ly/1Dj0GaN

【笹山尚人さんサイン入り】『ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識』
http://bit.ly/1JCpqHB

【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!―労働安全衛生法指南』
http://bit.ly/1Oq1tqN

【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
http://bit.ly/1Kgr6vU

 この「IWJ書店」以外にも、IWJのサイトでは、「岩上安身によるスペシャルインタビュー」「饗宴」「クロストークカフェ」「Deep Night」などのDVD、岩上安身直筆サイン入りの『百人百話』第一・第二集、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに自民党の憲法改正草案を逐条で読み解いた『前夜』などの書籍、Tシャツ、オリジナルステッカーなどをご購入いただけます。

 こうした書籍やグッズ、DVD販売の収益も、私たちIWJの活動の支えとなります。ぜひ、お買い求めください!

※IWJグッズのご購入はこちらから
http://iwj.co.jp/shop/goods/main.html

■スタッフ募集のお知らせ

 リアルに同じ釜の飯を食べるスタッフ募集のお知らせです! IWJでは現在、一般事務スタッフを大募集しています!

 電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのスケジュールを把握してのインタビューのアポ取りや、スケジュール管理。イベント開催の準備、ファイリングやその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨となる重要なお仕事です! 事務の方々がいなければ、IWJがIWJではいられません!

 また、IWJでは、総務・営業事務スタッフも募集中です!

 契約など一般的な総務の業務の他、営業事務、事務所内庶務、資料のファイリング、そして経理の補助的なお仕事もお任せする場合があります!

応募条件は・・・

・ワード・エクセル・メール送信などの基本的なPC操作ができる方
・責任感・協調性のある方
・IWJスタッフを裏で支えたいと思ってくださる方
・未経験者可。経験者や専門知識のある方歓迎

・・・です!

 以下のページより、ぜひご応募をお願いいたします!

【スタッフ応募フォーム】
http://bit.ly/1ALJypQ

■IWJ特報最新号「『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー」を発行します!

 本日、8月30日、31日にかけて、どどどっと発刊!

 ベストセラーとなった孫崎享氏の『戦後史の正体』をはじめ、「戦後再発見双書」シリーズをプロデュースした、編集者の矢部宏治氏が刊行した『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』。

 サンフランシスコ講和条約、日米安全保障条約、日米地位協定、そして日米合同委員会によって、米国は傍若無人な振る舞いを可能にしてきました。しかし日本には、それらへの対抗手段を持ち合わせていません。

 矢部氏は、こうした法の構造が、原発問題にもつながっていることを指摘。膨大な条文の中に潜む文言、戦後日本の「タブー」について、たっぷりと語って頂きました!

 安保法制問題の核心は、実は、日本が米国のいいなりに従属してきた日米主従関係の問題。それを理解するとき、いかに原発を抱えて、集団的自衛権で戦争に突っ込んでいくことが、危険なことか、はっきり分かります!

 原発問題、米軍基地問題、集団的自衛権による戦争法案の問題、そして何より、辻褄の合わないことを言ってはその場その場をごまかし続ける安倍政権の正体について、真剣な関心のある方は、全国各地の抗議集会に行きつつ、スマホでダウンロードして読んでください!

 日本ががんじがらめの属国であることがわかるし、日本会議系のエセ右翼、エセ保守、エセ愛国者、歴史修正主義者、レイシストらが、米国には追随なのか、よく見えてきます。安倍晋三を頂点に、麻生、稲田、末端は武藤貴也に至るまで、彼らがまるごと売国奴であると、よくよく分かります。

 この貴重なインタビューの全文文字起こしをリライトし、分かりやすい注釈を加え、読み物として充実させたテキストを、「岩上安身のIWJ特報! 3.11以降、日本人は大きな謎を解くための旅をしている~戦後日本の『闇の奥』に迫る!『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー」と題して、メルマガ「IWJ特報!」で発行します!

「IWJ特報」は、本をめくる感覚でメルマガが読める電子書籍フォーマット「ePub(イーパブ)」にも完全対応! 動画の配信を見ながら、テキストで確認すると、より理解が深まります。必読の内容ですので、ぜひ、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

※メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから
・まぐまぐ: http://www.mag2.com/m/0001334810.html
・ブロマガ: http://ch.nicovideo.jp/iwj
・月額864円、初月無料

【岩上さんによる矢部宏治氏インタビュー記事・動画はこちらから!】
・2014/10/13 「戦後再発見双書」プロデューサーが語る、日米関係に隠された「闇の奥」~岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー http://iwj.co.jp/wj/open/archives/181723

・2014/11/02 国際社会の「敵国」であることを自ら望む日本の病 ~岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー第2弾 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/201949

■わとはぷ!のコーナー

 今日は「マッカーサー進駐記念日」で、1945年のこの日、GHQ最高司令官・ダグラス・マッカーサー元帥が厚木飛行場に到着したそうです!

 パイプを片手に飛行機のタラップから降りてきた、あの有名な写真を思い出します。あ~、イラッとする。ま、マッカーサーといえば日本占領の象徴みたいなものですから、未だに日本が米国の占領下におかれているということを考えるには、今日はうってつけの日かもしれませんね。

 日米安保、日米同盟、ありがたい話じゃないか、というのんきなことを言う人は、日米地位協定と日米合同委員会の存在と実態もよーく知ってくださいね。

 本日、どどどっと発刊予定のメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、『日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか』の著者、矢部宏治さんの超ロングインタビューのフルテキストです! じっくり読み返してください。日本は独立主権国家とは言えない。ずっと占領は続いているんですよね。このたびの集団的自衛権の行使容認と一連の戦争法案は、その延長線上にある話なんです!

 マッカーサーには、イラッとしますし、彼が日本人は12歳の子供だと見下した発言をしたこともイラッとしますが、言われてしかたのないところも、あったでしょう。

 ただ、おかげでいい憲法にはなりました。そして今、その憲法を守るための闘いをしているという、皮肉。まぁいろいろ複雑な思いがわきますが、米国の占領統治にはプラスもマイナスもあった。その隠されたマイナスが明るみに出ないまま、プラスの部分が削られつつある、ということが、問題だと思うのです。

 マッカーサーの幻影とともに、今日、安倍政権には空の彼方に消えてもらいましょう。これは真の民主主義の高まりであり、同時に、真の主権回復への第一歩だと思います。そうしなければ、いけない、と強く思います。いずれは、米軍が管制する横田空域も嘉手納空域も返還してもらい、日米合同委員会などおさらばしなくては!

 岩上さんが、IWJ立ち上げの当初から言ってきたことは、IWJのIは、Independence、つまり「独立」という意味の「インディペンデンス」ということです。我々の目指すところは、真の民主主義国として、真の独立を果たすことであって、戦前・戦中の「大日本帝国」の復活として、独立するんじゃありませんから。

 皆さん、頑張りましょう!

 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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