民主主義や立憲主義よりも自分たちの「生」が危ぶまれているということ(by SEALDs)〜IWJの新作Tシャツ「Talk about democracy and constitution」のご紹介!

 Talk about democracy and constitution!寄稿文企画と連動して、伝説のTALK ABOUT DEMOCRACY Tシャツがリニューアルを経て、復活しました!イエイ!ということで、このコーナーでは連日、IWJの新作Tシャツ2枚をご紹介していますが、Tシャツを紹介する前に、8月16日の解散記者会見で、元SEALDsの奥田愛基さんたちが話していた印象的な言葉について、先に触れたいと思います。

 「SEALDs解散にあたって、何で解散するんだと色々意見はあると思いますが、一つ、ずっと大事だと思ってきたことは、日常を肯定すること。自分自信の『生』を、生きているということを肯定することです。別に安倍政権に『NO』だからというだけで、こういうことをやってきたわけじゃありません。

 そういう順序ではなく、自分自信がどう生きていきたいかと考えたり、思い悩んだりすることの方が大事で、それから出てきた結論として、今、政治に対して、何か言わなければいけないと思ったから声をあげてきた」

 奥田さんに続いて、元SEALDsの牛田悦正さんも、SEALDsの行動の本質にあるものは「民主主義でも自由でも、立憲主義でもなく、このまま生きていけるのか、子どもが産めるのか、将来がつくれるのかという漠然とした不安、つまり『生』そのものが危ぶまれていること」への危機感だと話しました。

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ドイツ憲法の「緊急事態条項」と自民党の改憲草案を比較、検証!まだまだご寄稿を募集しています!「みんなで語る『改憲への危機感』~Talk about Democracy and Constitution」のご紹介!

 おはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。

 昨日は真夏日の日差しに身体が溶けそうになりましたが、いつの間にか、夕暮れ時はどこか秋の気配さえ感じる時期になりました。

 8月もそろそろ終盤を迎えます。来月の半ばからは約3ヶ月におよぶ秋の臨時国会が始まると見られ、野党は5兆円超えの年金積立金損失の問題やTPP、甘利明前経済再生担当相の証人喚問を要求する予定とか。そしてもちろん「気配」といえば、憲法改正の足音が一日一日と大きく聞こえて来ています。安倍首相らは、衆参の憲法審査会でどの項目から改正するか、逐条審査を始める方向で動いているようです。

 一度、議論が始まれば、いくら国民が異を唱えても、数の力で押し切られ、政府・与党のいいように事が進んでしまう危険性が高い。個人的には、民進党の岡田克也代表が7月14日の会見で述べたように、安倍総理が「立憲主義を順守する」との条件を守らない限り、改憲の議論には応じないという強い姿勢を、9月7日に就任する民進党の新代表にも貫いてほしいと思います。

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